2019年3月30日土曜日

Mini AMPとギターコレクション

断舎離して色々HARD OFFに売りに行ったのだが
帰りには、これをかかえていました。
当然、赤字、よくある話であります(-_-;)

「電池では、音は出ましたが、
 ACアダプターで動作しませんでした」
と貼紙があって、税込み3240円だったのです!
旧型モデルですが、新品だと1万円弱のものです。
前から小さいのが欲しかったので、即ゲット!
VOX MINI3
仕様です。
DSPで処理してるだけあって、A/D D/Aは、24bitですね~
取説より
コントロールパネル
DSPによるAMPシミュレータです。
AMPモデルの解説です。
古い真空管アンプのシミュレーションが並んでいます。
実は、これが欲しかったのです。
取説より
EFFECTS:
強弱は変えられますが、
残念ながらフットスイッチは、付けれません。
COMP、TREMOLOは、GAIN系
CHORUS、FLANGERは、位相/Delay系のEffecterです。
取説より
ちなみにブログのタイトルバックの基板は、自作のFLANGERです。
原音をDelay量(0.3~6msec)を0.x~数10Hzで正弦波状に変化させて
原音をMIXすると耳が騙されて空間的にウネル様なフワフワした音になります。
2枚基板で左が信号系、右が制御系です。
回路設計は、かなり拘った記憶があります。
MN3006というBBD(CCDの音声版みたいな素子)を使っています。
制御系は、0.x~数10Hzの正弦波の生成がメインです。
結局、箱は作らなかったので、この状態です(-_-;)
マーティーの電子工作の原点は、Effecterなのです。
DELEY/REVERB
これもあると上手く聞こえます^^;
裏ぶたを開けると
電池が入るようになっています。
アンプシミュレータと電池駆動ってのが、ポイントでした。
定格出力:3Wのアンプですが、
わりと良さげな10WのSPEAKERがついています。
さて、工房とは、ちょっと離れますが、
ついでにマーティーのギターコレクションの記録をしておきます。

フルアコ:YAMAHA AE-11 1967~1971年製造
発売当時定価¥70000でサラリーマン2ヶ月分の給料だったとか。
ウエス・モンゴメリーも欲しいと言ったモデルらしい?
1979年に中古で買ったもので、ピックガードは、外しています。
ジョー・パスやジョージ・ベンソンに憧れていました。
特にバンド活動とかはしてないのですが、
Joe Passを崇拝しておりまして、
敬意を表して1曲だけ、アルバム「Virtuoso #2」のMistyを
1年以上かけて何とか覚えて、今でも忘れないように時々弾いてます。
が、聞かせられるレベルではありません(-_-;)
0フレットがあります。
弦は、Flat Wound!
Serial:23639 で1973年モノのようです。

エレアコ:TAKAMINE EN-10 1986~1999年製造
これは、いただきものです。
サウンドホール
Serial Number:96070968
頭の96は、1996年の意味でしょう。
ブリッジのピエゾピックアップで音を拾っています。

エレガット:Ibanez GA37STCE
Ibanez(アイバニーズ)星野楽器のギターブランド名です。
フィンガーボード幅がフォークギターとかより広く、クラッシックより狭い
ナイロン弦のガットギターです。
退職記念に新品買いました^^;
ボサノヴァ用です。
以前は、10曲くらい覚えていたのに
ちょっと間をおくとすぐに忘れてしまいます(-_-;)
ヘッドは、クラシックギターと同じです。
これもピエゾピックアップ・ブリッジで音を拾っています。

エレキギター:Burny SG
FERNANDESのGibsonモドキブランドで1970年代の製造ではないかと。
Gibson倒産のニュースを聞いた時はショックでした。
Distortionを力いっぱい聞かせてチョーキングすると気持ちいいです。
渡辺香津美のアルバム「TO CHI KA」の数曲、特にUnicornのアドリブを
19inchのオープンリールで回転速度1/2にして耳コピした記憶が蘇ります。
ここ数年使ってないので弦はサビだらけ(-_-;)
ヘッド

4弦ベース:GRECO MERCURY BASS
これは、Casiopeaをよく弾いてチョッパーしてました。
アルバム「Photographs」の「Looking Up」や「Misty Lady」
Bass 櫻井さんの時代です。
意外とビンテージものなのだろうか?
ネックジョイントプレート
H79なので1979年製かな?

