随分前にAliExressを散歩してると
こんなのが目にに入りました。
最初に見つけた店は、高かったので、リンク貼ってませんが
「クローズドループホール電流センサ」というもののようです。
たかがパーツの試用記録ですが、されどパーツですね~
面白かったのと、ちまちまと拘って、久々に長~くなっております^^;
「HCS-LTS」という品番を頼りにググってみると
と、PDFの下の方を見ていると、
おっ! DC~200KHzだ! しかも「-3dB」じゃなく「-1dB」!
これは、期待が持てます(^^)
三本足が両側に出てる使い方が下の方に載ってます。
その足の結線により
「06A」は、±6A、±3A、±2Aと三段階に切り替えできるんです。
表の一番下は、コアに3T巻いた結線になるわけです。
これは、面白そうです。
とても欲しくなってきたので、最安値の所を見つけてポチッ!
ちなみに、後で説明しますが、ここよりいいのがありました。
ここは、お店の写真が間違ってるんです。
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Holzer current sensor
・・・そして、実際に届いたのはこれ、「BCHCS-LPS-06A」の刻印
三本足ではなく、一本足です(T_T)
写真と異なるものが届いちゃうと、色々面倒ですね~(´-﹏-`;)
一応、一本足としての動作はするので、これも実験しております。
予定のものが来なかったので、ちと疲れて、
別の店で、三本足の6A品をポチッと!
なぜか足が3本になると、送料の方がぐっと上がります(´-﹏-`;)
この店からは、ちゃんと写真通りの三本足が届いております。
これも、後で説明しますが、これよりお薦めのが見つかりました。
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TBC06DS5 Holzer Closed Loop Current Sensor 6A 15A 25A 50A
実験の前にというか、ポチる前に調べてるので、
「クローズドループホール電流センサ」の概略から。
タムラ製作所のここの図がわかり易いので、
ちょっと借用しようとしてましたが(-_-;)
ん?Fusion360で角棒にコイル巻けるかな~と挑戦したくなり、
[コイル機能]では円形コイルのみだったので(T_T)
[3Dスケッチ]機能をONにして頑張って描きました^^;
入手したものとは、内部回路は異なりますが、
タムラ製作所のを模写した動作モデルの概略図です。
ホール素子を使用する方式は、次の2種類あるようです。
<オープンループ(磁気比例式)>
以前、「電流センサモジュール(ACS712)」でテストしたのは、
磁性体コアがないですが、この方式に該当します。
もう一つ「フラックスゲート方式」ってのが載ってますが、
オペアンプでかなり増幅するのでノイズが多いのです。
ACS712では、ステッピングモータの階段波が
ノイズに埋もれて観測できないほどでした。
コアがあると、ノイズは少ないのかもしれません。
<クローズドループ(磁気平衡式)>
被測定電流によるホール素子の検出磁界がゼロになるように
2次巻線にフィードバック電流を流して、電圧出力を得ます。
磁性体コアの磁束密度がゼロに近い条件でBHカーブの原点付近で動作する為、
コアの非線形性等の影響を受け難く、高精度だそうです。
マルチ計測器株式会社のここには、
特徴
・広範囲で非常に高い精度を実現します。
・直線性、温度特性が良好である。
・外部磁界の影響を受けにくい。
・出力ノイズが非常に少ない。
とあり、購入前からとてもワクワクしてました(^^)
ホール素子を使わず、代わりに極高透磁率材料のプローブコイルを使う
クローズドループ方式だそうです。
精度と温度安定性が非常に優れた電流センサが実現できるらしい。
どうもこの辺りの電流センサは、
ハイブリッド車やEV車の技術とともに進化してるようです。
さて、2種類のタイプが入手できました。
既に三本足のは、最高感度になるように結線してます。
では、三本足ので実測していきます。
最初に見つけたDatasheetのこのPDFには、この図があって
どうやら外付けのRMなる抵抗が必要みたいです。
こんな感じで100Ωを外付けして
まずは、被測定電流:0 で出力電圧を測ると
ん?ちょっと低すぎるようだな~
先のPDFには、電流ゼロでは、2.5 ±0.02V って載ってるんだが...?
