2021年7月21日水曜日

小型工作機CNC2418 その82(高速ブラシレスモーターの30000rpmで試し削り)

前回の「その1」は、この状態で先送りしてました^^;
「装着に奮闘・その2」になる予定でしたが
やっぱここまできたら「試し削り」が先ですよね(^^)

ちなみに、現時点の総額は、
・本体&ボード:US$ 7.25(送料 $ 4.54)
・コレット&ナット:US$ 2.90(送料 $2.74)
・アルミパイプ 45mm径・2mm厚・10cm長:750円
・アルミ板 0.5t 100X200mmの1/3:226円 ÷3≒75円
・アルミ板 0.8t 200X300mmの1/15:681円 ÷15≒45円
・4010 24Vファン:US$ 8.19/2個(45% OFF、送料無料)
・グロメット:158 ÷6≒26円
合計:$14.245+送料$7.28+896円≒3264円(110円/$にて)
ん~ん、もうこんなになってるのか~(´-﹏-`;)
こうゆうものは計算しちゃいかんですね~
まあ、かなり楽しめてるからいいかな(^^)

もう我慢できなくなってきたので^^;
ドライブボードは、仮固定どころか、ゴムで支えるだけにして
ちょっとアルミ切削の威力を確かめます。

テスト中の全景はこちら^^;
手前にぶら下がっているのは、動画撮影用のデジカメ
やっぱ固定できると両手が使えてなかなか便利ですね~(^^)
デジタルメーターは、温度計と電圧・電流・電力計です。
切削屑の飛散防止には、紙の防御壁がとても便利ですよ~^^;

ちなみに、デジカメをこれで固定しています。
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上のは、45mm以下の普通の机なら問題ないのですが
マーティー工房のリビングのテーブルが50mm以上で固定できず(T_T)
ブラケットだけ、この55mmまで可能なのに付け替えてます。
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それと、初登場の電圧・電流・電力計!
負荷が掛かると電力が変化して何かわかるかも?
昔買ってて、US$ 3.92(送料無料)だったのに
US$ 6.28(21% OFF、送料 $ 3.92)
楽しいAliでのお買い物も終焉が近づいてるのか(T_T)
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店に結線の画像があります。
電源、7~12Vだったかあ~

わざわざ外部電源もってくるのも面倒だな~
そうだ!CNC2418のコントロールボードWOODPECKERの
この端子から12Vを取ることにします。

現在は、周辺にゴチャゴチャいっぱい付けて、こんな状態です^^;
下側の基板は「小型工作機CNC2418 その47」で製作したもの。
主にレーザーダイオード用のTTL信号生成回路が乗ってます。

で、ドライブボードの方はと言うと、こんな状態!
わりと柔らかいゴム板を折り曲げて支えてるだけ^^;
これが落ちるようでは「振動が多過ぎ」の目安にもなるし~
まあ、早くやりたいのであります(^^)

温度計のセンサーは、クリップで留めです。

エンドミルは、HANGXINの2-Fluteトウモロコシタイプ、
この店の[3.175x17mm]1本 100円程度です。
US$ 11.39/10本組(5% OFF、送料 $ 3.04)
これも買った時は、送料無料だったのに(T_T)
前々回の「その80」、手に持って試し削りしたアルミ板です。
上部中央辺りがこの前削った箇所。

板厚2mm!

まず、アルミ板をエンドミルに当てながらX軸にほぼ平行に固定して
更に一度、均し切削しました。
右側のステーで固定してて、その左側は、折れ曲がっているので
削る部分は、ステージより5mm程浮いてて、
前々回の「その80」の最後、手に持って試し削りした感触では、
一気に2mmいけそうなので(^^)
エンドミルはアルミ板底面より1mm程下げて、RESETして原点とします。

まずは、ミルの側面で直線削りの様子を観たいので
上の状態でX軸(左右方向)に10mm切削してみます。
深さというか、Y軸方向は、0.2mmからかな^^;
Candle(GRBL Sender)のJogで後方に0.1mm F50で2回=0.2mm切削して

右から左方向へ切削を進めます。
ちと遅めのF200でいけると思うのだが...