5弦ベース:Ibanez SR 505
これは、息子用という名目で買ったもの(展示品で安かったので)
チョッパー(いつの間にかスラップという呼び名になってる)で、
塗装が剥げてます。
5弦の低音は重厚で気持ちいいです。
ネック裏
ボディ裏のQuality Inspectionに 06.3.22とあるので、
2006年製造のようです。
この中にOP-AMPのプリアンプが入っています。

フレットレスベース:Fender Jazz Base Fretless
どうしてもフレットレスが弾きたくなり中古を衝動買い!
弾きこなすのは難しいです。
渡辺香津美のアルバム「TO CHI KA」の
「Cokumo Island」のイントロとか弾くとカッコいいんです。
ヘッド
やっぱFenderはいい!
Made in Japan
Serial:C037322
Fenser JapanのSerial Numberでは、1985年~1986年製ということらしい。

一応、登場したアルバムですが、リンクはありません^^;

JOE PASS「Virtuoso #2」LPレコードです。
渡辺 香津美「TO CHI KA」
これもLP
Casiopea「Photographs」
今はなき「福岡 BLUE NOTE」でJOE PASSにサインしてもらったCD
高校の時に初めて買ったLP
DEEP PURPLEの「MACHINE HEAD」といえば
「Highway Star」ですね!
最初に買った安いストラトキャスターもどきで耳コピしたな~
ギターは、人に譲ったのでないです。
懐かしんでばかりなので、部屋の片付けが進みません(-_-;)
一応、CO2レーザーカッターと3Dプリンタの定位置は、決まりました!

2019年3月17日日曜日

小型工作機CNC2418 その72(A4988のDecayモード)

前回のA4988/TB6560の電流波形比較の途中で、
A4988のDecay調整抵抗に2種類あるのを見つけていました。

これは、今使っているX軸のもの
R4:0Ω
CNC2418についていたオリジナル(DZT's Store)
R4:15KΩ
色々勉強させられた予備ボードのもの(IROUTER Store)

A4988チップの本家AllegroのDatasheet(PDF)、ここ右のリンクによると、

これは、Fixed Off-Timeが異なるということです。
Rosc端子を[Vcc][GND][GND間に抵抗]の3つのモードがあります。
Vccにするのが、Fast Decayなしのようです?
・R4=0Ω  :tOFF 30μsec
・R4=15KΩ:tOFF 18μsec(R4 ÷ 825)
全部 automatic decayと書いてあるような気もするのだが???


一応、比較写真を載せておきます。
ノイズが少ない方が判り易いかもと、CT電流センサで観測しました。
まずは、
F500
電流ゼロを横切る所を拡大
何となくR4=15KΩの方がいいような感じがします。
ちゃんとしたオシロで横軸も拡大しないと何とも...
F100
CT電流センサなのでレベルは下がりますが、違いは見当たりません。
これも電流ゼロを横切る所を拡大
こちらは、差はないようです。
F50
CT電流センサなので更にレベルは下がりますが、違いはないようです?
レンジを上げておけばよかったのですが...
電流ゼロを横切る所を拡大
ゼロ付近で差が出るらしいですが、これも差はないのかな~?
今度は、速い方
F1000
下の山部が違っているような?
偶然かもですが、左の方が、暴れています。
F2000
歪み方は、同じようです。
1波長分に拡大。
こちらは、右の方が少しだけ暴れているようです。
やっぱし、まともなオシロで見ないといけなさそう。
ということで
マーティーの動作環境では、というか簡易オシロでの確認では、
A4988のR4の違いは、ないと見ていいようです。
VREF≒0.72Vなので、Peak 0.9Aの設定です。
この電流より低いか高いと様相が変わるのかもしれません。

この先は、TB6560を入手する前にDecayを調べてた際の忘備録です。
TB6560から更に乗り換えるという意味ではありません(-_-;)

ここのTI社のDRV8846の解説では、
上:低速減速モードと高速減速モードの比率を自動的に調整できる
 「適応型電流減衰(Adaptive Decay)モード」
下:同DRV8846でMix Decay モード(高速減速と低速減速とも 50%)
A4988のF1000やF2000の波形に似ています。


ちなみにAliExpressには、DRV8846を探してみると
チップだけありました(-_-;)
US$ 25/5個 だそうです。

TI社のステッピングモータードライバは、更に進化しているようで、

FUJI ELECTRONICS TECHNOROGY LABのサイトに
Decayの詳しい説明とTI社の最新チップの解説が日本語であります。
この第1部には、Decayの解説が。
やっぱし、高級オシロの波形は、見事です。

この第2部は、TI社の「AutoTune」についてで、
上記の「Adaptive Decay」より進化しているようです。
AutoTuneの2種類のモード
「Dynamic Decay」と「Ripple Control Decay」の解説や波形、
DRV8846、DRV8880、DRV8881E、DRV8886ATの比較表があります。

ちなみに、DRV8880のボードは、Pololuのここに売ってます。
860円/個
面白そうだけど、TB6560の倍の価格じゃ、
ちょっと遊んでみるという訳にはいきませんね~

AliExpressにも、DRV8880チップだけありました。
これなら半田付けはできそうですが...
US$ 32/10個

TI社のサイトでは、
この「How AutoTune regulates current in stepper motors」PDF
こちらの「Stepper motors made easy with AutoTune」PDF
がAutoTuneの元ネタのようです。

こっちには、A4988、DRV8825、TB6560の
加負荷時のトルク比較をされています。