2017年9月6日水曜日

小型工作機CNC2418 その31(もう1枚 v1.1f Upgrade不可の真の原因)

緊急公開です!
ここでATmega328Pを交換して復活した”Woodpeckerモドキ”です。
もはや”モドキ”を付けない訳にはいきません!

ブートローダーを書き込んだチップ交換して
一度は、GRBL v1.1f 2017-07-17版を書込めました。

GRBL v1.1f 2017-08-01にUpdateしようと
Arduino IDE v1.8.3でやると
また同じエラーがでて、できないのです。
何で~~と叫びたくなる。
*****
Arduino:1.8.3 (Windows 10), ボード:"Arduino Nano, ATmega328"

~中略~

         Using Port                    : COM3
         Using Programmer              : arduino
         Overriding Baud Rate          : 57600
avrdude: stk500_getsync() attempt 1 of 10: not in sync: resp=0x8c
avrdude: stk500_getsync() attempt 2 of 10: not in sync: resp=0x8e
avrdude: stk500_getsync() attempt 3 of 10: not in sync: resp=0x0d
avrdude: stk500_getsync() attempt 4 of 10: not in sync: resp=0x95
avrdude: stk500_getsync() attempt 5 of 10: not in sync: resp=0xd5
avrdude: stk500_getsync() attempt 6 of 10: not in sync: resp=0x46
avrdude: stk500_getsync() attempt 7 of 10: not in sync: resp=0x48
avrdude: stk500_getsync() attempt 8 of 10: not in sync: resp=0x48
avrdude: stk500_getsync() attempt 9 of 10: not in sync: resp=0x0e
avrdude: stk500_getsync() attempt 10 of 10: not in sync: resp=0xbc

avrdude done.  Thank you.

スケッチの書き込み中にエラーが発生しました
*****
一度は書き込みに成功しているこのWoodpecker。
ブートローダーも入れているのに同じエラー!
これはおかしい!
一度だけ書き込まれたということは、
ブートローダーが起動していないとしか考えられません。
ここにブートローダー起動の詳しい説明があります。
USBからUploadのタイミングでDTR信号が1から0になり
それをC6で微分してリセット信号を作っているわけです。
Arduinoのブートローダーは、リセットがかかると、
まず、スケッチ(hexですが)が来ていないか見るそうです。
一定時間が経過すると”内部のArduinoソフトを起動します。
が、DTRによるRESET信号が出ないと
直ぐに”内部Arduinoソフトが起動していると考えられます。

一回目は、ブートローダーしか入っていなく
電源ONでそれが起動して書込待機状態なので
GRBL v1.1をうまく書き込めたのでしょう。

以上の推察からUSBから書き込めない原因は、
DTR~RESETの部品かパターンに違いありません。
となると
このR1かC6が怪しいです。
秋月電子のLCRメーター DE-5000で測ると
C6:0.09728μF
OKです。
R1
えっ! 2.281KΩ
普通のテスターで測っても同じくらい
怪しいですね~
R1を外します。
外したものは10KΩありました。
RESET端子の内部インピーダンスはえらく低いんですね~
でもこれは原因ではないです。
チップはもう付けることできないので
この10KΩを裏面に付けます。
左側のダイオードは以前付けた保護用。
(追記2017.9.7:ここで書き込むもエラーでました)
残るは、C6不良か?
まさかのパターンミスか?

CH340Gの13ピン(DTR)を浮かせて
C6も削除します。
何も部品がついていない13ピンのパターンは、
抵抗値無限大ですね~、無罪でしょう。
13ピンとC6の片側ランドに0.1μFを付けます。
新品はこのディスクリード品しかないのです。
(追記2017.9.7:取付後の測定値:0.099μF)
では、書き込んでみましょう!
Arduino IDE v1.8.3を起動して
設定を確認します。
いざ書き込み!
成功しました!
ということは、
C6に関する不良であることは間違いないようです。
C6はLCRメーターでは悪くなかったのです。
取り外したチップ部品はどこかに飛んで行って逃亡です。

それにしてもお騒がせのボードです。
国内にも海外にも書き込めない方がいらっしゃるので
単品不良ではなく傾向的に何かあるのでしょう。
C6のボンドが付き過ぎてハンダ不良とか
チップ端子の不良とか
でしょうかね?
意外とC6を半田付けし直すだけで治ったのかも?

こんな不良というかモドキ品があるんですね~
製造者も1回の書込で成功するので気づくはずもなく...

一応、Woodpeckerモドキさんの写真です。
チップ部品が全て表側についています。
マーティーが最初に購入したDZT's storeの
CNC2418のオリジナルのものとは違います。

2 件のコメント:

昔青年 さんのコメント...

 GRBLバージョンアップされてたんですね。
またもやモドキ基板に手こずっていますね。
それでもとことん原因追求するのには感心します。
 先週末は、秋葉原に行ってました。
昔の、何があるかわからないワクワク感は薄れていますね。     今、CNCの切削クズ対策用に掃除機につなぐホースを探しています。
クーラーのドレインホースで検討しましたが、ホース内壁にラバーが貼られていてゴミの通りが悪そうです。何か良いものないですか?

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

今度こそ"モドキ基板"との決着がついていればいいのですが(笑)
秋葉原、最後に行ったのは、1995か6年です。デジカメ黎明期だったのを思い出します。
私のホースは買った時少しベタついていたので普通の安いシリコンスプレーをパイプ内に放出しました。