では、その工程を動画で!
最初は、0~21.6V(30000rpm)まで電圧上げて、
・00:20~ 0.1mm奥に2回進めて切削、つまり深さ0.2mm
その後、PCのCandleの設定に手間取って何も削ってません(-_-;)
電流がややふらついてますが、無負荷で30Wってところ
・00:38~ F200で左に切削開始しています。
筐体の振動もなくスムーズに切削できてる感じです。
ちと電力計の応答が遅いけど、最高時 36.1Wかな
切削は、心地よい音でいい感じです(^^)
【2mmアルミ側面切削@30000rpm F200 DOWN-Cut 水平方向0.2mm】
 アルミ板: 2mm厚
 深さ: 2mm
 水平方向: 0.2mm
 F200 ダウンカット
 エンドミル: 2-Flute トウモロコシタイプ Φ3.175
 回転数: about 30,000rpm @21.6V 
 スピンドル・モーター: 3相ブラシレス (Nidec 21F706L040)

上の動画の後の写真撮り忘れたので(-_-;) 別の部分ですが
同条件の切削後、エンドミルの右側10mmです。

拡大!
トリミングで拡大したのでちとボケてますが
切削面は、まあキレイじゃないかと思います。

次は、F200のままで深さ0.3mm、切削部分だけです^^;
一応、切削音は良さそうな感じです。
パワーも最高時 36.6Wで、0.2mm時のより僅かに増えただけ。
【2mmアルミ側面切削@30000rpm F200 DOWN-Cut 水平方向0.3mm】
 アルミ板: 2mm厚
 深さ: 2mm
 水平方向: 0.3mm
 F200 ダウンカット
 エンドミル: 2-Flute トウモロコシタイプ Φ3.175
 回転数: about 30,000rpm @21.6V 
 スピンドル・モーター: 3相ブラシレス (Nidec 21F706L040)

これも動画とは、別の場所ですが(-_-;)
エンドミルの右部分、若干ですが、均一な切削ではない感じですね~

拡大!
微妙に凸凹になってます。
たぶん、削り過ぎの凹はなく、削りが浅い凸だけでしょう。

では、F200 ⇒ F100に落とします。
ちょっと近づいた動画で!
【2mmアルミ側面切削@30000rpm F100 DOWN-Cut 水平方向0.3mm】
 アルミ板: 2mm厚
 深さ: 2mm
 水平方向: 0.3mm
 F100 ダウンカット
 エンドミル: 2-Flute トウモロコシタイプ Φ3.175
 回転数: about 30,000rpm @21.6V 
 スピンドル・モーター: 3相ブラシレス (Nidec 21F706L040)

切削後のショット、エンドミルの右側
F200よりかなりいいのではないかと。
今度は、動画と同じ部分です^^;

拡大!
微妙に平らじゃないかな~

以上は、右から左方向に切削したので(エンドミルは時計回り)
Fusion360の説明図を拝借して~
今のアルミ板とエンドミルの位置関係だと
アップカット:からへ切削
ダウンカット:からへ切削
なのでダウンカットでした。

Fusion360のポップアップの解説にこれがあります。
「剛性の低い加工機で使用されます」ってのがあるので、

一つ前の0.3mm F100をアップカットのアップ(ズームです)
【2mmアルミ側面切削@30000rpm F100 UP-Cut 水平方向0.3mm】
 アルミ板: 2mm厚
 深さ: 2mm
 水平方向: 0.3mm
 F100 アップカット
 エンドミル: 2-Flute トウモロコシタイプ Φ3.175
 回転数: about 30,000rpm @21.6V 
 スピンドル・モーター: 3相ブラシレス (Nidec 21F706L040)

アップカットなので、左から右に掘り終わった所、
エンドミルの左側が切削部分です。

拡大!
ダウンカットより幾分キレイな気がします。
剛性が低いCNC2418では、アップカットの方がキレイなようです。

もう一度、同条件のダウンカットの拡大写真
微妙な差ですが・・・^^;
今思うに電力計が見えるように動画撮っとけばよかったかな~
早く先に行きたいので、省略~^^;

