2020年6月20日土曜日

スイッチのジョイスティック交換

久しぶりの修理です^^;

スイッチのジョイスティックと言えば、任天堂のであります^^;
マーティーは、ゲームをすっかりやらなくなって数十年ですが、
頼まれたのは、工房の住人Cからで、事の経緯は、
・2018年11月16日
ポケットモンスターシリーズ
「Let's Go! ピカチュウ」「Let's Go! イーブイ」の発売の時に
スイッチ本体と一緒に購入したとのこと。

・2020年3月20日
「動物の森」を買って、最初は問題なく動作してたのが
段々と静止しなくなって、
ジョイコンから手を離しているのに左上に歩いて行き始め
最後は、ジョイコンを下向きにしても左上に行くようになったので
全く操作できなくなったのです。
設定でジョイコンの調整をしても治らないのです。
コントローラーソフトの更新してもダメというのです(T_T)

ちなみに設定のところに[コントローラーの更新]があり
最新の場合は、こう表示が出ます。
住人Cは、そうヘビーユーザーでもないので
壊れるのは、ちと早すぎです。
調子がおかしいジョイコンというのは、このジョイコンスティックで
症状は、左側のジョイコンだけです。
ジョイコンと本体は、この接点で繋がるようになってます。
本体側は、これで、
如何にもゴミが入り易すそうなので、最初に疑ったのですが、
ジョイコンをワイヤレスで使っても異常動作するので、
ここは無罪のようです。
で、AliExpressを探してみると、パーツだけ沢山売ってますね~
US$ 1.66(36% OFF、送料 $0.06)
ちょっとGoogle先生にも聞いてみると
このパーツだけ交換してるYoutubeが幾つかありました。
ソフト側の問題のような気もするのですが、
ダメ元で、念の為、3個ポチっ!^^;

1ヶ月ちょいかかってやっと届いたので、
ジョイコンを開けていきます。
この先、とても壊れ易い小さなコネクタとかあり、デリケートな作業です。
必ず復活するとも限りませんので、
言わずもがな、自己責任ということでお願いします。
で、左側のジョイコンを
裏返すと、4本のビスで固定されています。
が、これが、普通の+頭ではなく
特殊なY型なのであります。
そこで、大昔に買ってた特殊ドライバーセット!
中央のY型を使います。
PHS・携帯電話・・・ほとんど死語であります(-_-;)
確か、PHSは2019年1月でサービス終了したかな?
マーティーもギリギリまで使っておりました。
PHSは、端末が軽量で電池が長持ちして好きだったんですがね~
分解したことはないです(-_-;)
ちなみに、Y型の特殊ネジ用のドライバーセットもありました。
US$ 3.49(27% OFF、送料 $0.07)

ドライバーさえあれば、ビスは簡単に外せます。
4本とも長さは同じでした。
特に固い爪での引っかかりもなく
マイナスドライバーを少し突っ込んで、比較的簡単に開きました。
両面テープで固定されたリチウムイオン電池をそっと取り外して
赤丸部のコネクタをゆっくり上に引っ張り上げて引き抜きます。
電池ケースの3箇所(赤丸部)のビスを外します。
ここは、+頭です。
フレキが外れないように、そ~っと、電池ケースを横にどけて
まずは、
ジョイスティックのネジを外す時に、このフレキが邪魔なので
取り外しますが、
とてもデリケートなパーツで、壊れたら交換はまず無理なので
力を掛け過ぎないように十分注意して作業します。
小さなマイナスドライバーを灰色の羽根みたいなラッチの下に
ゆっくりともぐらせて
上に軽~く持ち上げると
この様に上に開きます。
フレキを写真の左方向に引っ張れば、
フレキが抜けました。
続いての難所は、ジョイスティックのフレキです。
このコネクタ、さっきのと似てますが、少し構造が異なります。
黒い部分にそ~っとマイナスドライバーを当てて
優しく上に持ち上げると、この様に開きます。
ピンセットでフレキをそ~っと引き抜きます。
ジョイスティックの2箇所(赤丸部)のビスを外して
ジョイスティックのノブを下のシートの丸穴をくぐらせて
そ~っと取り出します。
説明が前後しますが、
左側の黒のボタンパーツもバネが飛んでいくと大変なので外しておきます。
新品のジョイスティックです。
右がオリジナル
金具の形やフレキの色が異なっていて、全く同じではありません。
外形とかは同じなので、特に問題なく嵌りました。
2本のビスを留めて、ジョイスティックの交換は、完了です^^;
赤枠部のコネクタ、灰色のラッチは立てた状態で
フレキを差し込んでから
灰色のラッチを優しく倒して元通りに固定します。
裏蓋のフレキが外れないように、手前側に持ってきて
赤枠部の黒いラッチを立てた状態で
ジョイスティックのフレキを差し込んでから優しく倒します。
ここは、かなり差し込み難いです。
浅くしか入りませんが、真っ直ぐにできるだけ深く入れます。
今回の最大の難所であります。
このコネクタの接触もあまり良くないようで
1回目は、ここの接触不良で
ジョイスティックの中央ボタンが反応しませんでした。
 左のボタンパーツのバネが飛んでいかないように嵌め込みます。
電池ケースを乗せて、3本のビスで留めます。
電池を乗せて、コネクタを差し込みます。
電池からのコネクタは上から嵌め込むだけです。
裏蓋を嵌め込んでY型ネジで留めれば完了です。
下は交換したオリジナルのジョイスティック。
本体に装着して、起動したら、
この画面で[設定]して
[スティックの補正]すると
この画面になるので
交換した左のジョイスティックを押します。
調整すると、センターでピタッと止まるようになりました!
ソフトではなくジョイスティックが壊れてたんですね。
交換前は、中央のドットがフラフラして調整すらできなかったのです。
実は1個目は、ジョイスティックのボタンが効かなかったので
キャリブレーションできなかったので、
微妙に右に歩いて静止せず、左には走れず歩くだけでした。
たぶん、フレキのコネクタの接触が悪かったのだと思います。
3個あるので、別のやつを使うことにして
フレキにも接点復活剤を塗ってを挿入して、2回目は、完治しました。

最後に、アナログテスターの抵抗計で
交換したジョイスティックの各端子間の抵抗値を測ってみると、

異常品は、明らかに妙な値を示しました。
テスターの針もピタッと止まらず、大きく振らつくのです。
新品よりも抵抗値が大きくなって不安定なので
使っている内に、塗布された抵抗体が摺り減ったのか、
摺動肢が接触不良を起こしたのだと思われます。
今までのゲーム機より短い使用時間なので、明らかに耐久性不足ですね~
この手のパーツは、設計時に十分な耐久性加速試験とかされてるハズなので
パーツが製造上の不具合品だった可能性は高いですね~
上の表から中身はこんな回路と推測されます。
1~4、2~5は、繋がってないと思ったのですが
どうゆうわけか一定の抵抗値を示します。
まあ、明らかにジョイスティックそのものが原因だとわかったので
マーティーは、スッキリ^^;
住人Cも久しぶりにゲーム再開できて喜んでおります。

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