三本足の測定端子に1A流すと、
一気に、10KΩにすると、
やっと、電流ゼロで、2.512V
±0.02V に収まってるし、よさそうです!
差は、0.321V・・・ちょっと増えたけど少ない気がします?
負荷抵抗 RL ≧ 2KΩ とあります。
IPN の所が、6Aなんですね~
やっと素性がわかってきたので、実験を続けます^^;
6T 7T巻きのを作ってみます。
うまくいけば、特性はこれになるハズなのです。
どうもCORETECH社のCloneじゃない別のやつだな~
幾つか探してみると
外形がかなり違うけど、このLEM社のPDF Datasheetが、近そう。
内部回路は、これで、
フィードバック電流⇒電圧変換用の抵抗:RIMは、
内蔵されているタイプです。
帯域も同じですが、詳しい記述になって
ー0.5dBでは、DC~100KHzとあります(^^)
まあ、これのCloneだと確定したわけではないですが...
入出力特性は、これですが、
IPN と IPM
があります。
IPN がやけに強調されてるような...
改めて、最初のCORETECHのを見直すと
これは、HCS-LTS-25A の特性で、±25A で±0.625Vの出力なのです。
最大で±80A測れることになってます。
特性グラフを6Aタイプに書き換えました!
てっきり、±6Aで±2.5V出力かと思ってら、違うんですね~(-_-;)
±6A で ±0.625Vの出力になるのか~
すっかり思い込んでて、今頃気づくマーティーであります(-_-;)
最大で±19.2Aを測定できますが、
ACCURACY DYNAMIC PERFORMANCEの諸元を満足できる範囲が
±6A で ±0.625Vの出力の範囲の所ということなのだろうか?
で、「HCS-LTS」には、3対の足があって
この様に結線すると、3Tとして測定することができます。
測定範囲は、±6.4Aとなり
±1Aでは、±0.3125Vの出力になります。
最初の実験で、1A流すと、出力が、0.321Vだったので
ほぼ特性通りだったことが、やっとわかったのであります(-_-;)
中央に穴が空いているということは~
リード線を巻いても、直流から測定できるんじゃないかな~
***2023.12.1訂正***
単純なアホ勘違いをしておりましたm(_ _)m
コアには、7本通ってるので7Tでした(-_-;)
匿名さんご指摘ありがとうございます。
ということで、これ以降、6Tの所を全て7Tに訂正しております。
***これは、6Tなので使いません***
ノイズはほとんどないです。
横軸 10倍!1A/DIV 0.38A/DIVです。
0.2A/DIVのハズなので、平坦部≒1.2Aになります。1A/μsec 0.9A/μsecのSlew Rateってことになります。
7.5Ω両端の電圧波形の立下がり
0.2A/DIV x 5DIV = 1A/μsec
6T 7T巻くと仕様からの計算で、0.625V/A 0.729V/A
上の写真のやつを
更に時間軸を拡大すると
***こっちが、7Tの特性(2023.12.1追加)***
ずっとこんな雑な状態でやっております(-_-;)
電流を流さない状態の出力
5V単電源なので、OFFSETが2.5Vあります。
下から1DIV目がGNDです。
負荷抵抗 15Ω3Wを2本並列にして7.5V程印加して
1Aの電流を流します。
6T 7T巻きを2つ作ります。
一応、インダクタンスを測っておきます。
100Hzで2μH、100KHzで1.350μH
電流ゼロで2.511Vだったので
3.257-2.511=0.746V/A
標準特性は、1Aで0.625Vのハズなので19%のズレです。
***2023.12.1訂正***
まあ、内部のオペアンプの増幅率は一定で、巻数とは無関係だろうから
沢山巻いても変化はないと思われます。
電流ゼロでノイズを観てみます。
負荷抵抗10KΩ、オシロ最高感度の AC 50mVレンジ!
