2017年6月10日土曜日

小型工作機CNC2418 その17(集塵ホース取付治具1)

期待されている集塵ホースの取付具です。
PM2.5アレルギーで集中力低下しております。
この下にどう付けるか
まだFusion360でモデル作成中です。
かなり昔のDHCのサプリのケース
良いケースなので大中小取っています。
樹脂名は明記されていません。
取り外し式にしたいので蓋と本体を利用します。
高さ制限でCNC2418使えませんので
金切り鋸で短く切ります。
適当な位置に0.6mmの浅い穴を開けます。
そこにカメラの照準を合わせてカメラとスピンドルの位置関係を登録します。
bCNCなのでここでのやり方です。
カメラと穴を合わせています。
早速この前の「円に内接する直角三角形の斜辺は必ず中心を通る」定理を実践します。
使いまわしですが
次の図で円周上の適当な点①に照準を合わせ、X,Xをリセット。
X軸上を移動し円と交わった点②から垂直にY軸上を移動、
円と交わった点の座標③( X , Y ) から
( X/2 , Y/2 )で中心の座標を求めます。
地点①
地点②
地点③ X:23.73  Y:22.48
地点③の座標からX/2、Y/2の所に移動します。
[Command]欄に「G0 X11.865 Y11.24」入力します。
この状態でカメラが円筒の中心に来ています。
Probe]-[Switch To]はエンドミルマークになっています。
これは、現在「エンドミルモード」という意味ではなく
これ押すと「エンドミルモードに切り替える」という意味です。
 [Probe]-[Switch To]ボタンを押してカメラマークにすると
「エンドミルモード」になります。
スピンドルが円筒の中心に来ました。
3.175mmエンドミルでΦ5の穴を開けるGcodeをFusion360で作って
中心にΦ5の穴を開けます。
開きました。
ひっくり返して
この様に取り付けボルトをスライドナットを取り付けます。
百均で買った8mmレンチでステージにセットします。
先ほどと同じ要領で円筒のセンターにカメラを持ってきます。
一応、ボルトの頭にピントを合わせると
いい感じでセンターに来ています。
スピンドルモードにしてスピンドルがセンターに来ました。
綺麗に横切りする為、円盤ノコギリを使って
この前の方法でFusion360でGcode作ります。
円盤なのでこの様にステージにピッタリ付けてZゼロ調整。
横切り開始。
動画です。
溶着しかけているようです。
ぎりぎり大丈夫かな。
最後の最後で溶着して止まりそうになったので
ポーズを押しながらの1周でした。
隙間にカッターの刃を入れるとパリッと分離できました。
溶着したので断面は綺麗ではないです。
続いて裏返しにして
またボルトとスライドナットを付けます。
ステージに固定します。
カメラでエッジ強調してセンターを探します。
Command]に「G0 X16.25 Y11.9」と打ちカメラをセンターに移動します。
ここから大事な切削に入るので
中心がホントにズレていないか
外周ギリギリを0.3mm程削って狂いがないか確かめます。
大丈夫でした。
本番です。
切削するのはこれです。
複数深さ]にチェックを入れ。
深さ順]にチェックを入れておくと
4つの切込部を1つずつ切削していくのではなく
4つを少しずつ切削していきます。
柔らかめのプラスチックなので
1箇所を深く掘り込んだ時に強度不足で変形するのを恐れたからです。
ストックはモデルと同じサイズにしています。
切削にはこのPVC用エンドミルを使います。
2LX3.12です。

プラスチック系は切削屑が飛びます。
動画で
何と[Feed]バーが動くようになっています。
先読み分があるので数命令後に反映されるます。
この前のテストデータではなぜ動かなかったんだろう?
GRBL0.9ではだめかと諦めていただけに嬉しいです。
Feed:200では、ちょっと無理しているようなので
Feed:175で進めていきます。
Spindle]はバーも動きます。
Feed]右の▼で[Spindle]にすると%で可変できますね~
GRBL 1.1からのハズなのですが
先読みGcodeに完全に割り込んで即座に可変できるということなのだろうか?
少し遅れてでも可変できるので大変便利です。
次は、上側のΦ4の穴を0.6mmのエンドミルで掘ります。
あっあっと言う間に0.6mmエンドミルが折れました。
先の加工でFeed:175%(%追加 2018.3.12)にしたままでした。
新規にGcodeを読み込んでもリセットされません。
折れた軸は後で何かに使えそうなのでとっておきます。
....また折れましたー(T_T)
タブを付けてないので中心部が抜ける時に絡まった為です。
細いエンドミルでは、プラスチックが柔らいからと油断してはいけませんね。
結局、残りは、3.175mmのエンドミルを使いました。
最後に真中に穴を開けます。
位置がズレないように
ステーを両側に取り付けてから中心に留めていたボルトを外します。
真中も3.175mm PVC用エンドミルで切削です。
カッターでバリを取り
蓋のネジ部を回して分離します。
そしてこれ使います。
赤丸部のネジ山を少し削ります。
白い部分をスピンドルに取り付けます。
4mmビスで取り付け。
穴位置ぴったりです。
茶色部のネジ山を削っているので
この様に挿し込んでから少し回し込むだけで固定完了できます。
この下側の茶色部に集塵ホース取付具をつけて
取り外し式にするつもりです。

