2020年3月14日土曜日

白内障との戦い・・・手術に挑んだ記録

これは、マーティー工房の白内障の手術日誌です。
とても衝撃的な経験なので記録に残しておきます。

ほとんど手記を再生したので、文章がとても多いです。
マーティーの場合、一人で感動して大騒ぎしております^^;
術前の状態が、思ってた以上に悪かったということを物語ってると思います。
白内障の手術後、あまり感動がなかったという話も聞きますが、
マーティーという一個人のその場の素直な感想であります^^;

さて、思い起こせば、約半世紀前、
中学生まで眼鏡なしで視力2.0のバッチシだったのですが、
高校の時に急激に近視になりました。
乱視もあります。
仕事についてから近視も乱視も、さほど悪化してませんでした。

<2015年 術前5年>
ちょっと遠くへ旅行に行った時、
いつもの眼鏡で夜景とか観て感動した記憶があります。

<2016年 術前4年>
一時、夜に運転することが多かった時期があり
対向車のライトがやたらと眩しく感じたので、
「最近のはヘッドライトはHIDやプロジェクション型で
 随分明るくなったけど、光軸調整ちゃんとされてるんかな?」
なんて思っておりました(-_-;)

<2018年3月 術前2年>
DIYで交換していたHIDヘッドライトが切れたので、
LEDバルブなるものをAliExpressで探して
マーティー車もヘッドライトをLED化して喜んでました。
ブログ「LEDヘッドライトバルブ買ってみました!」ってなわけです。
この時はまだ、マーティーに忍び寄る白内障には全く気づいていません。

<2018年4月頃 術前1年11ヶ月>
その後も短い距離ですが、夜の運転で眩しさを感じました。
助手席の工房住人に対向車のライトが眩しいか尋ねると
マーティーが感じてるほどじゃなさそうなのです。
ん?この時初めて頭にちらっと「白内障?」が浮かんだと思います。
「白内障になると目の前にビニールがあるみたいに見える」と聞くけど
そんな感じではないしな~
まだ白内障になる歳ではないんじゃないかな~
でもひょっとしたら目に異常があるのかも?

<2018年5月11日 術前1年10ヶ月>
眼科というものは歯医者より勇気がいるもので...
重い腰を上げて、いざ!
・機械(バルーンが見えるやつ)での視力測定
・眼圧(風がふっと目に当たるだけ)
・視力表での視力測定
でした。
看護師さん:「眼鏡は概ね合ってますよ~」

診察室に入ると、部屋を暗くして、目に電球色の光を当てて
顕微鏡みたいなので覗かれます。

先生「白内障ですね!」
マーティー「どの程度ですか?」
先生・・・ニコニコしながら
 「まだ軽いですが、年相応ですよ!白内障は全然怖くないから」
 「それより、緑内障が怖いので検査しておきましょう」
 「追加で緑内障の検査する時間、30分程ありますか?」
マーティー「あぁ、はい・・・」

・網膜の断層撮影:眼の中をレーザー光で走査されるみたいな感じ
・視野検査:直径50~60cmの球体の中を覗いて中心を見つめてると
  周りのランダムな位置に小さな光が点くのでボタンを押します。
  片目10分程かけて、視野の全範囲をやります。
  検査自体は早押しゲームみたいですが、面白くはなかったです^^;

診断結果:
・視神経のファイバーで損傷している所がある。
・視野の欠けはないが、微妙に怪しいポイントがある。
・緑内障だったら進行の可能性もあるので年に1回は検査した方がいい。

白内障を治す薬はありませんが、
進行を遅らせるカリーユニという点眼薬を5本処方されました。
毎日、両眼に朝昼晩に1滴ずつ。
1滴0.05ccとすると
5mL x 5本 = 500滴・・・3ヶ月弱か~
「老人性」の文字がとても気になるマーティーでありました(´-﹏-`;)

<2018年6月9日 術前1年9ヶ月>
今日から白内障点眼薬カリーユニの2本目です。
ほぼ計算通りの1本1ヶ月弱でした。

毎日、忘れずに点眼して、夜の対向車のライトが眩しい程度しか
不自由は感じていませんでした。

<2018年8月8日 術前1年7ヶ月>
7月に3DプリンタGeeetech i3 Pro Bを購入、組立にしこたま苦労して(-_-;)
初めてまともにプリントできたのが、このフクロウさん。
今、日付を見ると「8」が並んでるな~
何かを暗示してたのだろうか?
thingiverseのここのフクロウ(Flower Pot)を
サイズ50%でプリントしてました。
その後、目薬がピッタリ入ることを発見するのであります。

<2018年9月19日 術前1年6ヶ月> 
あまり眼科に行きたいくないけど
少し挿し忘れもあって、予定より延びて約4ヶ月で^^;
点眼薬が底をついてきたので眼科へ!

診断の結果:
 視力低下と白内障は特に進行してないとのことで、ひとまず安堵。
 カリーユニ点眼薬を6本もらった。

<2019年2月27日 術前1年>
カリーユニ点眼薬が残り1本を切ったので眼科へ!
最初に貰ってから11本目を使ってることになります。

ちょっと前から乱視が悪化している自覚症状があった。
テレビの小さな白文字がクッキリに二重に見えて驚いたこともあった。

先生:「乱視悪化の自覚症状は、
    白内障の進行で屈折率が上がってるせいです」

思い切って聞いてみた!
(あと10年くらい持ちこたえるのかな~?と思うも...)