とても少なくていいですね~
オシロ自体のノイズに埋もれてます(^o^)
ACS712 Range ±5A品のは、185mV/Aだったけど
これは、6T 7Tで746mV/A で、このノイズの少なさは、雲泥の差です。
そのACS712、以前の「電流センサモジュール(ACS712)」を見返すと、
チップで決まっていて3種類あり、一番高感度の
ACS712ELCTR-05B ± 5A 185mV/A では、この状態でした。
上と水平・垂直とも同じレンジです。
控えめに見て50mVp-p、185mV/Aなので0.27Ap-pもあって
帯域を狭くしようと
ACS712のDatasheetには、
5A品のノイズは、CF=47nFで
21mVと載ってますが、
今回のタイプは、CORE TECHのHCS-LTS、LEMのLTS 6-NP
のどちらのDatasheetにもノイズについて何も記載がありません。
文句を言わせない小ささと言うところでしょうかね~
では、ステッピングモーターの電流を観ることにします。
今度は、「BCHCS-LPS-06A」の刻印がある1本足のやつに
コアに巻く分には、三本足のと特性は同じでしょう。
この1本足の「HCS-LSP」の6A品のDatasheetは見つけれませんでした。
CORETECHのこのPDFには、20A、25A品だけのようです。
3本足と基本の使い方同じなようですが、特性グラフは載ってなくて、
20A品は、±20Aで出力 2.5±2Vのようです。
このCheemiTechnology社のは、品番がだいぶ違ってますが、
6A品があり、感度が高いようで、±6Aで±2Vの出力です。
「BJHCS-LSP」の刻印で探すと、このPDFが見つかりました。
シリーズカタログで、20A、25A品しかないようで、
詳しい仕様は、載ってません。
Tech Power Electronicsってとこに、
「BJHCS-LTS」シリーズが見つかりましたが、
冒頭のCORETECHのと全く同じのようです。
で、ステッピングモーターに合わせて、2.54mmピッチの4pin使います。
MIX BOX US$ 2.54(-11%)!
ピンのカシメは、これの下側のを使ってます。
SN-01BM: Crimping Range: 0.08-0.5mm2 AWG28-20
上側の「SN-01C」は、上のコネクタピンに合いません。
US$ 10.64(32% OFF)
A相、B相を同時に観たいので2つ準備したのです。
ピンのカシメは、これの下側のを使ってます。
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上側の「SN-01C」は、上のコネクタピンに合いません。
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A相、B相を同時に観たいので2つ準備したのです。
1KHzで1.6μH
ステッピングモーターの数mHに比べ十分小さいです。
1V/Aなので、0.5V/DIVで観ると、0.5A/DIV
時間軸 4.2DIV程・・・420μsec で2DIV(1A 0.75A)立ち上がってるので
ステッピングモーターは、箱で休暇中のこれ。
17HS8401、本体長48mm
1.8°/step、59N・cm、2.0A/phase、48mm、1.4Ω/phase、3.0mH/phase
・水色:Closed Loop電流センサー(6T 7T)0.746V/A
では、電流を抵抗の両端電圧で観測して比較します。
17HS8401、本体長48mm
1.8°/step、59N・cm、2.0A/phase、48mm、1.4Ω/phase、3.0mH/phase
CNC2418の予備のWoodpeckerで駆動します。
ちなみに、作業台にしてるリビングのテーブル
テーブルクロスはいつだったか新調しております^^;
ch Aとch BでX-Y表示させて
ステッピングモーターは、負荷をかけない空回し
CandleでFeed:500、100mm移動にしてGO!
お~っ!波形の歪は置いといて、きれいな電流波形が捕れました!
