2017年7月8日土曜日

小型工作機CNC2418 その20(非金属プローブ改良)

スピンドルをER11コレット(3.175mm)にしたので
以前に作った非金属プローブが取り付けられません。
M3ビスを使っていたのでズボズボなのです。
丁度?エンドミルを折らかしてしまっていたので
それを利用します。
このエンドミルに鉄板を貼り付けます。
厚み1.6mmの鉄板があったのでこれを利用します。
電子レンジを分解した時に取っておいたもの。
ハンマーで叩いて端っこを平らにします。
適当なサイズにカットします。
金切り鋏は通用しないのでタガネで切ります。
叩き切るという感じです。
厚み20mmの鉄敷の上に置き
でかいハンマーでゴンゴン叩いていくと切れました。
真っ直ぐ切るのはちと難しいです。
両端も叩き落として
13 x 45mm程に切り出せました。
グラインダーでバリを削り、形を整えます。
中古なので保護具なし。
この鉄板とエンドミルを銀ロウ付けしたいので
針金で固定します。
ロウ付け道具一式を準備します。
今回は、粉末銀ロウと棒ロウを使います。
以前の作業と基本は同じですが
今回は細い棒ロウも使います。
では、一部始終を動画で。
自分でも見たかったので三脚を立てて上から撮影しました。
最初に粉末銀ロウとフラックスを混ぜた液体を塗り込んでいます。
バーナーで炙って粉末銀が溶け出した所で細い銀ロウ棒を投入しています。
机の上に木材、鉄製の箱、耐火セラミックの順に重ね
その上に部材を置いています。
若干カットしていますが(腕しか見えない所など)
全行程2分30秒程です。
水で冷却します。
しっかり付いています。
フラックスや酸化物がついているので汚いです。
ハンダ付けの方が綺麗にできたのでしょうが
ようするにロウ付がしたかったのです。
歯ブラシにクレンザーを付けて磨きます。
針金で固定していた所が今一ですが
まあこんなもんでしょう。
以前作ったものと並べます。
以前のからリミットスイッチを取り外します。
この様に取り付けるので
リミットスイッチの穴から鉄板に印を付けます。
センタポンチで穴印センターにガイド窪みをつけます。
このΦ1.5で穴を開けます。
普通の電気ドリルで手作業です。
ドリルビットが細いので折れないように慎重に。
無事、穴が開いたので
このM2タップでネジを切ります。
推奨下穴はΦ1.6ですがΦ1.5の下穴でも大丈夫でしょう。
ネジ穴にしたいので1.6mm厚の鉄板を使ったわけです。
取り付けました。
ちょっと分かり難いですが
エンドミルのほぼセンターにリミットスイッチの突起がきています。
これでエンドミルとプローブの位置差がほぼなくなるので
オフセットを考えなくて良くなります。
横から。
ロウ付の熱で鉄板が反っています。
後は、鉄板の反りを直して、
周りを削って形を整え、スイッチを取り付けます。
いい感じに取り付きました。
一応ナットも付けました。
リード線をタイラップで固定して完成!
それでは、テストしてみましょう。
久々にCNC2418に付属のGRBLcontrol(Candle)を登場させます。
HeightMapにグラデーションがついて綺麗なので。
この化粧品のクリームの容器に文字でも入れてみようかと
CNC2418にセットします。
いいぐわいに湾曲しているので
ワクワクしてこの写真を取ったのですが...
あれっーー!動きません???
ここまで来て!
プローブ機能が壊れています。
な~んかまた最後にこのパターンです。(´・ω・`)
何か悪い事したかな~?

ということで、調査については、次の投稿にて。
まあ非金属プローブそのものは
綺麗にできましたーってことで良しとしましょう。
使えないと意味ないのですが...

今回登場したパーツや道具は、
折れたエンドミル以外は全て日本調達品でした!

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