2018年11月3日土曜日

3Dプリンタ その27(Z軸下側のベアリング軸受化)

Z軸の改造は続きます。
いつも感想を記録しながら写真やスクリーンショットを撮りまり
後から挿入していくので、ドキュメンタリータッチで長くなっております^^;

リードスクリューの下側のベアリング軸受のモデルを
MT氏よりいただきましたので装着してみます。
手持ちのベアリングは、
688ZZ: 内径:8mm  外形:16mm  高さ:5mm
US$ 2.63/10個
モデルは、外形Φ22なのでFusion360で変更します。
プリントでの縮みを考慮してΦ16.4でスケッチして、
変換ブッシュをモデルに追加しました。
かっこつけにブッシュ部分にもテーパーつけました。
これで、径変換のブッシュを別に作らなくていいです。
危うく忘れるとこでした(-_-;)
ステッピングモーター下側のスペーサーは、いただいたモデルそのままで
左右の2セットを並べます。
複数モデルを一つのSTLファイルで保存したいので
Fusion360のブラウザの一番上を選択状態にしておいて
右クリックで[STL形式で保存]します。
[リファインメント]:高  にして
全体を選択して[OK]します。
保存します。
実は、このために、その26でCuraをインストールしていたのです。
Repetier-Host V.1.6.0のSlic3rでは、
スライスした後、メモリ使用量が目一杯になって落ちます。
V.2.1.3のSlic3rでは、妙なサポートができてしまうのです。
まあ、Repetier-HostのCuraEngineでもいいのですが、
そろそろ、StandaloneのCuraにしないと...
ということで、StandaloneのCura V.3.5.1に読み込んで
その26の設定でスライスします。
サポートもちゃんと付いているようです。
4時間もかかるのか~
フィラメント 1Kgの価格を入力しているので
10.66m / 32g / 79.49円 とでています。
1Kgのリールで約300mということになります。
Repetier-Host V.1.6.0にLOADします。
こちらでは、3h 48m 16s
では、プリント開始!
最初に手前でむにゅむにゅっと、*ん*しました!
でも、これはいいですね~
ノズルがキレイな状態でプリント開始されます。
後でGcodeみると、単純にG28の後の高さで放出しているだけでした。
E-4でリトラクトしてから移動して本番のプリントへ行きます。
*****
G92 E0.0 ; reset extruder distance position
G1 Y-3.0 F1000.0 ; go outside print area
G1 X60.0 E9.0 F1000.0 ; intro line
G1 X100.0 E21.5 F1000.0 ; intro line
G92 E0.0 ; reset extruder distance position
G92 E0
G1 F2400 E-4
*****
ネジ穴がやけに汚いな~
なんでだろう~?
Cura 3.5.1の設定を忘れている所があるのだろうか?
途中でノズル?が造形物に当たったのか!
手前のが吹っ飛びました(T_T)
吹っ飛び方が半端じゃないです。
ひょっとして3D Touch Sensorのピンが一瞬下がったのだろうか?
今は、ピンは、正常位置に上がって知らん顔しています。
念の為、3D Touch Sensorのコアを180°締め込みました。
やっぱしネジ穴が汚いな~
Skirtはキレイな感じなのですが...レベルが高いのかな~?
Y軸が重そうなので、プリント中にステージ下のスライドブッシュに
シリコングリスを塗っております。
Travelの時の振動っぽいのが減っったような...気もします。
また、1mm程、Y軸がズレました(T_T)
Zゼロレベルを-1.6 ⇒ -1.35に調整し直して、再度!
ネジ穴が汚いのは、少し良くなったけど
キレイな穴と汚い穴がありますね~
特に中央の手前と奥側で明らかな差があります。
とても近い穴で違いが出るのは妙です。
ん~ん、1個ずつした方が良かったかな~?
それにしてもサポートの糸引きが多くて完全に斜めの壁ができています。
ホントは、ジグザグだけなのです。
でもサポートの所にリトラクト設定はないですね~
まあ、サポートの所は、糸引いても問題ないかな?
また、脱調しました~(´-﹏-`;)
ものは試しにと、ポーズして、ステッピングモーターを手で1クリック回して
逆方向に脱調させました。
何とか元の位置に戻ったような気もしましたが、
そんなに上手くいくはずがありません。
ズレを戻しすぎです...中止 (T_T)