1/16 Microstep、800step/mmに設定で、
1回転(1波長)で16step x 4 = 64step なので、
周波数[Hz] = F値mm/min ÷ 60sec x 800step/mm ÷ 64step/回転
1回転(1波長)で16step x 4 = 64step なので、
周波数[Hz] = F値mm/min ÷ 60sec x 800step/mm ÷ 64step/回転
電流波形の周波数は、
F500 : 104.2Hz = 9.6msec
F500 : 104.2Hz = 9.6msec
・・・計算と合ってます^^;
4.2DIVp-pってとこなので、4.2DIV x 0.1V/DIV ÷ 0.746V/A ≒
0.56Ap-p
仕様上は、0.625V/A 0.729V/Aだけど、
DC実測値:0.746V/Aだったので。
A4988のVRで電流増やせばよかったのですが
実験中は気づかず、黙々と続けるのでありました(-_-;)
リサージュを表示してみました。
ほんとは「リサジュー」が正しいのかな?
スピード上げて、F2000、移動距離100mm
ステッピングモーターは空回しの状態ですが、
最速付近では、こんなに酷い波形が~(T_T)
後で調べると、ここにモーターのBEMF(逆起電力)の波形だと。
(BEMF:Back Electro Magnetic Force)
周波数[Hz] = F値mm/min ÷ 60sec x 800step/mm ÷ 64step/回転
F2000 : 416.7Hz = 2.4msec
F2000 : 416.7Hz = 2.4msec
ですが、これは、3.6msecなので、F1333辺りのショットでしたね~
Full StepやHalf Stepがこんな図形だったような(-_-;)
高速回転では、Microstepの意味がどんどん無くなるってことですね(T_T)
Decay Modeの切り替えが上手くいってない感じもしますが、
この歪の原因を探してみるも、見つかりませんね~(T_T)
ちょっと波形の歪が気になってきたので
0.22Ωの抵抗をシリーズに入れて両端の電圧を観測してみます。
上の写真と同じ F500です。
スパイク状のノイズがとても多くて
Microstepの階段波なんて見れたもんじゃありませんね~
でも上下ピーク部分の段差はなさそうな感じもします。
2.6DIV x 0.05V ÷ 0.22Ω = 0.59Ap-p
上下ピーク部分の段差がどんどん気になってきました~
センサー内部の回路に起因するものかもしれません?ひょっとしたら6T 7Tは巻き過ぎかな?
キレイな正弦波電流で観てみるしかないですね~
マーティー工房に正弦波発振器があったハズですが見つからず(T_T)
整流前の2次側直からリード線を引き出します。
マーティー工房は西日本なので、
60Hzの正弦波電源になるはずです。
15Ωを2個並列の負荷を付けて、アナログテスターで^^;
負荷掛け過ぎなので、だいぶ低いですね~
両端電圧:AC 4.7Vrms
電流:4.7V ÷ 7.5Ω = 0.63Arms
定格の2倍以上ですが、数秒しか流さないので大丈夫でしょう^^;
ACなのでPeak:0.89A、Peak to Peak:1.77A
では、電流波形を観ることにしますが
「小型工作機CNC2418 その69(CT電流センサ)」の時のこれと比べます。
1000:1のCT(Current
Trans)の電流センサで、穴にリード線を通します。
OP-AMPで増幅され、青のVRで感度 1.0V/Aに調整してます。
OP-AMPで増幅され、青のVRで感度 1.0V/Aに調整してます。
トランスなのでDCは、見れません。
あれっ?
2つのセンサーで位相がこんなにも違うのか?!
どっちが本物に近いのだろうか?
・黄色:CT型電流センサー 1.0V/A ・水色:Closed Loop電流センサー(
抵抗の両端では、電圧と電流は位相はぴったしのハズです。
まあ、純抵抗だったらですが、酸金抵抗に60Hzなので...
お~っ!こんなにぴったし合うのか!?
・黄色:7.5Ω 両端電圧
7.5Ω両端を2V/DIVで観てるので、0.266A/DIV
・水色:Closed Loop電流センサー(6T 7T)0.746V/A
0.746V/Aを0.2V/DIVで観てるので、0.268A/DIV
A/DIVが、偶然の一致でビックリです。
このセンサーの位相特性はいいですね~
この波形を観る限り、ステッピングモーターの電流波形の歪は
センサー側に起因するものではないと考えられます。
今度は、CT型センサーの出力と抵抗の両端
60Hzでも位相がこんなに進んでたとは!