では、
水平方向:0.5mm、F100をやります!
ん~ん、なんか引っ掛かってるような動きです。
00:09 に最高の43.9Wが出てます。
筐体の振動は大きくないですが、これは明らかに無理してるっぽい。
【2mmアルミ側面切削@30000rpm F100 DOWN-Cut 水平方向0.5mm】
 アルミ板: 2mm厚
 深さ: 2mm
 水平方向: 0.5mm
 F100 ダウンカット
 エンドミル: 2-Flute トウモロコシタイプ Φ3.175
 回転数: about 30,000rpm @21.6V 
 スピンドル・モーター: 3相ブラシレス (Nidec 21F706L040)

そのまま、F50で右へバックして均して~
あっ!切削面の写真撮り忘れてた(T_T)
ので、もう一度、同じ設定でやって、切削面を撮影!
切削面は、エンドミルの右側ですが、かなりバタついてます。
これじゃ~ダメですね~(T_T)

拡大!
完全に荒削り状態ですね~(T_T)
もう一度やって均すとキレイになるのですが

次は、同じ設定で、左から右へ切削するアップカット。
0.5mmF100のアップを電力計が見えるように撮り直し
00:04 の38.2Wが最高のようです。
先のダウンカット時の最高 43.9Wより大幅に少ないですね~
最後の方で45.6Wでてるのは、右壁に当って接触面積が増えてるからです。
【2mmアルミ側面切削@30000rpm F100 UP-Cut 水平方向0.5mm】
 アルミ板: 2mm厚
 深さ: 2mm
 水平方向: 0.5mm
 F100 アップカット
 エンドミル: 2-Flute トウモロコシタイプ Φ3.175
 回転数: about 30,000rpm @21.6V 
 スピンドル・モーター: 3相ブラシレス (Nidec 21F706L040)

アップカット(左から右へ)した箇所は、エンドミルの左側です。
ちなみに右側は、上の写真のダウンカットの後、
左から右へ再切削してるのでキレイになってます。

拡大!
エンドミルの左側です。
3つ前のダウンカットに比べ、格段にキレイです。

2mm厚の側面切削は、
水平方向0.3mmのF100でアップカットが安心という所です。
30000rpmの威力と言っていいのだろうか?
もっとも20Wそこそこの775モーターとの比較の話ですが(^^)

以上は、側面切削だけだったので、過去の切削と比較してみます。
同種のアルミ、同じエンドミルで、Φ5 ⇒ Φ10 にしたショットです。
30分弱かかったので、動画はないです。
775モーターMaxで約10000rpm
深さ:0.07mm、水平方向:0.3mm、F180
「Feed 150%(F270)でも大丈夫」
「最外周はFeed 100%(F180)がちょうど良さそう」
と、日誌に記録されてます。
775モーターの電力を測ったことないけど、20W程のようです。

さて、10000 ⇒ 30000rpmでどうなるか?
上では、深さ:0.07mm 、水平方向:0.3mm、F180
でしたが、側面+下側の切削も加わるので、
深さ:0.5mm、水平方向:0.3mm、F100
からやってみることにします。
アルミ板のΦ6の穴(写真中央)をΦ8に広げてみます。
0.5mmを2周掘って、最終深さは、1.0mmにするかな。

Fusion360を立ち上げて~
う~~っ!なんか重くなってるような...(T_T)
下穴Φ6ですが、目視でセンター合せするつもりなので、
クリアランスをみて、Φ5.5から広げる設定にします。
スケッチには、下穴径Φ5.5を描いておきます。
Φ8部以外を上に2mm押出してモデルを作ります。

