その後の3D Touch Sensorの調子が良いので
スライドブッシュを付けたくなったのであります。
丁度、内径8mmのLM8UUが手元にあったからです。
スライドブッシュ、リニアモーションベアリング、ボールブッシュ
色んな名前があります。
前回のオリジナルを
Fusion360にインポートして改造します。スライドブッシュの直径を測って~
この前、モデル16.4mmでΦ16がキチキチで上手く入ったので
このモデルは、15.4mmにしてみます。
モデルができました!
[STL形式で保存]してRepetier-HostでLOADします。
所が、Repetier-Host V.1.6.0のSlic3rでスライスすると
いきなりメモリ使用量がMAXに達して、しばらくすると
Repetier-Hostが落ちてしまうのです(T_T)
Repetier-Host V.2.1.3のSlic3rでは、
スライスは、完了するのですが、
サポートなしの設定にしているのに
穴の中までグチャグチャなサポートができるのです。
ちなみに、プリント時間は、2h20m40sとでています。
これは、もうCuraにするしかありません。
StandaloneのCuraをInstallしようかと思いましたが、先を急ぎたくて
取り敢えず、Repetier-Host V.1.6.0のCuraEngineを使うことにします。
初めてのCuraです。
まずは、Quality:0.2mmにして、他はデフォルトです。
Slic3rに比べ、スライス時間が、速いです。
プリント時間も 55m56sと半分以下の大幅短縮です。
この時は、何が異なるのか、知る由もないマーティーであります。
プリントしてわかりました。
動きがとても速いです。
Y軸のベルトホルダーへの応力が心配だな~などと見ていると、
案の定、Y軸が脱調しました(´-﹏-`;)
5mm位ズレています。
Speedのバーを「SLOW」にして
スライスし直すと、プリント時間 1h14m57s になりました。
Y軸のベルトテンションも少し締め上げて、再開!
また、ほぼ同じ所で脱調です。
見ていると、どうやらTravel Speedが速すぎすようです。
Travel Speedは、SlowとFastで同じ150mm/secでした(-_-;)
所で、CuraEngineのConfigurationは、すぐに開くし
別Winndowではなく、左側に開くのでいいですね~
SlowのTravel:150 ⇒ 80 にしてみます。
1h19m47sになりました。
さっきの所は、通過しましたが、途中で1mm程ズレてしまいました。
まだ速過ぎる所があるのか、
Y軸のステッピングモーターのドライブ能力が足りないか、
ベッド下のスライドブッシュの振動らしきもので異常をきたしているのか...
Infill:60 ⇒ 50に落として、更にTravel:80 ⇒ 70 にします。
1h25m37sになりました。
今度は、大丈夫のようです。
Φ8の横穴が、反りもほとんどなくキレイに出来上がっていきます。
これが、Curaの実力なのだろうか!
レイヤーファンもないのに、かなりキレイにΦ8の横穴ができました。
Slic3rでレイヤーファンなしでは、反っていたと思います。
それともSlic3rの時より少し速めに動いているのがいいのだろうか?
4回目でやっと、できました。
スライドブッシュは、最初は少しキツめでしたが
何度か出し入れしていると、逆さで落ちないギチギチ感で入りました。
モデル15.4mmでバッチリでした。
Φ3.5もキレイです。
Φ1.1の小さな穴は、ダメかと思いましたが、塞がらずにできています。
実は、そのΦ1.1の小さな穴は、
0.9mmの針金をこの様に折り曲げて、
この様に差し込むのです。
そうすると、内側に少~し出てくるので
スライドブッシュの溝に引っ掛かるというわけなのです。
アイデアは良かったのですが、上下を間違えておりまして、
ホントは、この位置じゃないといけないのです(-_-;)
スライドブッシュは、ギチギチで逆さにしても落ちてこないので
針金で固定する必要はなさそうですが、
折角のアイデアを入れたいので、穴位置修正したモデルを作り直しました。
針金を埋め込む、この横の4本の溝の作り方です。
たまたま検索したらでてきたので運良く技がわかったのです。
押出の時に、[開始]で[オブジェクトから]にして
[オブジェクト]で投影する曲面を選択すると
曲面に対して一定距離で押出・切取ができるのです。
危うくスケッチを回転させて切り取るという面倒なことをする所でした。
正面から
Φ0.9の針金を通す両サイドの穴は、Φ1.1では、ちょっときつかったので
Φ1.2に変更して
全面の溝にも、針金が入る隙間なので、
こだわってフィレットを施しています。
それとスライドブッシュを取り出すため、Φ1.5の穴を追加します。
モデルができました。
上(プリント時)から4mmの断面。
取付は、こちらが下になります。
上から9mmの断面。
上から20mmの断面。
上から24mmの断面。
Fusion360からSTL形式で保存したものを
Repetier-Host V.1.6.0にLOADして
CuraEngineでスライスします。
プリント時間:1h26m26s
ありゃ~!、またY軸の脱調で、1mm位、急にズレてしまいました。
更にTravel:70 ⇒ 60
もう6回目です。
たぶん、ベッドとスライドブッシュをタイラップで止めているので
若干のガタと振動で急な方向転換についていけないのだと思われます。
プリント時間:1h28m29s になりました。
今度は、順調に進んでいます。
Φ3.5の穴ができる瞬間の3ショット!