マーティー:「手術は5年後くらいですか?」
先生:「そんなに持ちませんよ~ 1、2年でしょうね~」
マーティー:「えっ!あっ!そうですか~」_| ̄|○

帰宅して、ふと、このフクロウに目薬を入れてみるとピッタリ!
前年8月に3Dプリンタで初プリントしてたフクロウです。
まさか、このフクロウが点眼薬入れになるとは、奇遇であります(-_-;)

<2019年6月4日 術前9ヶ月>
白内障とは関係ないですが、
くしゃみも10回近く繰り返すし、鼻水(鼻詰まりはない感じ)も多く、
まぶたが腫れてる、というか膨れてるので、眼科に行った。
2014年に一度あった同じ症状なのです。
「アレルギー性結膜炎ですね」
大分県の山の方に行くと症状がなくなってたので花粉ではないようなのです。
5月最後の週と6月1週目、PM2.5と光化学オキシダントがとても多く
基準値超えが続いていました。
ステロイドの点眼と軟膏を処方されました。
2時間ほどで腫れが引いていきました。
その後、3日ほど、腫れては点眼を繰り返してたら治りました。

<2019年8月28日 術前6ヶ月>
昨年5月の緑内障検査から1年以上経過したので
再び、網膜の断層撮影や視野検査や色々検査をしました。

先生:
「前回検査で視神経が傷んだ所は、変化ないので緑内障の心配はないです」
「視野も欠けてる所はないので大丈夫ですね」
「白内障の手術もまだ様子見でいいでしょう」
ということで、ほっとして帰宅する。
まあ、いつかは手術しないといけない運命なのですが(-_-;)

<2019年10月 術前5ヶ月>
夜、飲み会の場所に歩いていると、100m程先のLEDの電光掲示板が
あれっ?同じ文字が2列ある?
こんな風に見えてました。
眼鏡はかけてるんです。
かなり水晶体の中で乱反射が増えてると思い始めました。
これは下のサンプル画像を画像処理で当時を再現しています。
近づいて行くとやっぱし1列でした(-_-;) 
元々乱視がありますが、白内障が進んで屈折率が上がって
乱視が酷くなっているのは確かのようです(´-﹏-`;)
これはサンプル画像なので近くでもこんなにきれいに見えてないのですが
こんな大きな文字が、ほぼ完全に2列に見えるのはヤバそうだな~

<2019年11月辺り 術前4ヶ月>
ここ数ヶ月で乱視と近視が急激に悪化してるのは明らかな感じ。
30cm先のPCで画面も眼鏡がないとボヤケてきてます。
逆に遠視がなくなって、目の前の作業でも老眼鏡が要らないほど
目の前で指先を近づけると、何と!5cm辺りまでピントが合うのです。
水晶体の屈折率が益々上がってド近眼になってきてるのです。

雨の日の対向車のライトで目の前の道が見えなくなっています。
夜の運転が怖くなってきたので、止めました。
部屋も暗く感じるし、コントラスト低下と乱視で
昼間でもカーブミラーの中がよく見えないのです。
できるだけ運転しないようになりました。

裸眼では、1m先のLEDもこんな感じに見えてました。
実際には光の周りにフレアが出てボワッとして、もっと多重してたかな?
右目と左目の多重の仕方も異なるので、ドットが妙な立体に見えます。

<2019年12月末 術前2ヶ月>
この頃は、PC作業中も常に眼鏡かけてる状態でした。

店に行っても全体がボワッと霧に包まれた感じで、ものを探すのに苦労します。
部屋もどんどん暗く感じてきて、気分まで暗くなります。
あまり暗いと昼寝したくなることも多くなりました。

どうしても運転する時は、近視用の眼鏡を2つ重ねて丁度いいのです(T_T)
この前までカーナビの画面が見えてたのに
コントラストが悪くて模様にしか見えない、ナビの意味がありません(T_T)

これは、もう決心するしかないな~と思い始め
点眼薬が残り1本になったら眼科に行って手術日を決めようと決心。

<2020年1月29日 術前1ヶ月ちょっと>
意を決していざ病院へ!

先生:「白内障の影響で近視が急激に進んでます」

マーティー:「手術することにしました!」

先生:
「両目同時にして1泊して翌日の朝10時には、帰宅できますよ~」


マーティー:
「今多いと聞きますが、手術は、1ヶ月位先ですか?」

先生:
「丁度キャンセルがあって、2/8と2/15が空いてますよ」
「その後は、3/7です」

そんなに早くできると思ってなかったので、用事を作ってしまってて
で、3月7日(土)に決定!

