2018年8月25日土曜日

3Dプリンタ その07(放熱対策)

その03の時に、かなり丁寧に組み立てたつもりですが、
Z軸が重いのでA4988の電流設定を増やしており
Z軸のステッピングモータドライバA4988の発熱は、非常に気になる所です。
その04の初プリントでは、Z軸A4988:60.6℃
を記録していますが、もっと高くなる時もあるのです。
これでは、安心して長時間物の造形ができません。
まず、このヒートシンクに交換します。
US$ 2.35/10個(-6%)

Z軸だけ、ヒートシンクを交換します。
が、実は、これだけでは、ほとんど効果なかったのです。
コントロールボード横のファンの位置が悪く、A4988に風がほとんど当りません。
それと12V 0.09Aでレイヤーファンの12V 0.15Aより電流少ないのに
騒音がかなり大きいので、そのファンを取り去って、
手元にあった12V 1.3Wの小さなファンを針金で取り付けました。
これは、かなり静かになりました!
プリント中は、42℃程度にまで下げることができました。
これで一安心です。
ヒートベッド制御用のPower MOS-FETのモールド部分を測ってみると、
フルパワーになる最初の2分間は、60℃程に上がりますが
その後は、50℃弱で一定に落ち着きますが、少し風を当てたいですね~
その内、ファンダクトを作って1つのファンで
冷やすべき所に集中的に風を送れるようにしたいです。
後、電源パックの放熱もなんとかしたいな~

3Dプリンタ その06(Fusion360とRepetier-Host連携)

レイヤーファンとダクトを付けたので
テストプリントは、thingiverseのこれ
「Y Belt Holder for Geeetech & CTC Prusa i3 Pro B」ってのにします。
後で気づくに、レイヤーファンの効果がわからないモデルですね~
ダウンロードして解凍すると2種類出てきますが
「Geeetech_Pi3_Pro_B_-_Y_Belt_Holder.stl」にします。
所が、またもやトラブルに遭遇であります(´-﹏-`;)
何度やってもSlicer終了の後、強制終了するのです。
Slice直前のメモリ使用量が、
Sliceが終了した頃に3D Viewが消え、メモリが増加し始めます。
増加は、あるレベルで止まりますが、60sec程、応答なしが続いて
Repetier-Hostが落ちてしまいます。
たぶん搭載物理メモリ一杯まで増加しているようです。
前回のファンダクトでは、Slice前後でメモリはほとんど変化しないのです。
仕方ないので
Repetier-Hostのバージョンを上げることにします。
古いVer.1.6.0のUninstallはせずに、そのままVer.2.1.3をInstallします。
本家のサイトのここから
「setupRepetierHost_2_1_3.exe」をダウンロードします。
Repetier-Serverは、Installせず、キャンセルしました。
[Printer Setting]やSlicerの設定は、残っていたので、そのままです。
で、再度、Sliceします。
メモリは増加はしなくなりましたが、Sliceが終わると同時に
3D Viewが消え、数秒後に落ちました(´-﹏-`;)
もう一つの「CTC_Pi3_Pro_B_-_Y_Belt_Holder.stl」の方もダメです。
下のメッセージ欄には、特にERRORは、ありません。
***
22:22:16.523 : Analysing finished.
22:22:26.899 : Slic3r command:C:\Program Files\Repetier-Host\Slic3r\slic3r-console.exe --load "slic3r_settings.ini" --dont-arrange -o "composition.gcode" "composition.amf"
22:22:26.910 : Preferred name from Geeetech_Pi3_Pro_B_-_Y_Belt_Holder to Geeetech_Pi3_Pro_B_-_Y_Belt_Holder
22:22:27.448 : <Slic3r> => Infilling layers
22:22:27.450 : <Slic3r> => Processing triangulated mesh
22:22:29.470 : <Slic3r> => Preparing infill
22:22:29.577 : <Slic3r> => Generating support material
***
この後、これが出て
これが出る直前に3D Viewが消えて、数秒後にRepetier-Hostが落ちます。
ん~ん、どうしたもんか?.....