4 件のコメント:

昔青年 さんのコメント...

こんにちは 昔青年です。
集塵機の取り付け、完成が楽しみですね。
bCNCの活用も、スピンドルの調整までできるようになったんですね。 GRBL1.1からの対応と他のブログで見た記憶があり、GRBL0.9jの設定を確認した上で、書き換えようかと思っていました。
今の設定は、CNC2418購入時点のままで移動距離もあっているのですが、設定数値が、GRBLの設定説明と照らし合わせて当方には理解できていないので(ステップアップモーターの回転角度等々)バージョンアップを見合わせていました。
Fusion360での穴あけは、JW_CADでのそれより、簡単ですか?
スパイラルを半円の積み重ねで作図するのは、結構手間です。
 当方今は、各種エンドミル集めにいそしんでおります。(笑)

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

推測ですが、GRBL1.1で対応するのは
「リアルタイムに可変」ではないかと思われます。
PAUSEを押したら先読み分も実行せずに直ぐに停止するのと同じ様にFEEDを変えたら直ぐに反映されるようになるのかと思われます。
GRBL0.9では、例えば円形輪郭切削している時ですと
円形はGcodeで1命令なので、FEEDを変化させても、3~5周程回ってからやっと変化する感じです。
逆に直線や円弧が混ざった切削では、割りと直ぐにFEEDが変わります。
GRBL1.1は、ハードが対応しているのだろうかという心配もあり見送っています。
GRBLの各設定は、GRBLcontrolボードに記憶されているので
それを一旦Exportしてバージョンアップ後にImportできればいいのですが、まだ何も調べていないのでわからないですね~。
JW_CADとNCVCは学習の初期段階でFusion360を知って移行しました。
Fusion360での穴あけは、とても簡単です。
適当な円柱に穴を開けたモデルを描き
いつも使うCAM設定数値を入力するだけです。
穴だけはよく使うのでCAM設定はだいぶ見慣れてきました。
5分もあればGcodeまで吐き出せます。
1回の深さ設定があるのでスパイラルは考えなくていいです。
Φ4~6までの穴は、3.175mmで円形切削で開けています。
それより大きな穴は、中央部が最後の方で動いて危ないので
輪郭切削でタブを付けます。
エンドミルと同径の穴は、ジョグでZ軸を少しずつ降ろして開けたりしますが(笑)

昔青年 さんのコメント...

ご教授ありがとうございます。
GRBL0.9と1.1に、Arduinoとのピン配列に変更はないと情報を仕入れていたのですが。マーティーさんのチェック後にしておきます。(笑) ところで、以前製作した、Z軸プローブのスピンドルへの固定を3ミリねじでは、通常の、コレットチャックが、1/8インチのため、3ミリ用チャックに付け替えなければならないので、インチねじを購入すべくネジ専門店に行ってきましたが、年配の店員いわく、1/8インチのような、小さなネジは、もう製造していない。古いタンスなどに以前は使われていたとのことでした。

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

実はArduinoはまだ使ったことないのです。
ArduinoのCNCシールドにV3.1やV3.51とか色々あるですが
CNC2418のGRBLコントロールボードのバージョンがわからないし
今の所、加工には支障がないので、1.1にするのはかなり先になるかと。
1/8inchのコレットにハマるやつですね。
M4のネジをドリルのチャックで固定して回しながら少しずつ削っていくか
折れた1/8inchのエンドミルにネジをロウ付けしようかと考えております。
丁度今回エンドミルを2本も折ってしまったしですね(笑)