先生:「では、点眼薬カリーユニはもう必要ないですね」

遂に決めてしまった!
期待と不安が交錯した不思議な気持ちです。

実はこの病院は、住んでる町の支院なのです。
手術は7~8Km離れた本院で行われますが、
手術前の術前検査は、この支院でやって本院では手術だけということです。
「検査は、瞳孔を開くので車の運転ができません
 今日は車で来られてるので、日を改めて来てください」と。

この日は、冊子「白内障の手術を受ける方へ」を持って帰りました。
ご興味ある方は、マーティー工房のGoogle Driveのここからどうぞ。
「白内障とは」から始まって
マーティーは、この絵ほどまでは進行してないんだがな~と思ってましたが、
執筆中に見直すとこれに近い状態だったのかも?
「白内障手術とは」や
術前検査や手術についてなどが載ってます。
この時は、ガラスレンズだと思っておりました。

<2020年2月5日 術前1ヶ月>
今日は、術前検査です。1Km程歩いて行きました。

先生の診察の前に網膜の撮影や幾つか精密検査して
看護師さんから
手術同意書、手術までの流れ、高額医療制度など
「レンズは、こんなのです」とか、説明を受けて、
最後の方で瞳孔を開く点眼されます。
レンズは触るとシリコンみたいに弾力があります。
こんな弾力ある素材で鮮明に合焦できるんだろうか?とやや不安でした。
執筆中にググったら
・光学部原材料:架橋アクリルポリマー
・支持部原材料:ポリフッ化ビニリデン(PVDF)
らしいです。
瞳孔を開く点眼されると、じわじわと周りが明るくなって
更にボケが酷くなり、霧がかかったようになっていきます。

診察室に入ります。
先生が拡大鏡を手に上の方から下の方から眼の中の隅々まで覗き、
ベッドに寝て、麻酔の点眼をされ、鼻に繋がってる目元の涙管の確認もされました。

最後は、レンズの選択です。
当初考えててたのは、
・PC~家の中は裸眼で
・運転は眼鏡してもいいかな
と思って中間に焦点が合うものを希望したら

先生:
 「中間というのはないですが、それだと多焦点レンズがあります」
 「PC~車の運転までカバーできます」
 「視力1.0以上にはなるでしょう」
 「保険は効くので大丈夫です」

マーティー:
 「多焦点レンズは、夜の運転で対向車のライトで
  フレアやゴーストが出易いので運転する人に向かないと聞いたのですが?」

先生:
 「フレアやゴーストも気にならない程度に性能が良くなってますよ」
 「ただ眼内に入れるのにコツがいるので
  手術日は、熟練の先生が東京から来る3/14になります」

ここで、一瞬、多焦点に決まりかけましたが

マーティー:
 「乱視は補正できないんですよね?」
 ・・・この質問をしてなかったら、どうなってたんだろう...
   もっと感動したか、あまり感動しなかったか、それはわかりません。

先生:
 「単焦点レンズだと乱視も補正できますよ!」
 「焦点を遠方に合わせると、視力1.2以上は見込めるでしょう」
 「多焦点よりピシャっと見えるようになります」
 「1mより手前は、PC用と手元用に2種類の老眼鏡が要ります」
 「乱視なしの普通の老眼鏡でいいです」
 「遠方に合わせるのが一番ピシャっと見えるようになると思います」 

マーティー:
 「えっ!乱視も補正できるんですか!」
 「それがいいです!」

というわけで、
レンズは「単焦点の焦点距離は遠方、乱視も矯正タイプ」に決まりました!

ちなみに、多焦点レンズとは、
レンズ断面がこの様に回折型になって焦点が2つあるものです。
3焦点のものは国内ではまだ認可が下りてないようです。
年々改善されてるようですが、
単焦点と比較すると、光のロスがあるので、コントラストが低下
ハローやグレアが発生し易いと書かれてるサイトが多いです。

最後に手術前に菌を殺しておく薬がでました。
眼の中の菌を殺す点眼薬が手術1週間前から、
まつげの根本に最も菌が多いので、軟膏の殺菌薬です。
眼に入ってもいい軟膏、寝る前に塗りますが沁みたりしません。
聞く所によると、昔~しは、眉毛もまつ毛も剃ってたらしいですが、
今は、この薬を使うだけ。
帰りも歩きです。
まだ点眼薬で瞳孔は開いたままです。
病院の外に出ると、真夏の日差しみたいに明るく感じました。
瞳孔開くだけだと明るくて眩しいだけだと思ってたら違うんですね~
遠近感がわからない感じだし、
白内障なので更に半透明のビニール袋被った感じで、ゆっくりしか歩けません。
目の前の手のひらは綺麗にシワがみえますが、
ちょっと先は霧がかかった感じです。
道路の白線が眩しいし、浮き上がって見えます。
裸眼なのに色収差がでて、白線の右に青、左にオレンジのエッジが!
帰宅して1時間くらい昼寝したら普段の感じに戻りました。
不思議な体験でした。

看護師さんの説明の時に「レンズ、もらえませんか?」と聞いて
「この壊れたやつなら」といただいた、支持部がちぎれた眼内レンズです。
シリコンみたいに弾力があります。
折りたたんで入れるそうです。
透明だと眩しすぎるらしいの僅かに黄色です。
後で調べると紫外線域はカットされるようです。
真横から!
上下で曲率が異なるかと思ってましたが
普通の凸レンズっぽい形状です。
右下にリビングの照明(30W丸管x4)が投影されています。
可視波長域では、投影面が平面の場合は、
平凸レンズで、平側が焦点側、凸側が入光側の時に
球面収差が最小になるのですが、
眼球は投影面が球状なので、普通の凸レンズでいいのでしょう。
手術日の前に病院から電話があり
出発時間が2回後ろに伸びました。
新型コロナウイルス騒ぎで延期した方がいらっしゃるようです。