ちょっと、Fusion360で開いてみることにします。
久々に立ち上げたのでログインを求められます。
スカルプト作業場のメッシュになっています。
[モデル]メニューの[修正]-[メッシュ]-[メッシュからBrep]してみます。
この辺は、「感」で操作しています。
全体を選択して[OK]すると
元の[メッシュ ボディ1]の下に新しく[Body1]ができました。
普通のモデルに変換されたみたいです。
と、メニューにこんな項目を見つけました。
これを実行すると
このボックスがでてきます。
[プリント ユーティリティ]のプルダウンに[RepetierHost]があるじゃないですか!
これで[OK]すると
Repetier-Hostに引き渡すことができるようです。

お~っ! Repetier-Hostが自動的に起動しました。
Repetier-Host上にでてきました!
ファイル名は、妙な名前になっています。
このファイルの場所を探してみると
C:/Users/marty/AppData/Local/Temp/Neutron/
にstlファイルができていたので、一応、別の場所にコピーしておきます。
早速、Sliceすると、こんな警告が出ます。
「プリント可能領域からはみ出しています」とありますが
まずは、Sliceできるかどうか試したかったので、気にせず[OK]すると、
無事、Sliceが終了しました!
が!何と 212h 54m 1s
で、サイズを確認してみると、52cm x 31cm もの大きさです。
ここで、「はみ出し警告」の原因が分かるのであります。
元のファイルでサイズを確認すると、これです。
ほぼ10倍になっていることがわかりました。
Scaleアイコンで縮尺を0.1倍にします。
再度、Sliceします。
無事、そこそこの45m 12sになりました。
今度は、Repetier-Hostもフリーズせずに動いています。
レイヤーファンは、50%で開始することにします。
後で分りますが、これは、設定しても意味ありません。自動的に変動します。
プリントを開始します。
相変わらず最初のレイヤーは、今一よくないです。
1層目の0.35mmが厚すぎるのかもです?
2層目以降は、0.2mmです。
5分程進んだ所で、突然ファンが100%になりました。
いったいどこの温度で判断しているのだろう?
また、手動で50%に戻してみます。
Print Previewなどのタブを色々見ていたらRepetier-Hostが落ちました。
CPU能力をあまり食っていないのですが、デリケートなソフトのようです。
再度、最初からやり直しです。
所で、手前のゴミみたいな3つの突起は、何だろう?
モデルには、ないのです。
心配していた、ファンダクトの熱による変形はありません。
ドーナツの中に風が通っているので意外と大丈夫なのでしょう?
それにしても、手前の変なゴミも積んでますね~ 気になります。
その後、ファンコントロールが自動で頻繁に動くようになりました。
100 ⇒ 97とか微妙な時もあるし、ドンと39まで下がることもあります。
たぶん、フィラメントの送り量、XY軸の移動速度で制御している感じです。
動きがとても速く、ギザギザの所が機関銃のようで面白いですね~
動画で
この辺では、電源パックがかなり熱くなっていました。
上側:42.8℃
後側:42.8℃(写真は、偶然同じ温度でした)
少し場所を変えても似たような温度です。
ステッピングモータの動きが速いと電力食うようです。
できました!
まあ、穴のゴミ以外は、いい感じにできているようです。
 真上から
サポートのようなゴミは、
Repetier-Host v.2.1.3上で拡大しても、無いし
再度、Fusion360に読み込んでみますが、穴の中には何もありません。
スライサーSlic3rのバグだと思われます。
Curaを試したいのですが、まだ使い方がジェンジェンわからないのです(-_-;)
穴の前のゴミを取り除きましたが、中まであります。
綿を詰めたみたいな感じです。
中のは、スルッとは取れないので
ドリルビットを手で回して取り除きました。
上の写真の右上をマイクロスコープで拡大!
ギザギザのベルトが入る所は、糸引いてブリッジになっています。
ピンセットの先でブリッジを切って取り除きます。
ベルトの切れ端が入ることを確認します。
M3六角ナットは、一旦入れると簡単には出てこないほどギチギチです。
横からM3ボルトを入れてみます。
なかなか良さそうです。
ステージの裏のベルト留めと交換するわけですが、
取り付けには、ホットベッドを外さないといけないので、またの機会にします。
結局、レイヤーファンの効果の程はわからずじまい。
まあ、ノズルヒーター0の熱で溶けないことは、わかりました。
と、Fusion360からRepetier-Hostへのダイレクト引き渡しが、今回の成果です。