頭冷して考えると(-_-;)
検出コアは、断然インダクタンス成分が支配的だからですね~
・黄色:7.5Ω 両端電圧
7.5Ω両端を5V/DIVで観てるので、0.667A/DIV
・水色:CT型電流センサー 1.0V/A
・水色:CT型電流センサー 1.0V/A
1.0V/Aを0.5V/DIVで観てるので、0.5A/DIV
・水色:Closed Loop電流センサー(6T 7T)0.746V/A
・水色:Closed Loop電流センサー(6T 7T)0.746V/A
品番「06A」は載ってませんが、2.5 ±2V になってます。
もうちょっと複雑な波形を観たくなりました^^;
このTRIACの位相制御のコントローラーを使ってみます。
掃除機をCNCの集塵機として使う時にパワー調整してるものです。
US$ 1.62(45% OFF、送料 $1.56)
最近は送料無料が少なくなってきてます(T_T)
AliExpress.com Product - 2000W High Power Thyristor Electronic
Volt Regulator Speed Controller Governor
一応、全景です。
リビングのテーブルを徐々に占領しています^^;
夕食の時間にはサッとどけないといけないのですが...
なかなかの一致です。素晴らしい~\(^o^)/
・黄色:7.5Ω 両端電圧
7.5Ω両端を2V/DIVで観てるので、0.266A/DIV
・水色:Closed Loop電流センサー(6T 7T)0.746V/A
0.746V/Aを0.2V/DIVで観てるので、0.268A/DIV
TRIACの位相をずらすと、こんなリンギングが!
2msecで3波長位なので、1.5KHzってとこです。
抵抗両端の電圧波形とぴったし!素晴らしい~
・黄色:7.5Ω 両端電圧
7.5Ω両端を2V/DIVで観てるので、0.266A/DIV
・水色:Closed Loop電流センサー(6T 7T)0.746V/A
0.746V/Aを0.2V/DIVで観てるので、0.268A/DIV
ということとで、
クローズドループの電流センサは、なかなかの性能っぽいので、
上と同じ波形でCT型のと比較してみます。
ありゃ~(´-﹏-`;)
今までCT型でこんなに狂った波形を観て喜んでたのか~(-_-;)
・黄色:CT型電流センサー 1.0V/A ・水色:Closed Loop電流センサー(
これも同じ波形のハズなんですが~
CT型電流センサーでは、全く様相が狂ってます。
1.5KHzのリンギングの所は、振幅が大きくなってるし、大暴れ(T_T)
・黄色:CT型電流センサー 1.0V/A ・水色:Closed Loop電流センサー(
で、クローズドループの電流センサ、気に入ったので
追加でポチろうとしてた時、見つけたのが、本命のこれ!
最初、テストしたのと同じと思ったけど、よ~く見たら
「2.5 ±2V」だったのです!!!
これまで実験してたのは、2.5 ±0.625V だったので
3倍以上高感度なのです!
最安値の店を探して、ここの6A品をゲットしました。
US$ 3.59(10% OFF、送料 $0.74)
2個だと送料 $3.45なので、翌日また1個と、地道にポチッ^^;
注文は1日差でも到着は1週間もズレました~(-_-;)
AliExpress.com Product - HCS-LSP 06A 10A 15A 20A 25A 30A 50A Hall
Current Sensor
実は、もう1店、同じ価格の店がありました。
店主は同じ人かな?
US$ 3.59(10% OFF、送料 $0.74)(2個だと送料 $3.45)
AliExpress.com Product - HCS-LSP 06A 10A 15A 20A 25A 30A 50A Hall Current Sensor店のサイトには、この特性表が載ってて、
このPDF Datasheetが、近そうです。
品番がちと違うけど、±6Aで±2Vの出力だし、内部回路も同じようです。
外形は酷似ですが、刻印がかなり違います。
この内容からすると、先の±0.625Vの範囲で使用しないと精度が落ちる
という考えは、間違ってたようですね~
出力:2.5±2Vなので、0.5~4.5Vの範囲で高精度のようです。
そのCloneだとすると、
帯域:DC~200KHzですが、最初の「-1dB」ではなく
「-3dB」とあるので少し落ちるかな~
まあ、これかどうかは定かでないし、大きな構造の違いはないだろうから
神経質になるほどではないでしょう。
ただ、入出力特性グラフが載ってないんです。
・・・待つこと2週間!