<2020年3月7日 手術当日>
昼飯を食べて、約1Km先の支店に歩いて行きます。
家にいてもソワソワするばかりなので30分も早く出ました^^;
着いたら受付にこの紙を渡すことになってます。
当初は本院まで3名でタクシーに乗っていく予定でしたが、
キャンセルか延期でマーティー1人だけになってました。
10時45分までに ⇒ 12時15分になっていました。
看護師さんに体温を測られ
瞳孔開く点眼ともう1つ何かを点眼されます。
目の前が明るくなりボヤケてきます。
12時30分頃、タクシーが来ました。

13時頃、本院に到着!
土曜日なのでタクシーの運転手さんが入口のインターフォンで
「患者さんを連れてきました」と言うと
忙しそうに看護師さんがやってきて入口が開きました。

スリッパに履き替えて靴をビニール袋に入れて、
最初に手をアルコールで消毒!
新型コロナウイルス騒ぎで、外からの接触に厳重警戒の様子です。
1Fは、待合室と診察室があります。
エレベーターで2Fへ病室は6人部屋で、既に2人来てました。

また、点眼されて
「パジャマに着替えて、抗菌剤と抗生物質の薬を飲んで、待っててください」と。
直ぐに患者さんがもう一人来て部屋には4人。
隣の人は、よほど疲れてるのかゴーゴーいびきかいて寝てます。
マーティーは、興奮して血圧が高いので
スマホに入れてきた「小野リサ」を聴い何とかリラックスしようと...
この時のBluetooth 開放型ヘッドホンが活躍しました。

その後、10分おきくらいに看護師さんがやってきて
2種類だったか3種類だったか点眼が続けられました。

到着して1時間位たった14時頃
「もうすぐ眼に印を付けま~す」と
・・・そんな話は聞いてないのでドキドキであります。
食堂の椅子に5人並んで座り、麻酔の点眼され一人ずつ呼ばれます。

目の前にライトが照らされるので何も見えません。
何か小さな縦長の黄色っぽい透明シートの様なものが
目に張られたと思います。違うかも?
点眼の麻酔だけなのに凄いです。全く痛くなく、何も感じません。
で、青のマジックみたいなので印を付けられたみたいです。
病室に戻って、スマホで写真撮りましたが写りませんでした^^;
マーティーの手術の知識はこれだけなのです。
手術前に調べようかどうしようか迷いましたが、
これ以上は知らないで臨んだ方が良さそうなので調べませでした。
15時頃だったか、手術が始まったようです。
横でいびきかいてた人は、最初だったけど
戻ってこなかったので日帰りだったみたいです。
私は、病室4人中の最後でした。
「Fさんの(足元の方)次です」と伝えられ
Fさんが連れて行かれました。
10分くらいして遂に「手術に行きます」と呼ばれました。

手術室のある4階へ看護師さんとエレベータで上がります。

手術室の手前の準備室に入ると、前のFさんが手術室の入口で待機中。

マーティーは、点眼の麻酔をされ、目の洗浄と目の周りを消毒されます。
眼の下に受け皿を当てられ、消毒液を眼にかけられます。
ヨード液みたいな色だけど、その匂いはしませんでした。
ちなみに服は、パジャマのままです。

蛍光灯がやけにチラついてました。
看護師さんに聞くと
「蛍光灯が古いんでしょうけど、私にはチラツキがわかりませんよ」と
人は疲れてるとチラツキが分かり難くなるので、
看護師さんは、かなりお疲れのようです。

2つ前の手術の女性が看護婦さんに付き添われ手術室から歩いてでてきました。
片目に白い眼帯されてます。
前のFさんが中に入りました。

マーティーは、心電図の電極3つを付けられ、そのケーブルを持って
手術室のドアの前の丸椅子に座って待機です。
10分か15分経っただろうか
手術室から「終わりました」と聞こえて、前のFさんが出てきました。
同じく片目に白い眼帯です。
手術室のスタッフは入れ替わりなく、ほぼ流れ作業な感じです。

遂にマーティーの番であります!

手術室に入りベッドを探して進んでたら「こちらで~す」
色がエンジがかった赤のカッコいい椅子で、
一瞬ポルシェのシートが頭に浮かびました^^;
歯医者さんのみたいな倒れる椅子が手術台なのです。
座ってたら「倒しま~す」
「肩幅はいいですか?」歯医者の椅子みたいに倒れるけど
肩とかも調整できるみたいです。
退院してググりましたがこれと似た感じでした。
SPO2センサーが右の指に嵌められ、左腕に血圧計のシートが巻かれます。
上から眩しいライトが当たり、
「ライトを真っ直ぐじっと見つめててください」
一瞬くしゃみが出そうになりグッと我慢。
マーティーは小さい頃から太陽見るとクシャミが出るのです^^;
六角形が2つ横に並んでるみたいな気もしましたが、
全視野が眩しいので、その光以外なにもわかりません。

「右目からしま~す」
片目だけ穴が空いた濃緑のシートが顔に被せられて、
まぶたに半透明のテープが貼られ、目の前が曇ります。
まつ毛や眉毛は剃ってないので、術中に抜けるとマズイからでしょう。
で、まぶたを開く器具を装着されると、眼を閉じたくなりましたが、
直ぐに水が出て楽になったと思ったら「始めま~す」と。

麻酔の注射を覚悟していましたが、点眼の麻酔だけでした。
手術中は水がジャバジャバかけられます。
自分の心音がモニターから聞こえます。
「そんなに速くないかな?」なんて何とか気を外らせます。
全く痛みはありませんが、時々眼球を横に押される感じで
「眼が動いたらマズイだろうな」とまっすぐ見るのに必死でした。