4つ一緒では、失敗した時の精神的ダメージが大きいので
速度を落として1つずつにします。
この手の造形物は、レイヤー0.25mmでもいいでしょう!
と今更ながら変更して
Travel Speedを 60 ⇒ 55 に下げます。
Cura V.3.5.1でスライスしてGcodeをRepetier-Host V.1.6.0に読み込みます。
55m 30s
このスペーサーも1個ずつにして
Repetier-Host V.1.6.0に読み込みます。
これは、52m 41s
やっと、できました!
横側
上方から
穴もキレイにできています。
ベアリングを入れます。
ちょっとキツイですが、ゼロ嵌合って感じで入りました!
1発で入ると気持ちいいですね~
2セット揃いました。
所で、どうやってこれの効果を測定しようかな~

Z軸のカプラー側面上部の回転ふらつきを見ようとしましたが
カプラー側面の表面が荒いので、ちょっと意味なさそうなのです。

エクストルーダーにマイクロスコープつけて
ベッドに0.1mm目盛のスケールを中心に置いて
リードスクリュー1回転の変化を見てみましたが、微妙すぎで確認できません。

そこで、本来、動かないハズのスライドロッドの振れを見ることにします。
ダイヤルゲージをジャーマンスタンドで固定します。
ダイヤルゲージのピンは、スライドロッドの根本に当てます。
まずは現状を動画で!
Z:1mm ⇒ 50mm まで移動時の右側のスライドロッドの振れです。
0.02mm弱の0.015mm程振れています。
リードスクリュー回転での振れです。
動きが小さいので
スライドロッドの下側は、固定穴から外してフリーにしてみます。
赤丸部の固定穴から外して
上側はスライドロッドが下がらないように固定しています。
固定用のリングがないのでカプラー使っています。
リードスクリューは、その18で交換したので長いのになっています。
ロッド下を固定穴から外してフリー状態での
Z:1mm ⇒ 50mm まで移動時の右側のスライドロッドの振れです。
当然ですが、振れは大きくなり、0.2mm程になりました。
さて、
リードスクリューの下側にベアリング軸受けを取り付けます。
30mmのボルトでステッピングモーターとを直結で固定しています。
これは、ステッピングモーターの位置が12mm下がるので
リードスクリューを長いのに交換していないと装着できません。
ベアリングは、普通のです。
688ZZ: 内径:8mm  外形:16mm  高さ:5mm
では、リードスクリューの下側にベアリング軸受け追加後の
Z:1mm ⇒ 50mm まで移動時の右側のスライドロッドの振れです。
0.01mmを下回る0.005~0.007mmって所です。
改善していると言っていいでしょう。
次は、ロッド下を固定穴から外してフリー状態での
(リードスクリューの下側にベアリング軸受け追加しています)
Z:1mm ⇒ 50mm まで移動時の右側のスライドロッドの振れです。
改善前より小さくなっているようですが
最後の方は大きく振れている所もあります。
なぜだかわかりません。
どうもベアリングのボールがよくないような気もします?
まあ、スライドロッドは、フリーにすることはないので気にしないことにします。
スライドロッドの振れが、0.02mm ⇒ 0.01mmに改善することができたようです。
エクストルーダー自体の振れも、同様に改善していると思われます。
その18で、Z軸 リードスクリューをリード8mm⇒2mm交換して、
トップマウントもベアリング軸受けにしたし、
その23でX軸アオリ対策をやっとのが、が効いていて
元の振れが少なくなっていたのだと思われます。
リードスクリューがリード8mmの場合は、もっと効果があるのかもしれません。
最初の組立時からは、随分と改善しているのでしょう!
Z軸は、オールMTさん推奨の改善パーツで確実に良いものになっております。
ありがとうございますm(_ _)m

2 件のコメント:

はろとん さんのコメント...

マーティさんはじめまして!
前々から拝見しておりましたこのブログの影響で、同じ3Dプリンタを買ってしまいました笑
現在Curaで恐らくマーティさんと同じ設定ですが、ネジ穴は同じように汚くなります…
設定追い込むのは諦めたので、マーティさんが追い込んだ設定が公開される日を楽しみに待ってます!

追伸
プラットフォームにガラス拡散防止シート張られていますが、3Mのプラットフォームシートでは底面が光沢ツルツルに、BuildTakでは底面がマット仕様のサラサラになりました!
ファーストレイヤーの定着が非常に良いので、機会があればぜひお試しあれ…

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

はろとんさん、見ていただきありがとうございます。
同じモデルですか!
作品のプリントより、改造して段々と良くなっていくのが楽しめるモデルですね!
色々と大変ですがお互い頑張りましょう!(笑)
Curaは設定項目大過ぎて、追い込みはとても難しいです。
簡単なものは、Repetier-HostのSlic3r使ってます
未だCura 3.5.1よりキレイにできるので、つい...^^;

3Mのシート、BuildTak、なかなかのお値段(-_-;)
百均のガラス拡散防止シートは、ツルツルタイプです。
BuildTakのサラサラってのが気になりますね~
機会があれば、試したいと思います。