届いたものを、本体の端子で実測してみると
1A流しても出力は、2.5Vのまま微動だにしません(T_T)
もしかして、死んでる?、紛い物?、不安が過ぎりながらも
穴にリード線を通して、それに電流流すと、
出力が出ました。
1A流すと、2.668 ⇒ 3.020V
なので、差:0.352V@1A・・・仕様:0.333V@1Aと5.7%のズレ!
何度やっても本体の端子では、ダメなので不良品かもですが、
リード線通せば、正常に動いてるので、まあいいや^^;
***この後、3Tのつもりが、コアに4回通ってたので訂正(-_-;) 2023.12.1***
1.33V/Aなので、0.5V/DIVで観ると、0.376A/DIV
立上りピーク:ほぼ2DIVなので、1.0A 0.75A
DCなのでOFFSET 2.5Vあります。
時間軸を拡大していって、
0.35 ÷ 420μsec = 833Hzかあ
もっと高速な波形を観たいな~
そうだ!
「小型工作機CNC2418 その79」で登場したこれ使おう!
10~60V 20AまでできるPWMコントローラーです。
20A、ほんとか?という気もしますが
US$ 3.23(34% OFF)
そのままでは、スイッチング周波数が高すぎるようなので、
Gateから220Ωで引っ張り出して、ATtiny85の方形波発振器を接続します。
使うといっても点線内の出力段だけです。
モーター用なのでMBRB30H60Gが付いてます。
今回は抵抗負荷なので不要なのですが、付いてるので^^;
DC電源は、普通の可変電源です。
***この図もコアに4Tですね~(-_-;) 2023.12.1訂正***
ちなみに、ATtiny85の方形波発振器のスケッチです。
*********
//*************************************
// 2020.4.10 ATtiny85
// ADC2(PB4)(pin3):VR1でFreq可変(DUTY固定)
// ADC3(PB3)(pin2):VR2でDUTY可変(Freq固定)
// PB1(6pin):PWM OUTPUT
// Timer1 Clock:CPU、Clock:8MHz(internal)
//*************************************
#define PWM_OUT 1 // PB1(pin6)
#define Freq_VR A2 // ADC ch2(pin3)(PB4)
#define Duty_VR A3 // ADC ch3(pin2)(PB3)
short Freq_Cont = 128;
short Duty_Cont = 128;
void setup() {
// initialize
pinMode(PWM_OUT, OUTPUT); //PB1(pin6)
pinMode(Freq_VR, INPUT); // ADC ch2(PB4)(pin3)
pinMode(Duty_VR, INPUT); // ADC ch3(PB3)(pin2)
// timer1 の設定
TCCR1 = (1 << CTC1) | (1 << PWM1A) | (1 << COM1A1);
//timer1 Prescaler 1/8・・・OCR1C=128で約10KHzにする
// CS13 CS12 CS11 CS10
// 0 1 0 0 CK/8
TCCR1 |= (0 << CS13) | (1 << CS12) | (0 << CS11) | (0 << CS10);
}
void loop() {
Freq_Cont = analogRead(Freq_VR);
// OCR1C = Freq_Cont / 4; // VR MINのOCR1C=0でOUTPUT:DC5Vになる
OCR1C = (float)Freq_Cont / 4.046 + 2.0; // Freq_Cont:0~1023 で 2~255にする
// Freq CPU Clock 8000KHz / (OCR1C+1) / Prescaler
Duty_Cont = analogRead(Duty_VR);