眩しいので何をされてるのか器具とかも全く見えません。
水晶体の吸引器の音がします。どんな音だったか忘れました。
吸引器の圧力だろうか?
「今、34かな、38かな」とか先生が話すのはハッキリ聞こえます。
眼しか麻酔してないからですね~
できるだけ他の事を考えて気をそらそうとしまが、なかなか...(-_-;)
時々「大丈夫ですか?」と声をかけられます。
濁った水晶体が吸い取られてていくのが、何となく分かり、
最後の方は、曇った水がキラキラ光りだして、
キレイになったのがわかり、ちょっとだけ嬉しくなりました。
終わったかな~?と思ったら
「レンズ入れま~す」と!
ちょっと入口を引っ張る感じがして、何か違和感を感じるけど、
数秒後に眼の中で広がると直ぐに違和感はなくなりスッキリしました。
まだ、眩しくて光以外は何も見えません。

「最後にチクッとします」
何か細~い注射をされたようだが、一瞬の軽いチクッだけ
「終わりました!」
お~っ!全く痛くなかった~よかった~ふ~っ!

「次、左眼をしま~す」
終わった右眼は、シートで隠されるので何も見えません。
「こんな見方でいいんでしょうか?」と尋ねると
「眼が動いたりしてないので、とてもやり易いですよ」と言われました。
痛くないってのはわかったけど
「同じ恐怖がまたくるのか」って感じで、
「力を抜いて楽にしてください」と言われるけど、
直ぐに超緊張してドキドキ状態で力が入ってるのが自分でわかります。
もうひと頑張りだ~と心に言い聞かせます。
右目で少し慣れたので、さっきよりは、時間が速く感じました。
恐怖の時、口で息するってのがわかる余裕も出てきてました。
全く痛くないのですが、全部終わらないと怖さは収まりません。

左目の最後の方で一瞬、ライトにピントが合いました。
ライトが2つ、とても小さく見えました。
光ファイバーが何本も集合した塊みたいな直径数cmに見えましたが、
距離が全くわかりません。
丸でなかったことは確かで、六角形だったみたいです。
中央にカメラか何かあった気もします。
こんな感じの無影灯だったのではないかと推測します。
昔の手術室の無影灯とは随分変わってます。
それにしてもこれカッコいいな~
無影灯を作りたくなりました^^;
手術室に入ってたのは、20分弱だったと思います。
手術台が起き上がって、直ぐに見えます。
マーティーの場合、両眼同時なので白の眼帯ではなく
透明の保護カバーがテープで張られました。
視野は中心部分しか見えない感じでしたが、鮮明に見えます。
「手術は成功したぞ!」と喜びが込み上げてきます。
看護師さんに介助されて歩いて準備室へ移動すると、
次の女性の患者さんが座って待ってました。
準備室の出口で病室用のスリッパに履き替えますが
とても強い眼鏡をかけた感じで、足元がとても遠くに見えました。
「慣れるのは時間がかかるのかな~?」と思いました。

病室に戻ってスマホで撮影したものです。
手術の10分後位だったと思います。
そのままの顔は怖いので、輪郭とかは黒塗りで偽装しております^^;
エレベーターに乗ると
手術前よりとても明るく感じました。
ボタンとかがハッキリクッキリ見えます。
看護師さんに「メチャクチャはっきり見えます」
と言ったと思います。

車椅子に座って病室まで連れて行かれ、直ぐに上の写真を撮りました^^;
まぶたが少し重い感じはしますが、眼も全然腫れたりしてませんでした。
瞬きするとゴロゴロした感じがします。
右目の上の方だけ、まぶたにゴミが入ってる感じで
涙がでるほどではないけど瞬きすると少し痛い程度です。
左目は、痛くも痒くもなく、全く普通です。

先に手術した足元のFさんのベッドの遠近感がまだ変で
わりと遠くに見えてましたが、段々と正常な遠近感になるのがわかります。
強い眼鏡かけた時の様な糸巻き歪は全くありません。
窓枠がしっかり四角に見えて、色々不安が消えていきます。

少しは休だ方がいいかなと、寝ようとしますが
嬉しすぎて興奮して寝れません。
乱視は補正されてるかな?と
廊下に出て遠くを見たり、窓から遠くを見たり、
既に不安は全て消え、興奮は冷めるどころか、更に高まります。

17:30からベッドに食事が運ばれて来ました。
いや~凄い!
ピントもですが、色が鮮やか、白と黒のエッジとかシャープなんです。
何見ても感激するばかりです。
さすがに約60cmより近くはピントが合わないので、
持参した老眼鏡をかけると、これまた鮮明!
食事の美味いこと!
親知らずを抜いた時みたいに後から痛くなってくるのかと覚悟してたけど
その後も全く大丈夫でした。
麻酔の点眼が効いてたのかもしれません。

20時だったか術後の検診がありました。
「術後は大変順調です」
「右上まぶたが強い消毒液で少しタダレてるので
 ゴロゴロしてると思いますが、数日でよくなりますよ」と。

それから誰もいない食堂兼対話室でHDのLCDテレビを見ました。
ブラタモリで信楽焼のをやってました。
字幕が信じられないほどピシッとクッキリ見えます。
色も強烈に鮮やかです。
かなり離れても見えます。
興奮しっぱなしです。

