何故か修理系は連続して発生しますね~
実家の壁掛型の扇風機です。
もう古いし高価なものではないので
新調しようと近くの店を3軒回りましたが
扇風機は売残り品処理中、この手のものは売っていません。
高級品が安くなっていました。
売場は、もうすぐ”こたつ!”に切り替わるそうです。
先週”こたつ”修理したですね~
ということでこれも修理してみることに。
この30cm羽のAC駆動の扇風機です。
リモコンで電源入れると
操作パネルのLEDは、弱・中・強と点灯変化しますが
羽は回りません、首振りも動きません。
制御系は、活きていますね~
まずは、操作パネルの裏蓋を外します。
TO92の小さな、たぶんトライアックで
モーター巻線へのAC100VをON/OFFするようです。
品番見るの忘れました。
交流のゼロクロスでON/OFFしているのでしょう。
これが一番弱そうですね~
灰色の線に「COM」のシルクがあります。
ということは、緑、白、黄、赤の共通線でしょう。
AC電源を入れて
リモコンを操作しながら
緑、白、黄、赤 と 灰 のAC電圧をテスターで夫々測ります。
どれもAC電圧が出たり消えたり制御されています。
制御回路も出力段の素子も壊れていません。
今度は、緑、白、黄、赤 と 灰の抵抗値を
テスターで夫々測定します。
どれも導通がありません。
この灰色線が切れている可能性大です。
モーター部をばらしていきます。
後から見ると、ここは外さんでよかったですね~
緩めるだけで一汗!
赤いタイラップを切ります。
115℃で切れる温度ヒューズです。
テスターで調べると切れています。
これが切れるという事は、ここの温度が上がったということです。
調べるとモーターが重くなっていました。
軸受はそんなにすり減った状態ではなく
グリスをスプレーすると回転がなめらかになったので
ブラケットの滑り軸受にもグリスをスプレーします。
夏だけですが、かなり活躍しているので原因はオイル切れですね。
軸受さんもまだ頑張ってくれるでしょう。
後は、温度ヒューズを交換すれば治るはずです。
早速、グッデイへ定格96℃の次は、126℃しかなかったので
96℃品を購入。
2本入りで250円位。
何と温度ヒューズの足がハンダ付けされています。
この工具の赤点部を使ってリングスリーブでカシメます。
汎用の安い工具ですが便利です。
電工用のリングスリーブ小を使います。
元のようにタイラップで固定します。
前後のバランスをとる重りを取り付けて
まだ残暑が続くので早速元気に活躍中。
あれから7年の夏、2024年8月
元気に回っています(^^)v
モリブデングリースは、なかなかいいようですね~
3 件のコメント:
はじめまして、突然失礼します。
私の扇風機くんも同様の症状で動かなくなりました。
基盤も配線も極似しています。症状からして同じヒューズが原因だと思うのですが、テスターの使い方をお教え願えませんでしょうか?何分ど素人なモノでよろしくお願いします。
はじめまして、今夏扇風機が動かなくなりました。
症状は同じなのでヒューズが原因ではないかと思われます。解体したのですがテスターの使い方が今ひとつ分かっておりません!出来たらご教授願えませんでしょうか?参考になるページがあればお教え下さい。
ど素人で申し訳ありませんがよろしくお願いします。
応答が遅くなりすみませんm(_ _)m
テスターの使い方ということですが
基本的なテスターは、電圧計、電流計、抵抗計が一つになっただけです。
使い方がわかっても、測定するものがどうゆう回路なのか解っていないないと
測定値が正常なのか異常なのか判断できません。
素人が聴診器で心臓や肺の音を聞いても
正常かどうかわかならいのと似ています。
壊れている部品を仮定して
ある部品が壊れていれば、ある部分の測定値はこうなる
と想定ができて、初めてテスターで診断ができるのです。
それにはある程度の回路が理解できる知識が必要です。
まず、扇風機の回路が想像できなければなりません。
それぞれの部品の特性も知っておかなくてはなりません。
それがわからずにご自分で修理されると
火災に繋がる危険性も出てきますので
止めた方がいいです。
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