Φ5.5のスケッチは、CAM設定で使うので表示されておきます。

CAMに行って~ ・・・今は「製造」でした。
モデルトップの中心に原点があることを確認します。

ストックのタブに行って
[モード]:「固定サイズチューブ」にして

[ストック直径]は適当でいいですが、
[ストック内径]と[長さ]は、アルミ板に合わせたら
設定は完了。

[2D]-[2Dポケット]にして

エンドミルは、3.175mmを指定して
スピンドルモーターを外部電源で回すので、回転速度は無関係。
[切削速度]100mm/min(F100)
[ランプ送り速度][切り込み送り速度]は、1/3の30mm/minにします。

右のタブに行って、Φ8の穴を選択して

マーティーのいつのも設定です。
深さ1mmまで掘るので
[ボトム高さ]は、「モデルトップ」から「-1」にします。

[公差]:0.01mm
[横方向の補正]:左・・・ダウンカット(反時計回り)
[最大切削ピッチ]:0.3mm
アップカットにしたつもりだったのですが、
後でダウンカットだったことに気づいております(T_T)
選択肢が「左」「右」は紛らわしいですね(´-﹏-`;)
この時はまだ[円滑化公差]のことを知りませんが(T_T)
ツールパスをこの投稿の下の方で解説する 2 にすべく
[円滑化公差]:0.01mmにした方がいいでしょう。

下の方の[複数深さ]にチェックを入れ
[最大切り込みピッチ]:0.5mm
[均等切込みを使用]にチェック入れ
一発勝負なので[仕上げ代]のチェックを外します。

次のタブでは、
「進入」「退出」は、いらん動作することがあるので
マーティーは、いつもチェック外します。
ちなみに、マーティーのCNC2418にはリミットSW付けてません。
手動で切削開始点に移動して、RESETで原点を設定しております^^;

その下の[ランプ]部、
[ランプ除去高さ]:0.1mmにします。
下穴がある場合、デフォルトの2.5mmだと、
中央の穴部分にゆっくり降りてくる時間が長くて
かったるいからです^^;

[ランプ]の▼で項目を閉じて~
更に下の項目[位置]で[下穴ドリル位置]の[無]をクリックしてから
カーソルをモデルの下穴スケッチに置くとブルーになるので、
クリックすると、


下穴スケッチの中心が白丸になって
[下穴ドリル位置]が[点]に変わります。

2Dポケットの全ての設定が終わったので[OK]すると
しばらくしてストックとツールパスが現れます。

拡大!
久しぶりにやったので、すっかり忘れてて
で復習してやっとできました^^;
下穴から開始するツールパスは、複数穴ではできません。

真上から
直径5.5~8.0mmまでを半径0.3mmピッチで切削するので
(8-5.5)÷(0.3x2)=4.167 なので
0.3mmで4周+余りの0.05mmの合計5周
余りは、最後の周にしてくれると端面がキレイになって嬉しいのだが
なんて思いながら、執筆中によく見ると、
あらっ!幅が均等じゃないぞ~
外周に行くほど、間隔が広くなってる。
Fusion360さん何故こんな事するのかな~(T_T)

既に切削を終えて、執筆中ですが、
今やって記録しとかないとすぐ忘れるので(-_-;)
ちょっと横道に反れますが、執筆中に、下穴指定しない場合を試したら
中心からのツールパスですが、幅は、均等じゃないですか!

しかしな~どっかに設定があるんじゃないか?
パスについては、この[円滑化公差]しか弄れるとこなさそうだけど
ポップアップの解説では、関係なさそう・・・

ダメ元で、デフォルトの「0.1mm」から「0.01mm」にしてみると、

できるじゃないですか!
下穴指定しない時は「0.1mm」でも等間隔になってたのに...
あれっ?でもパスが4本から5本に減ってるぞ(・o・)

いや~ちょっと設定沼に嵌ってしまった~(´-﹏-`;)
でも、このままでは気になって執筆が先に進まんし~
スクリーンショットをPowerPointに貼り付けて^^;
ツールパスの中心からの位置と切削量を測ってみると~
Gcode見れば正確に判るでしょうが・・・(-_-;)