窓から外見ると、雨が降ってます。
目の前に明るいライトがあるのに、向こうの道路がクッキリ見えます!
乱視も補正したので、全く二重に見えない。
凄い!
この何の変哲も無い景色に感動しっぱなし(・o・)
この写真よりずっとハッキリ見えるのです。
窓越しで、撮影は悪いですが
病院のブルーの看板がこれまたキレイにクッキリ!
ブルーの鮮やかさに感激(・o・)
雨に濡れた道路に光が反射するのが美しい~
駐車場のPマークがクッキリすぎる!
高級デジカメを買った時の試し撮りのワクワク感なのです。
21時の消灯までは、外見たり、テレビ見たり、どこみても感激です。
消灯後は、暗くなっても
ブラインドの羽が一つ一つキレイに見えるのに感激。
全然眠くなりません^^;
麻酔のせいなのか、夜中に何度が足が吊りそうになりました。
片目手術の足元のFさんは80歳、いびきをゴーゴーかいて寝てました。

<2020年3月8日 術後1日目>
朝5:30に看護師さんが点眼に来ました。
遠近感はすっかり正常になってました。
ほとんど寝れませんでした(-_-;)
興奮してたのと、ベッドが固くて腰が痛かったのです。

扉のステンレスの取手がピカピカの銀色に!
こんなに磨いてあったのか!って感じ!
手術前はいぶし銀のように灰色な感じでした。
これまでレンダリングする前の世界を見てたんじゃないかと思うほど
金属の光沢が全然違います。

朝6時から診察です。
眼の保護カバーが取られたら、更にクッキリ、色も鮮明でビックリ!
先生:
「水晶体は、まだ柔らい方でしたが、かなり濁ってました」
「全く順調です。明日視力測定してみましょう!」
ちょっと質問しました。
マーティー:
「レンズの周りは何か液体が入ってるのですか?」
先生:
「レンズの周りと、その前の虹彩の所にも人工の液体が入ってます」
「半月もすれば体内で作られた液体に入れ替わりますよ」

8時の朝食は、食堂でした。
写真は撮り忘れたけど、苺の赤がとても鮮明でした。
鶏肉の照り焼きのテカリのハイライトが素晴らく感じました。
男3名、女2名
両目してたのは、マーティーと女性が1名だけでした。
調理師さんと話してると、いつもはこの3倍で食堂が満席だとのこと。
コロナ騒ぎでキャンセルも多いらしいです。

その後、薬が渡されて
風呂に入れる時期や顔を洗える時期の説明があります。
顔を洗えるのは1週間後です。
目を擦るといけないので、このゴーグルを借りるようにしました。
僅かに黄色ですが透明度は高いです。
材質は書いてないですが、ポリカーボネートだと思われます。
術後にしてた保護カバーもいただきました。
寝てる時に眼を擦りそうなので、これを付けて寝ることにします。
術後1週間は、眼を擦ったり、洗顔すると大変なことになります。
9時頃、病院がタクシーを呼んでくれて
自宅まで1人1台のタクシーで帰ります。
手術費用込みで後払いになっているのです。
タクシーの運転手さんも片目の手術経験者でした。
「奥さんにシワがよく見えると言ったら怒られた」と、ネタかな?
色々話ししながら、途中の景色に見とれてました。
いい天気で少し眩しく感じましたが、
以前のように光の発散とかなくて、何もかもクッキリです。
見慣れた景色を満喫して、10時前に自宅に到着!

自宅に着いて、まず、驚いたのがこれ。
毎日見ている庭の枯れた芝生。
一本一本がクッキリと重なってて気持ち悪いくらいに立体に見えるんです。
前はのっぺらぼうにぼわっ~と平らに見えてと思います。
手術前は、窓際に置いてあった写真が、逆光で黒つぶれして
こんな感じに、ほぼ真っ黒で何も見えませんでした。
5人写ってるんですが、
早速見ると、しっかり見えるようになってました!
部屋の中のパッケージ、果物・野菜、どれを見ても
デジカメみたいに強調し過ぎではないかと思うほど鮮やかなのです。
やっぱし、かなり水晶体の濁りが酷かったようです。

実は、手術の数日前に工房の住人Cに教えてもらった色彩テストサイト
白内障のテストではありません。
スマホでは、横向きにして明るさ最高がいいです。
PCだとスクロールでも見え方が変わるので、相対評価になります。
時間制限はありません。
で、手術の数日前、この「4」はすんなり見えましたが
「5」がかろうじて分かる程度。
「6」以上は文字があることすら認識できませんでした。
手術の翌朝、病室でやると「8」まで正解したのです!
とても読みづらいですが、文字があることが認識できたのです!
それと、これ、工房住人Cのマニュキュアの瓶の説明文。
手術前は、文字があることが判別できませんでした。
中身がとても暗い赤に見えて、黒文字と区別がつかなかったのです。
拡大鏡で拡大してもコントラストが悪過ぎで見えないのです。
黒い筋があるかな~程度
手術後に帰宅して手に取ると「わおっ!」です。
こんな感じにクッキリ見えました。
中身が明るい色になって文字の黒がクッキリわかるんです!
文字は拡大鏡がないと小さすぎで読めませんが
これは驚異的な変わりようでした(・o・)
明るさのダイナミックレンジが一気に上がった感じです。
この時に3Dプリンタで準備してたフクロウの目薬入れ
一つは径が大きく、もう一つは四角くて入りません(-_-;)
3つ目は入るけど、遮光しないといけないので黒い袋に入ってます(-_-;)
準備した意味はなさそうです。