OCR1A = (float)Duty_Cont / 1024.0 * OCR1C; // Duty比 OCR1A/OCR1C
if (OCR1A == 0) {
OCR1A = 1 ;
}
}
*********
全景です。
Arduino UNOは、OLEDに周波数とDUTYを表示するためです。
***判り難いですが、コアに4T通ってます 2023.12.1追記***
10KHzでDUTY(HIGH期間)を短かめにざっくり調整して、
まずは、15Ωパラ(7.5Ω)の両端電圧
ATtiny85で直ドライブなので、立上りが鈍ってますが、まあいいかな^^;
ピーク:3.8DIV程なので、ほぼ1.0Aです。
GNDを共通にできないので、電流センサ出力と同時に観れないのです。
Power MOS-FETのドライブが足りないというか、
・最初の速い立上り:Gate Capacityの充電期間
・次の遅い立上り:Mirror効果期間
がきれいに現れた波形です。と思います(-_-;)
OFFSET:2.5Vあるので、DCでは、垂直軸はこれ以上拡大できません。
0.2V/DIV・・・0.2A/DIVなので、1.2A程あります。
・・・0.15A/DIVなので、0.9A程あります。
まずは、負荷の抵抗両端波形
同時に観測できないので、上の写真と
2つ上の抵抗両端波形の写真をGIMPに取り込んで、重ねてみました。
立上り・立下がりは、かなり一致してます\(^o^)/
Datasheetに、OP-AMPのSlew Rate相当の di/dt > 50A/μsec
とあるんです。
最初の1μsecで約3DIV=0.6A 0.45A立上がってます。
立下がりはもっと速い傾斜も観られます。
50A/μsec あれば、余裕で追従するわけですね~
もっと速い立上りのを観たくなってきました^^;
最も簡素なSEPP(Single Ended Push-Pull)でGateドライブ!
デジタルなのでトランジスタのバイアスなしです。
Gate抵抗、10Ω入れときましょうかね^^;
2SC1317、2SA719は、世に出てそろそろ半世紀かも?
***この図もコアに4Tですね~(-_-;) 2023.12.1訂正***
リビングのテーブルにセッティング完了!
いいんじゃないでしょうか!
前のSEPPなしの波形がこれでしたからね~
かなり速くなってるのがわかります。
立上り・立下がりとも、きれいなコンデンサ充電の過渡カーブです。
2V/DIV x 4DIV = 8V なので、1.07Aということになります。
前のSEPPなしで220Ωドライブの時は、同じ横軸でこれでした。
オシロをAC結合にして、0.2V/DIV、横軸も10倍に拡大!
0.15A/DIVのハズなので、平坦部≒0.9Aになります。
抵抗の両端で計算したのと違うな~
「ハズ」が間違ってそうですが(-_-;)
7.5Ω両端の電圧波形。
立上り途中までキレイな直線になってるので、
di/dt(Slew Rate)による限界だと考えられます。
1μsecで5DIV=1.0A 0.9Aってとこなので、
また、黄色の7.5Ω両端の電圧波形をGIMPで縦に引き伸ばして
上の写真と重ねます。
立上りの最初が、明らかに追従できてません。
最も傾斜してる所、0.1μsecで2DIV程なので
2V/DIV x 2DIV ÷ 7.5Ω ≒ 0.5A
0.5A ÷ 0.1μsec = 5A/μsec ということになります。
1μsecでほぼ5DIV降下してて、縦軸 0.2A/DIV 0.15A/DIVとすると
0.15A/DIV x 5DIV = 0.75A/μsec
のSlew Rateになるので立上りと同じですね~
Slew Rateは、内蔵アンプ後段の性能でしょう。
これは、コアに3T巻 4T巻いてるから
コアに通すだけの1Tでは、3A/μsec 4A/μsecになると思われます。
大きく差が出ました。
水色は1A/μsec 0.75A/μsecしかないからですが、
黄色は、抵抗両端の電圧波形を水色に合わせてるので
実際の電流も、このスケールだと考えると、
最も傾斜が急な所、0.1μsecで0.7A程なので、7A/μsecになります。
いや~、これはいいものに出会えました!