 1 ストックは、ノーマルの直方体、(下穴指定は反映されない)
 黒数字:切削穴中心からエンドミル中心の距離[mm]
 ()内:切削量[mm]
中心から0.3mmずつ均等になるやつです。
Φ5.5をΦ8に広げる切削なので、
全切削量は、(8÷2)-(5.5÷2)=1.25mm で
[最大切削ピッチ]:0.3mmにしているので
1.25÷0.3=4周の余りが最初の切削量になります。
0.29は読み取り誤差なので、正確には0.06は0.05mmでしょう。

 2 今回の切削に使った[ストックモード:チューブ]
下穴指定有り、[円滑化公差]:0.1mm、ツールパス間隔が不均一なやつ。
[最大切削ピッチ]:0.3mmにしてるのに、
5周で切削の2~4周目は、0.2mmになってるのか~(T_T)
もしかして、[円滑化公差]分が[最大切削ピッチ]から引かれるのかな?
でも、1周目:0.4と5周目:0.24の理屈がわかりませんね~(T_T)

 3 これは[ストックモード:チューブ]
下穴指定有り[円滑化公差]:0.01mm、ツールパスが等間隔になったやつ。
これも[最大切削ピッチ]:0.3mmにしてるにもかかわらず、
上の「」の様に1.25÷0.3=4周の余りじゃなくて、
1.25-0.3x3周=0.35(図では0.38)と0.3mmをオーバーするかあ(・o・)
0.29は読み取り誤差だと思ったけど
[円滑化公差]分が[最大切削ピッチ]から引かれるとすれば、
0.29は、0.3-0.01で辻褄が合うのだが・・・真相は不明(T_T)

さ~て、どれがいいのか?
下穴が大きいと、何もない中心部での削る動作が嫌だし、
下穴指定して[最大切削ピッチ]が設定より大きくなるのも嫌だな~(T_T)
今回たまたま、下穴径を-0.5mmしてるので、実際の1周目の切削量は、
 2 の0.40⇒0.15mmに、 3 の0.38⇒0.13mmになります。
ちゅうことで、
直径で0.5mm小さい下穴スケッチを入れ、下穴指定して、
[円滑化公差]:0.01mmにする 2改 (図はない)が意図に最も近いかな~
下穴が小さいか無しの場合、 1 ということにします。

大幅に横道にそれましたが、大事な設定を発見して良かった事にしよう^^;
気づいたのは、全ての切削が終わってからなので
この先は、上記 2 のこのツールパスでやっております(T_T)
たぶん、5周の切削量は、内側から
0.15、0.2、0.2、0.2、0.25mmだと思われます。

シミュレーションは、問題ないようです。

ちなみに
ストックを普通の立方体の「相対サイズボックス」にすると
下穴を指定しても、ツールパスは、この様に中心からになります。
中心部分は何も削るものがなくて無意味で時間が無駄になります。

いつの間にか、シミュレーションに
[精度]と[不透明度]のバーが追加になってます。

所要時間:1分38秒の予定なので、
モーターの発熱は気にしなくていいですね。

ポスト処理します。
[Safe Retracts]は、「Clearance Height」が
従来の「G28 OFF」になります。
前々回の長い投稿の中頃で違いを調べてます。

できたGcodeをCandle(Gcode Sender)にLOADします。
zCandle1182を愛用しています。
Function KeyでOverridingの操作ができるCandleの改造版です(^^)

お待たせしました^^;
アルミ板をセットして、やっと切削です!

では、動画を!(^^)
最初の方は良さげなんですが、途中から怖くなってきて、
PAUSEボタンに指を掛けてます^^;
特に最外周の時は、ドキドキです(´-﹏-`;)
1周目だと00:31で44.6W、00:35で46.4W、00:37で46.7W、00:42で47.4W
00:31~48までずっと45W超、最高は、00:45の47.4Wかな。
2周目では、01:30の47.9Wが最高でしょう。
00:59で垂れ下がる黒いのは、ドライブボードを支えてるゴム板です。
観てられる程でしたが、振動が多いことを物語ってます。
【30000rpmでアルミの穴拡大01】
 アルミ板: 2mm厚
 Φ6 ⇒ Φ8 へ拡大切削
 深さ: 1mm (0.5mm で2回)
 水平方向 5周: 0.15, 0.2, 0.2, 0.2, 0.25mm
 F100 ダウンカット
 エンドミル: 2-Flute トウモロコシタイプ Φ3.175
 回転数: about 30,000rpm @21.6V 
 スピンドル・モーター: 3相ブラシレス (Nidec 21F706L040)

切削前、Φ6です。

切削後
底面の削れ方が変です。
深さ1mm削ったので、下1mm残ってるはずなのですが
スカート状になってるっぽいですね~(T_T)
Zゼロ調整ミスったかな?