<2020年3月9日 術後2日目>
右目のまぶたのゴロゴロ感もなくなりました。

今日から運転していいので、ゴーグルだけ付けて車で病院へ行こうと
車を見ると、何だこりゃ~点々の汚れがいっぱいだ~(T_T)
手術前は薄っすら汚れてるだけに見えてました。
唯一困ったことは、汚れがよく見えるんです(´-﹏-`;)

病院で視力検査したら、右1.2、左1.5でした\(^o^)/
手術前とは雲泥の差です。
眼鏡でここまで補正すると頭がクラクラしますが、全く大丈夫です。
いや~これも普通のことなんだろけど、普通に感激です。
「順調なので1日6回の目薬は、4回で大丈夫です」と!

飛蚊症みたいなゴミがきれいサッパリなくなりましたというと
「それは治らないはずです。その内また見えてきますよ」と笑われました。
***その後***
術後、10日目辺りから時々見えますが、
術前の近眼時みたいに鮮明ではなくボヤッとしてるので気にならない程度です。
薄い色の生地のカーテンの前とかで目立つ程度です。
*********

いや~人工レンズってのがこんなにいいとは!
というかマーティーの眼が如何に劣化してたかってことですね(-_-;)
近くは老眼鏡必須ですが、近くを長時間見た後、
遠くを見てもスパッとピントピッタリなんです\(^o^)/
まあ、単焦点で眼の調整機能は無関係になってるからですからね~
何だろうこの普通なのに最高感は!
視力が疲れに関係しなくなりました\(^o^)/
これで長距離ドライブにも行けそうです。

遠くの山々の稜線もクッキリだ~
いつも空気が白けてるのは、てっきりPM2.5だと思ってました~(-_-;)

この日、病院に手術証明書を依頼したら
午後には「できました」と電話が入りました。
生命保険の手術給付金を申請するためです。

<2020年3月10日 術後3日目>
午前中、病院に手術証明書を貰い(有料です)に行ったら請求書もできていた。
ちなみに、手術名は「水晶体再建術」・・・ちょっと笑えました。
現金払いなので、お金を下ろして、午後、支払いに行きました。
81,349円也
眼鏡数個分でこれだけよく見えるとは、とても安いです。
マーティーはフルサイズのデジイチを入手した気分なのです^^;
事前に「健康保険限度額適用認定証」を提出しています。
3割負担&限度額適用なので、実質は作業料込みで50万円位かな?
久しぶりにディスカウントショップへ立ち寄り
商品があまりに鮮やかに見えるので、つい店の中をウロウロ。
家電品売り場に行ったら
え~っ!FullHDと4Kの違いがわかる!
今の今までたいして変わらんと思ってたのです。

帰宅してDVDを見てみると、こんなに画質悪かったかな~
あちゃ~!先週までDVD画質以下の眼だったのか~(-_-;)

夜は雨、近くの駅に工房住人Cを迎えに!雨の夜の試運転です^^;
対向車のライトどうかな~?
うぉ~っ!
対向車のライトの眩しさが激減して、道路も良く見えます!
しかも雨振りなのにです。
駅についたら、雨の駅前の街灯がきれいなこと!
思わずフロントガラス越しにパシッ!

<2020年3月11日 術後4日目>
感動はまだまだ続きますが、少し白内障についてググってみました。

人工レンズだと色収差が多少出てエッジに色のにじみが残るかと危惧してたけど、
全くありません。
試しに下のような図を作ってみました。
色によってピントが変わるかと思いましたが、どれもクッキリ見えました。
近視眼鏡の時は赤と緑で変わってましたが、今は差がわからないです\(^o^)/
どうやら、人間の眼は、角膜は正の色収差、水晶体は負の色収差で
補正し合ってるらしいのです。
で、人工の眼内レンズも水晶体と同じ様に負の色収差を持たせてるらしいのです。
そういえば、小学6年に天体望遠鏡を買った時に
対物レンズが色消しレンズになってる解説があったの思い出しました。
図の様に低分散と高分散の凹凸レンズを組合せて
色収差を打ち消し合うというものです。
ひょっとして、角膜は凹レンズになってるのではないだろうか?
だから、手術最後のレンズを入れる前にライトがとても小さく見えた。
のではなかろうかと考え、ちょっとググってみましたが、
そうでもなさそうです(-_-;)
いや、小さく見えたのは確かレンズ入れてからだった。
まあ謎ということで...^^;

乱視の確認用にこれも作ってみました。
左目はほとんど均一
右目が2時~8時方向が僅かにボケてる程度です。
乱視もしっかり補正されてるということで安心\(^o^)/

右目だけ強い光を見ると2時~8時方向にハレーションがあります。
昼間はほぼわかりませんが、夜でバックが暗いとわかります。
左目は夜でもほとんどわかりませんが、縦に極僅かに薄~くでます。
気にしなければ、問題ないレベルです。
***追記***
3月15日、このハレーションは、出なくなりました(^_^)
角膜の表面に傷や凹みがあったりすると出るようですが
ほとんどの場合、自己再生して消えるらしい。
********
日亜化学工業株式会社のここに面白いグラフがありましたm(_ _)m
元ネタは「CIE 203:2012」らしいです。
van de Kraats法で計算された年齢毎の人の眼の透過スペクトル分布
だそうです。
Spectral distribution of the total transmittance of the ageing human eye computed via the methods of van de Kraats.
A Computerized Approach to Transmission and Absorption Characteristics of the Human Eye” CIE 203:2012 (incl. Erratum) 

