2017年12月23日土曜日

トランジスタの骨董品

ちょっとパーツの引き出しから探しものをしていたら
ぶっちゃけてしまいました。(´-﹏-`;)

骨董品と言っても江戸時代にはトランジスタはなく?
約半世紀、40年以上前からのコレクションがバラバラになってしまったので
片付けながらトランジスタのパッケージを見て懐かしんでいるだけですが。

昔~し
電気屋さんで壊れたテレビの基板やUHFコンバーターをもらったり。
金属回収業屋さんから電力制御基板みたいなのをもらったり。
近くに自動販売機の廃棄場があったのでその基盤から取ったり。
廃車のラジオ(AMしか聞けない)などなどを
ただ分解して部品をコレクションしていただけでした。

では展示会を始めます(^^ゞ

最初は、プラスチック・パッケージ達。
真中はスカート付きです。
なぜスカート付けていたのか今になっては謎です。
メタル・パッケージ達。
右の4本足(2SC563)は、E・C・B+CAN(ケース)です。
これは、メタルブラック弾丸型でカッコいいやつ SONY 2SD65
トランジスタ時代の先駆者「ゲルマニウム・トランジスタ」の方々。
左から2SA15、2SA354、2SB22、2SB22、2SB273(敬称略)
A354やB273でもゲルマニウムなのです。
ゲルマニウムも随分活躍していた時期があるのを物語っています。
JIS規格 2SABCD体系になる前の時代もあったようですが。
J-FET(接合型 FET)2SK30の3世代。
左は「K30」で「A」ついてない初代。
これもスカートついてます。単なる流行だったのだろうか?
真中は2代目。まだ樹脂充填されています。
右は、3代目の30A、フルプラスチックモールド。
最終版の「K30ATM」は持っていません。
珍しいものとしては、サイリスタ達。
左中の2SF248が定格6.5A、50Ap-pのようです。
大きいのは2SF124ですが、もはやスペックが見つかりません。
最後に幻のこれ!
2SH12:UJF(ユニ・ジャンクション・トランジスタ)
「ダブルベースダイオード」とも呼ばれていたものです。
ここに動作させている方がいらっしゃいました。
まだ555がない時代、これ1石で弛張発振できる貴重な存在だったのです。
またここには、UJT2石+Trで階段波を出しているのも。
現在は、2SH12(NEC)を検索すると日立のIGBTがでてきます。
日本では、UJTは製造されなくなったので
JISからEIAJ(今はJEITAかな)になった頃なのでしょうか?
「2SH」を「IGBT」に使い回したようですね~
ちなみにシンボルは、J-FETに極似です。
構造は、これです。
J-FETに似ていいるので、シンボルが似ている訳がわかります。

これで展示会終わりです。

2 件のコメント:

昔青年 さんのコメント...

懐かしいTRやFETですね。
といってもいまだに活躍しているものもありますが。
中学生のころに「初歩のラジオ」や「ラジオの製作」を見ながら部品集めをしたことが思い出されます。
今や、自分自身が骨とう品ですが。(笑)

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

昔青年さん、文系って聞いていましたが?
実は、中学の頃からやられていたんですね!文理両道ですか!
いやー「初歩のラジオ」「ラジオの製作」懐しい題名です。
「トラ技」も先生でした。
マーティーに「骨董的価値」が付くといいのですが(笑)