ここんとこ纏まった時間が取れず工房活動が停滞気味で、
この内容でも数日かかってしまっております(T_T)
さて、LTSpiceは、どうやら2013年から使っておりますが、
たま~にしか使ってなくてWidowsXP機にしか入れてませんでした。
2014年にバージョンアップしたっきりないので、これです(-_-;)
で、やっとWindows10のマーティーPCに
Version VII 64bit版をInstallしました。
Install自体はごく普通でトラップもなかったので、記録は割愛です^^;
***2023.8.14追記***
[Windows7、8、10の64ビット版をダウンロード]バージョン17.1.10
から入手して別のMarty-PCに再Installしました。「モデルの更新日:2023年8月12日」とあるのでホカホカの出来立てでした(^^)
Version情報はこれ
上の画面では「LTspice XVII・・・」は、サポート終了になってて
バージョン表示が「XVII」⇒「17.1.10」に変わっています。
ローマ時代は終わって、アラビア時代になるってことかな?
起動画面はこれです。
ちなみに、WinXPの時のVersion IVは、これ!
違いは背景画像の有無だけで、アイコン類が変わってないので一安心です^^;
使い方は、専門のサイトにお任せするとして
ちょっと、OP-AMPのLM358を使いたくてModelを追加しましたが
案の定、手こずってしまったので記録しておきます(-_-;)
元祖はNS(Natioanl Semiconductor)ですが、今はTI製です。
わけあって、まずはNS製のSPICE Modelで登録します。
ちと探すのに苦労しましたが
ここに「LM358.mod」というファイルがありました。
TEXTファイルにコピペして、1箇所修正します。
変えなくてもいいようなのですが
マーティーは、*.lib名と同じにしたいのと「/」記号が気になるので
赤線部「LM358/NS」を
ファイル名「LM358_NS.lib」で保存します。
元のリンクが切れる可能性が高いので、
このさき登場する追加したModelとシンボルファイルを
Google Driveのここに入れてます。
ここでトラップに引っかかりました(-_-;)
てっきりInstallフォルダに入れるかと思いきや
Documentフォルダ配下に入れるんですね~
マーティーPCでは、
C:\Users\marty\Documents\LTspiceXVII\lib\sub\
配下に「mylib」フォルダを作成して
そこに「LM358_NS.lib」を入れなければならないのでした。
***2023.8.14追記***
LTSpice ver. 17.1.10では、
C:\Users\marty\AppData\Local\LTspice\lib\sub\
配下に「mylib」フォルダを作成する。
***追記ここまで***
次にシンボルを作っていきます。
LTSpice XVIIを起動して、[File]-[Open]で
C:\Users\marty\Documents\LTspiceXVII\lib\sym\OpAmps
の「opamp2.asy」を開きます。
注:これもDocumentフォルダ配下です。
***2023.8.14追記***
LTSpice ver. 17.1.10では、
C:\Users\marty\AppData\Local\LTspice\lib\sym\OpAmps
***追記ここまで***
これが開きます。
[Edit]-[Attributes]-[Edit Attributes]して
各項目に入力します。
■[SpiceModel]:
先のLM358_NS.libを入れたフォルダを指定して
「mylib\LS358_NS.lib」と入力します。
■[Value]:
回路図に表示されるシンボル名(何でも可)
■[Value2]:
LM358.lib内の「.SUBCKT」の後の名前と一致させます。
■[Description]:説明(何でも可)
シンボルができました。
次は、Pin Assignの確認です。
[View]-[Pin Table]すると
これが、出ます。
LM358_NS.libに記述されている番号なのですが、
In+、In-、V+、V-、OUTが1、2、3、4、5の順番で並びます。
最初、LM358_NS.libの中のPin番号と勘違いして悩まされました(-_-;)
「LM358_NS.lib」の「.SUBCKT」の行
1 2 99 50 28の意味は、コメントに書いてあり、
順番は、In+、In-、V+、V-、OUTになっいて
上の表と”順番”が一致してないといけないようです。
順番が違っている場合は、上の表の数字を変えて順番を合わせます。
1 2 99 50
28の数値を上の表に入力してはダメなんですね(-_-;)
*.lib内の1 2 99 50
28の数値を変えると動かなくなります。
後の方に変えた場合の挙動もやってます(-_-;)
[File]-[Save As...]して
フォルダは、
C:\Users\marty\Documents\LTspiceXVII\lib\sym\OpAmps
になります。
***2023.8.14追記***
LTSpice ver. 17.1.10では、
C:\Users\marty\AppData\Local\LTspice\lib\sym\OpAmps