これに光のスペクトルを色を合わせてみました。
歳取ると、ブルー域から感度が下がっていくんですね~
加齢による水晶体黄変が要因らしいです。
若い人は、空や海がもっと鮮やかに見えてるんだろうな~
綺麗な海を見ても昔ほど感動しないのはそのせいかな~

こんな表もありました。
「白内障の罹患率(りかんりつ)」
出所「科学的根拠(evidence)に基づく白内障診療ガイドラインの策定に関する研究」
とのこと。
右側の「進行した水晶体混濁」が手術必須レベルのようです。
マーティーは、約3人に1人の罹患率に該当してたようです。
若い頃、生野菜が嫌いだったのがいけなかったのかも?
今は何でも食べれます^^;

<2020年3月12日 術後5日目>
朝、コップにラップが被せてあって水滴が付いてます。
手術前は、水滴の粒の光の反射が見えてなかったのだと思います。
反射光にフレアが発生してボワッと全体に霧がかかったように見えてたので
この様な光景に気づかなかったのだと思います。
ラップの反射光のハイライトもとてもよく見えて質感が凄いです。
シミュレーションが難しいですが
今思えば、こんな感じに見えていたと思います。
ちょっと歩いて近所のポストまで
生命保険会社への手術給付金請求書を投函してきました。

いつも歩いていく買い物帰り、いつも横を通る何の変哲も無い荒れ地。
枯れ草がすごく立体的に見えて思わずパシッ!
気持ち悪いほどに一本一本がクッキリ見えるんです。
ちょっとわけあって近くの花屋さんへ
あまりにも色鮮やかに見えてパシッ!
特に多彩な赤に驚くばかり。
人間の眼では、RGB 8bitの24bit:1670万色を認知できるといいますが
手術前のマーティーは、RGB 4bitの4096色じゃなかったのかと(-_-;)
今までのブログの写真もとてもクッキリ見えます。
昼間は、久しぶりに天気がよく空気も澄んで遠くまでよく見えていたので
夜、星を見に外へ
お~っ!星が~~っ!幾つも見える!
やや天頂に近い西の空です。
これらの星は、眼鏡かけても見えてませんでした。
裸眼で見るのは、半世紀ぶりであります\(^o^)/
少し雲がかかってて、北極星や北斗七星は見えませんが
小さな星まで見えて感激であります。

<2020年3月13日 術後6日目>
通院です。
視力が少し落ちてました。
先生:「術後は順調ですが、眼がバリバリ乾燥してますね~」
主成分:ヒアルロン酸ナトリウムのヒアレインを3本処方してもらいました。
乾燥してそうな時に2~3時間おきに点眼します。
それと
先生:「眼精疲労で軽い頭痛や眼の奥が重たいと思います」
そう言われて初めて気づくマーティー(-_-;)
あまりの嬉しさで感じてませんでしたが
言われてみると、軽く風邪を引いたみたいな感じがします。

今日は、保護ゴーグルを返却しました。
寝る時は、横向きになった時に眼鏡のつる部分が痛いので、
術後の保護カバーをテープで貼り付けた方がいいのです。
明日から洗顔もしていいので目を擦っても傷口が広がることはなく大丈夫です。

でもこのゴーグル、とても見易いので
CNCで加工時とか保護ゴーグルとしてなかなか良さそうなのでポチっておきます。
花粉症の時期に入って品薄状態のようで取り寄せになってます。
「メオガードネオ」という商品で
名古屋眼鏡株式会社のここにカタログがありました。
「術後専用保護メガネ」って書いてあります。
サイズは、S/M/L/LLがあるようです。
Amazonですとここですが、サイズMしかないようで
マーティーはサイズLが欲しいのビックカメラでポチッ!



これまで活躍してくれた眼鏡さん達ともお別れであります。
これ以外にもフレームが壊れて廃棄したものが幾つかあります。
視野が広いのを望んでたので大きめのレンズが多かったです。
倉庫に眠ってもらうことになります(^.^)/~~~
総額幾らかな~昔は眼鏡高かったから、これだけでも20万超えだろうな~
PCでの執筆作業は、この老眼鏡(x1.5)を鼻の上に乗せております。
最後に、眼科の主治医の院長先生、
顔を見れないままの手術していただいた先生、
本院、支院のスタッフの方々に感謝したいと思います。
ありがとうございましたm(_ _)m

もし三半規管を交換できる時代になって
若い頃の耳に戻ったら、音の世界にどれだけ感動するのだろうか?
いや~
普通の視力に感動した1週間でありました\(^o^)/

2 件のコメント:

昔青年 さんのコメント...

無事手術終えられ、見違えるような景色に感動なさったこと等うれしさ満開ですね。術後のパソコン使用に制限はないですか?

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

昔青年さん、早速のコメントありがとうございます。
単焦点レンズで遠方に焦点を合わせたので遠視になります。
PC見るのには老眼鏡必須です。
ただ、ずっと近くを見てても眼が疲れて視力低下ってのがないのは元の眼よりいい所です。