ちょっと上方から
一応、穴は大きくなっていますが、外周がめくれ上がっています。
まあ、この辺りは、仕上げすれば大丈夫でしょうが
やはり底の残り方が妙です。

途中で垂れ下がってきたのは、中央の柔らかいゴム板です。
ドライブボードをモーターブラケットとで挟んでるだけです。

この状態になってました。
余り切れなので、形がイビツです。

クリップで止めた温度センサーは、ズレたりしてないです。

このミルで大きな木のネジ溝を切削した時は、強烈な振動で

気がついたら、Z軸のスライドブッシュがずれ落ちたもんだから、
直ぐにPAUSEしてスピンドルを止めて入れ直しました。
これよりは、遥かに少ない振動でした。

もう一つ削ろうかな(^^)
アルミは、これの方がいいんじゃないかと思い出した
同じ3.175mm径で、スパイラルの4-Flute です!
捻れ模様がなかなか格好いいんです(^^)

買った時の店はもう存在しませんが
上のは、3.175 x 22mm、5本で$10.88だったのでこれが近いかな?
US$ 23.29/10本(35% OFF、送料無料)
AliExpress.com Product - 10PCS 3.175*15mm Solid Carbide 4 Flute Mill CNC Cutter Wood Router Bits Set, Mini CNC Router Bits for Acryl Wood Milling Cutting

同じ長さだと、、
US$ 11.44/10本(8% OFF、送料無料)
AliExpress.com Product - 10 x Alloy CNC 4 Flute Spiral Bit End Mill Cutter 3.175 x 22mm Silver

同じΦ6の穴は、もうないので、幅6mmの長丸穴をやります。

では、動画を!
切削音の感じからすると、これ良さそうです。
1周目は、00:42の37.1Wが最高で40W超えはないですね~
先のトウモロコシタイプより10W近く低いかも(^^)
2周目は、01:20の40.7Wが最高、前後は40W超えなしです。
消費電力での観察はなかなか面白いです。
が、電力計、Refresh Rate: 300ms/Timesと遅いのがね~(T_T)
【30000rpmでアルミの穴拡大02】
 アルミ板: 2mm厚
 Φ6 ⇒ Φ8 へ拡大切削
 深さ: 1mm (0.5mm で2回)
 水平方向 5周: 0.15, 0.2, 0.2, 0.2, 0.25mm
 F100 ダウンカット
 エンドミル: 4-Flute スパイラルタイプ Φ3.175
 回転数: about 30,000rpm @21.6V 
 スピンドル・モーター: 3相ブラシレス (Nidec 21F706L040)

何事もなく切削終了!

下側1mmがちゃんと残ってます。
さっきやった右側のは、やっぱし下の1mmが見えないな~
外周のバリは似たようなもんかな?

別アングルから

例のゴム板は、落ちませんでした(^^)

ステージから外しました。

裏側

ストロボ焚かずに陰影を強調してみました。
ちょっと設定時の勘違いでダウンカットになっちゃいましたが
アップカットだともっとキレイにできたかも?

もう少し側面が見えるアングルで

裏側
右側のは、少~しバリが出てますね~何でやろう?