左は、もう塞がっています。
右は、後1層で塞がるハズです。少し反り上がっています。
塞がりました。
反りも真っ直ぐになったようです。
Φ1.2の穴もうまい具合にできています。
こんな小さな穴もちゃんとできるのがわかったのは成果です。
今度は、キレイにできました!
斜め上から
ほぼ上から
検寸します。
X軸は、モデル:15.4mm ⇒ 14.89mm -0.51mm
Y軸は、モデル:15.4mm ⇒ 14.80 -0.6mm
意外と縮んでいます。
まあ、中のレイヤーの凹凸で測定誤差0.1mm位ありそうですが、
ほぼ狙い通りです。
最初は、ギチギチですが、一度、奥まで入れると取れないくらいです。
裏側というか、取付時の上側。
この穴に適当なものを差し込んでスライドブッシュを取り出せます。
針金の留め具を挿入します。
針金の留め具は、1本でも十分なのですが、
折角、取付穴を付けたので2本ずつ取り付けました。
バッチリです。
失敗の数々。
上右から1回目~3回目
下右から4回目~6回目
さ~て、取り付けです。
スライドロッドが、下側のフランジ付きリニアブッシュに入りません。
左に0.2mm位ズレています。
これは、横方向なので、取り付け穴を少し削れば調整できるできます。
右横から
いい感じで取り付いているのですが
後ろ側は、0.5mm以上隙間があります。
金具を少し奥に倒すと入りました。
そもそもの位置がズレているようです。
元の穴中心は、モデル作る時にピッタリ合わせているのですが...
マシンによって色々バラツキがあるのでしょう。
赤丸部のボルトは留めれません。
ここで、右側だけ交換して上下させると一応、問題なく動きます。
左側もスライドロッドが、下側のフランジ付きリニアブッシュに入りません。
こちらは、右側に隙間があります。
これ以上右側にズラすことができず、目いっぱいなのです。
こちらも同じ様に後ろ側に0.5mm以上の隙間があります。
これは、横方向なので、取り付け穴を少し削れば調整できるできます。
右横から
いい感じで取り付いているのですが
後ろ側は、0.5mm以上隙間があります。
金具を少し奥に倒すと入りました。
そもそもの位置がズレているようです。
元の穴中心は、モデル作る時にピッタリ合わせているのですが...
マシンによって色々バラツキがあるのでしょう。
赤丸部のボルトは留めれません。
ここで、右側だけ交換して上下させると一応、問題なく動きます。
左側もスライドロッドが、下側のフランジ付きリニアブッシュに入りません。
こちらは、右側に隙間があります。
これ以上右側にズラすことができず、目いっぱいなのです。
こちらも同じ様に後ろ側に0.5mm以上の隙間があります。
右側だけ交換すると結局X軸が捻れることになるので
仕方なく、両方共、前のに戻します。
仕方なく、両方共、前のに戻します。
左側も戻しました。
ん~ん、この手の位置合わせは難しいですね~
ひとまず、上の矯正具で滑りに問題はなく、Z軸は頻繁に動かないので
リニアブッシュにする必然性はないでしょう。
ということで、作り直すのやめにして
今回の「X軸アオリ対策Ⅱ」は、失敗の記録となりました。
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