***追記ここまで***
右上の小さい[X]でシンボルの編集を閉じます。
試しに、5V片電源で非反転増幅器でシミュレーションしてみます。
合わせてはダメで、独立した意味を持っています。
In+、In-、V+、V-、OUT の順番だけを合わせる必要があるようです。
<*.asy の[SpiceOrder]>
TIのサイトのここから下の方に行って
「設計と開発」で「設計ツールとシミュレーション」の文字をクリック
下に出てくる
「LMx58_LM2904 PSPICE Model (Rev.A) 」をダウンロードします。
( その後、Rev.C になっています)
どうも、TIのサイトは中身がころころ変わっているようです。
執筆時点では、ファイル名「snom268a.zip」でした。
( その後、Rev.C では「snom268c.zip」でした)
解凍すると「LMx58_LM2904.CIR」がでてきます。
***2023.8.14追記***
LMx58_LM2904 PSpice Model (Rev. A) が
LMx58_LM2904 PSpice Model (Rev. C) にUpdateしてました。
中身の「LMx58_LM2904.CIR」の更新日付は、2021年7月1日で
変更点は、以下でした。
<1、2行目>(なぜかコメントは「Rev.B」)
* LMX58_LM2904 - Rev. A
* Created by Paul Goedeke; November 16, 2018
⇒
* LMX58_LM2904 - Rev. B
* Created by Paul Goedeke; November 16, 2018 - Revised by GPAMPS Team; 2021-06-29
<198行目>
C1 81 0 1 ⇒ C1 81 0 100e-9
(1000000μF ⇒ 0.1μF )
MartyのGoogle DriveのModel は、更新しています。
***追記ここまで***
「LMx58_LM2904.CIR」をエディタで開きます。
.subckt LMX58_LM2904 IN+ IN- VCC VEE OUT
これは、番号ではないですね~
IN+ IN- VCC VEE OUTの順番は、NSと同じです。
LMx58 と LM2904 共通のようですが、分かり難いので
後の名前を「LM358_TI」に変更しました。
.subckt LM358_TI IN+ IN- VCC VEE OUT
で、ファイル名を「LM358_TI.lib」にして保存します。
この様に入力して
「LM358_TI.asy」のファイル名で保存します。
1K~20MHzまでSWEEPして比較すると、違いがありますね~
V(out-ti):TI Model出力、 V(out-ns):NS Model出力
10MHz以上でTIの方、Gain -56dBで横ばいになってるのはなぜだろう?
***2023.8.14追記***
ちなみに上のシミュレーションを
「LMx58_LM2904 PSpice Model (Rev. C) 」でやってみましたが
上の(Rev.A)との差はなさそうです。
1000000μF ⇒ 0.1μF に修正されていた「C1」とやらは
たぶんデカップリング・コンデンサなのでしょう。
***追記ここまで***
V(out-ti):TI Model出力、 V(out-ns):NS Model出力、 V(n003):入力
ちなみにマーティーの手持ちは、TIマーク品です。
TI Modelは、NSのに比べシミュレーションに時間かかります。
もう一つ
「AD822」はデフォルトで入っているのですが
マーティーのは「AD822ANZ」なので、違いを見たかったのです。
2番目をクリックすると、
上:AD822A
新規タブにAGREEMENTがでるのでACCEPTすれば、ダウンロードできます。
ファイル名「ad822a.cir」になってます。
TIのと同じです。
中身を見ると
「.SUBCKT」の行はこれなので、このまま使うことにします。
In+、In-、V+、V-、OUT の順番は、LM358と同じです。
C:\Users\marty\Documents\LTspiceXVII\lib\sub\mylib
にコピーします。
今回、*.cir のまま置いてみたら、*.libにしなくても大丈夫でした。
***2023.8.14追記***
LTSpice ver. 17.1.10では、
C:\Users\marty\AppData\Local\LTspice\lib\sub\mylib
***追記ここまで***
シンボルは、これまでと同様
LTSpice XVIIを起動して、「opamp2.asy」から作成して
この様に設定して、「AD822A.asy」で保存します。
前と同じこの非反転増幅器でテストします。
下:AD822
最後のTLC2262は、TI社のサイトのここです。
「TLC2262, TLC2262A PSpice Model」をダウンロード
執筆時点では、ファイル名「SLOJ078.ZIP」でした。
中に4種類入っていたので
マーティーは、5V Level2 Model2の「tlc2262.5_2」を使ってます。
最後に入手したOP-AMPのAliExpressリンクです。
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