いや~、30000rpmの威力は、なかなかです。
これは、使えますね~\(^o^)/
真面目に取付と放熱を考えねば

Fusion360の妙な挙動で、水平方向 0.3⇒0.2~0.25mmになったので
・30000rpmで、深さ:0.5、水平方向:0.2mm、F100
・10000rpmは、深さ:0.07mm 、水平方向:0.3mm、F180
と、振動の具合から体感的に決めてましたが、
深さ:7.1倍、水平方向:0.67倍、速度:0.56倍
7.1 x 0.67 x 0.56≒2.7
体積x速度の比で、2.7倍ってことかな?
回転数:10000⇒30000と3倍なので、いいせんいってるかな(^^)
10000rpmの時もFusion360の妙な挙動で0.3mmより少ないハズなので、
丁度3倍位かも?
体積x速度の比例で考えてよさそうです。

電力計が45W辺りを超えるとヤバそうな感じなので
電力を監視しながらスピードを自動可変できるとよさそう
それにしてもモーター、公称200Wなんだが
この程度で45W、どんな負荷で200Wいくんだろうか?
筐体剛性と放熱をちゃんとやれば、凄いものになりそうなのだが...

そういえば、DREMEL4000の謳い文句に
「負荷時に一定速度を維持するための電子式フィードバック」
があったの思い出しました。
これも回転数を検出して、供給電圧を制御すればできそうだけど、
ホールセンサー出力は、HIGHインピーなので、分岐引回しは嫌だな~
かといってモーターの後ろに軸が出てないので・・・(T_T)

などと、ドライバ基板のパターンを追っていると、
おっ!FGってのがある!
(これに辿り着く迄の話は長いので別の機会に^^;)
ドライバICにHall Sensorの1つの出力がでてました\(^o^)/
Hall SensorをICで受けて、内部で整形してTTL信号が出てるのです。
でも、回転数は簡単に計測できるけど
回転数制御のFEEDBACK伝達系の時定数の設定地獄で大変かも?

モーター電源をPWM制御して
FEEDは、zCandleのFunction Key操作で1%刻みで増減できるので、
( zCandleは、GitHubのここにあります)
ATmega32u4を積んでるSparkFun Pro Microの
仮想Keyboard(USB-HID)でFeed Backコントロールできそうな?
実行に移すには、重い腰がなかなか上がりませんが(-_-;)

正直、素直に筐体を頑丈なものにして~
スピンドルモーターやステッピングモーターを強力なものへと、
まっとうな方法でやればいいのでしょうが(-_-;)
なかなか遊びがいのあるモーターなので^^;

まあ、小手先で工夫するのも、楽しいので
もう少し遊ぼうかとしてたら(^^)
緊急事態発生であります(T_T)
ちょっと、工房の大事な装置が突然故障した(T_T)
せっかく調子に乗ってきたところですが、
ブラシレスモーターは、休みになるっぽいm(_ _)m

4 件のコメント:

  1. おはようございます! 大作の2 お疲れ様です。
    真似するにはチョット敷居が高いですね(笑)
    Alie送料も高くなっていますね。小物(Tr,IC等)は、送料で稼いでいる感あり! 猛暑に突入し、製作モード低下中です。

    IC

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    1. こんばんは~になってしまいました(-_-;)
      コメントの到着が遅くなってるようです(T_T)
      お褒めの言葉ありがとうございますm(_ _)m
      筐体設計とかは苦手ですが、
      こうゆう小手先の誤魔化し小細工はわりと好きです。
      早く流通が正常に戻って欲しいものです。
      猛暑で修理の方も進んでおりません(T_T)

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  2. こんにちは。ご無沙汰しております。ブラシレスいいですね~
    私のブログ止まったままですが、スピンドルはsainsmartの775モーター20000回転を謳う物に換装しました。
    いつの間にかsainsmartJapanなるものができており、ポチってみたらアマゾン便で来たのでおそらくアマゾンが国内代行なのかな~?2日で届きました。実測してませんが、明らかに回転数もトルクも上がりました。無改造で換装できるのでお試しあれ。

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    1. 音屋さん、お久しぶりです。
      775タイプの20000rpm、Aliでブラシレス見てたらチラチラ出てました。
      ちょっとグラっときましたが、
      30000rpm超えに目が眩んでしまって、
      切削よりモーターに遊ばれてる感じですね~^^;

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