やっぱCNC2418のステッピングモーターの電流波形も観るかな^^;
またコアに巻いてコネクタつけるのは面どいので(-_-;)
再び、これに登場してもらいます。
最後の感度のいいのでやればよかったんですが、面倒くなって
最初に届いた±6Aで出力2.5±0.625Vの「BCHCS-LPS-06A」
のコアに6T 7T巻いて作ってたのをまた使います^^;
実測値で、0.746V/A だったものです。
CNC2418の基板WoodpeckerのX軸のコネクタに取り付けます。
CNCの上方から裏をみたところです。
久々の登場なので前からも^^;
この日は、切削はしてませんが、ずっと動かしてなかったので
では、F500で左右を移動させて、
もしかして、実機ではノイズが乗りまくって使いないのか?
このCNC2418のステッピングモーターは、
17HS1352-P4130は、1.8°/step、2.1Ω/phase、2.5mH/phase
最初の階段波のピーク部の歪があったのは、
17HS8401、1.8°/step、1.4Ω/phase、3.0mH/phase
巻線抵抗値の差が影響してたのかな~?
以前「小型工作機CNC2418 その69(CT電流センサ)」で観た波形です。
電流設定とか変えてないので、条件は変わってないハズ。
ほとんど同じに観えますが
上のClosed Loop電流センサーの方が階段部が明瞭に観えます。
Closed Loop電流センサーの波形を拡大していきます。
お~っ!Decayの様子を捉えることができました!
いつものハンディオシロ DSO QUAD DS203なのです。
更に横軸を2倍に拡大!
凄い!
ノイズが観えず、帯域が数百KHzあるので、ここまで観えるんですね!
水色のギザギザで約30KHz
黄色の小さなギザギザで約40KHz ってとこでしょうか。
振幅は40~50mAほどかな。
F100でやってみます。
トリガがブレて多重で写ってます。
幸いこれは、HOLDして撮影してました(^^)
DC~200KHz辺りまでをこの価格で観れるのは、とても魅力的です。
まともなカレントプローブは、数十万円もして高価で買えません(T_T)
まあ、帯域はもっと広いですが。
コアに穴が空いているので、どこまでいけるかわかりませんが、
もっとリード線巻いて、感度を高められそうです。
まあ、巻き過ぎると、Slew Rateが落ちるので、その兼ね合いですが^^;
3種類を並べてました。
上:2.5V ±2V @±6A
、1本足、HCS-LSP-06A
中:2.5V ±0.625V @±6A、1本足、BJHCS-LSP-06A
下:2.5V ±0.625V @±6A、3本足、HCS-LTS-06A
色の違いは写真では分かり難いですが、
上と下は同じ色、中央がやや薄いくすんだ青です。
順番は上の写真と同じです。
3本足のは、穴形状が異なってます。リード線を巻くの前提なら、穴が大きい上2つがいいですね。
ちょっと欲が出てきました^^;
コアへのリード線の巻数で出力感度を調整できますが、
正確なV/Aに調整したいし、更に増幅したりしたいですね~
ちょっとOP-AMPで回路考えようかな~
電流波形を観て喜ぶだけという気もしないでもないですが(-_-;)...
4 件のコメント:
6Tで19%の誤差の件ですが、画像を見ると7T(リード線がコア中心を7回通過)になっているようです。
間違いを教えていただき誠にありがとうございますm(_ _)m
あ~~っ!なぜコアの中の線数を数えなかったんだろう?
分っているのに、こういった超アホな間違いをよくするんですよね~(-_-;)
十分に見直して、後日、修正させていただきます(^^;
自分もステッピングモーターの電流を見ようと最初ACS712を試しましたが周波数特性やノイズでPWM波形が見えませんでした。その後、こちらでクローズドループタイプの使用例を見させていただいたので同種の電流センサーを入手しPWM波形がハッキリ見えるようになりました。こちらこそありがとうございました。
ご返信ありがとうございます。
微力ながらお役に立てて良かったです。
いや~修正してたら、自分でも呆れるほど間違いだらけでした~(-_-;)
ちなみに、間違いだった「19%」すら計算間違いでした(T_T)
この様なご指摘を受けると記憶に刻まれるので助かりますm(_ _)m
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