2019年1月25日金曜日

CO2レーザー その05(レーザー管ホルダーⅠ)

その04」で電源解析で脱線しておりましたが
レーザー管を取り出して調整式のホルダーにしようと思っています。

まずは、レーザー管の筐体下のベースがどう取り付いているか見ていると
コーナーの緑丸部にボルトで留められています。
こちらは、アノード側でナット1個でかさ上げされています。
カソード(発射口)側は、何と!
ナット2個でかさ上げされています。
元からこんなに発射口側が持ち上がっていたとは!
やっぱ、ガラス細工なのでプラズマ軸は、外形軸とかなりズレるのだろうか?
でも全部が同じ様にズレるわけないし、こっち側だけ高くしてあるのか謎です。
このベースを取り外したいところですが、手が入らず、とても作業し難いので、
赤丸部のホルダーマウントを外すことにします。
裏からM5ボルトで留められています。
このホルダーを上下左右に調整可能なものにしたいのです。
で、後面の排気口が邪魔なので外しました。
この加工、家族経営の工場で小学生がやったのかも、って感じで
手加工にしてもなかなかの芸術的曲線で加工されています。
他の所の精度がとても不安になってきました(´-﹏-`;)
まずは、このモデル JL-3020S の筐体の寸法を測らないと
その前にレーザー管をどうやって退避させようか?
そうだ、このレーザー管部の筐体カバーがレーザー管より長いのです。
布にくるんで、そのカバーに乗せて、部屋の隅に退避です。
レーザー管にスポンジゴムみたいなのが巻いてありますが、
経年劣化でカチコチになっています。
筐体のレーザー管が入っていた部分。
これが、オリジナルのマウント具。
形状が合っていないので、ボルトがやや斜めになっていました。
さて、調整可能なホルダー兼マウントは、
Thingiverseのこれを選んでみます。
Aug 7, 2014のSelphb氏作です。 
「50W_Ebay_Laser_Cutter_Tube_Hangers.zip」 ですが
40Wと50Wのレーザー管は、長さが異なるだけで、径は同じのハズです。
でも、寸法が気になるので
一旦、Fusion360に取り込みます。
STLを取り込むと10倍になるの1/10にして測定すると
内側のパーツは、54mm
レーザー管の径は、50mmなので、これは、よしとして
外枠の寸法を測ると、120mm!
これじゃ~入らんぞ~
レーザー管の径は同じですが、どうも別タイプのモデルですね~(´-﹏-`;)
Thingiverseのこっちも見てみます。
Aug 7, 2014のxnaron氏作です。
ん、さっきと同じ日付だな~!?
この写真では、良さそうな感じがします。
ダウンロードするとファイル名が最初のと全く同じですが
解凍すると、中身は、別ものでした。
Fusion360に取り込んで寸法を確認します。
内側のパーツは、52.5mm!いいですね~
外枠の高さは、113.5mm
ギリギリ入りそうです。
ただ、底面の横方向の形状が合わないのです。
もう一度、筐体のレーザー管が入っている部分を見直すと、
Thingiverseのモデルと異なっていて狭いのです。
Thingiverseのから、大幅な改造をしないとダメだとわかったので
紙にざっと絵を書いて筐体部分を採寸してきて
一応、キレイに残しておこうとパワポで寸法を入れました。
ノギスを当てれず、かなり測り難いので、1mmの誤差は、あるかもです。
実際、足し算が合わない箇所があったので適当にごまかしています。
それを元にFusion360で描きます。
レーザー管のカットモデルを第1ミラーの中央位置に置きます。
Thingiverseの xnaron氏作のを配置してみると

真横から見ると、筐体の形状が違うのと狭いのがよくわかります。
レーザー管の下の隙間が10mmしかなく、ちょっと足りません。
左側面とレーザー管の隙間を測ると、14mm
ならば、左側面に取り付けようかな?
そもそも、レーザー管の収容場所が狭いので、簡単には行きません。
筐体カバー被せるの止めようか?
それとも、カバーを一部切り欠くかな?
結局、ちょっと大変ですが、自力で全部作ることにしました。
横移動は、スライド式にして、モデルは、だいぶいい感じになってきました。
が! このままでは、筐体に入れることができないことに気づきました(-_-;)
ん~ん、どうしよう...
赤い面でモデルをカットして2分割することにします。
分割して継ぐ所は、分厚くします。
継手部分は、ボルトで留めるようにして
ほぼ完成です!
筐体カバーを閉めても問題なさそうです。
 筐体カバーを開けた状態。
マウント部を非表示にしてボルトとナットだけ表示。
上下方向は、Thingiverseのと同じ方式、ボルトは、M5にしました。
横軸の調整は、M4ボルトとナットによるスライド式です。
これは、スライドの上側パーツを非表示にしています。
おっと!
横軸スライドの蓋が欲しい!
上の図面の緑ノブの所に白い蓋を追加しました。
これが完成形です。
 上方から
半分分解図。
左右軸は、こんな機構にしています。
ついでにカットモデル!
左右がレーザー軸方向です。
ボルトとナットだけにして、長いボルトの長さを測ります。
横向きのは、M4 100mm
縦向きのは、M5 60mm
下の2個は、筐体に固定するM6ボルト
他は、その辺に転がっているM3、M4の普通のやつです。
長いのは、後で買いに出かけないといけません。
3Dプリンタで作るパーツだけにして並べます。
次の第Ⅱ部で、3Dプリンタでせっせとプリントしていきます(^^)」
かなり時間がかかることが予想されます。
1セット10時間コースかな? 2セットいるので20時間かあ~

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