2019年8月10日土曜日

3Dプリンタ その36(IR方式レベルセンサー)

その30」で
3D Touch Sensorをこの位置に取り付けて
ノズルと3D TouchのY軸オフセットをゼロにしました。
が、3D Touch Sensor(本家は高いので、Geeetech製)を使ってて、
検出位置がズレるのです。
苦労して、購入時よりは、改善していますが
±0.05mmレベルでよくズレるのです。

SkirtやBrimを見てすぐにわかるレベルなので
普通は、2~3回やり直せば、よくなるという具合で
誤魔化しながら(されながら)使っている感じです(T_T)

滅多にないですが、造形物が大きくズレたり、外れたりしてることも。
あれは、きっと、ピンを一瞬下ろして引っ掛けて
知らん顔してるんだと思います(T_T)

約1年程前にGEEETECH Official Storeで買ったものです。
US$ 13.65(-63%)

ここんとこ3D Touch Sensorの調子は今一で(T_T)
最近は、M851で調整し直さないといけないこともあります。
マシンの方が悪いのかもしれません?
その15で、「Marlin3DprinterTool」ってのをInstallしているので、
M48再現性テストをすると
今日もこの程度
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: 0.001
1 of 10: z: -0.033 mean: -0.0331 sigma: 0.000000 min: -0.033 max: -0.033 range: 0.000
2 of 10: z: 0.022 mean: -0.0053 sigma: 0.027762 min: -0.033 max: 0.022 range: 0.056
3 of 10: z: -0.056 mean: -0.0223 sigma: 0.032990 min: -0.056 max: 0.022 range: 0.079
4 of 10: z: -0.041 mean: -0.0270 sigma: 0.029722 min: -0.056 max: 0.022 range: 0.079
5 of 10: z: -0.020 mean: -0.0256 sigma: 0.026732 min: -0.056 max: 0.022 range: 0.079
6 of 10: z: -0.071 mean: -0.0331 sigma: 0.029593 min: -0.071 max: 0.022 range: 0.093
7 of 10: z: 0.029 mean: -0.0243 sigma: 0.034896 min: -0.071 max: 0.029 range: 0.099
8 of 10: z: -0.038 mean: -0.0260 sigma: 0.032961 min: -0.071 max: 0.029 range: 0.099
9 of 10: z: -0.023 mean: -0.0257 sigma: 0.031089 min: -0.071 max: 0.029 range: 0.099
10 of 10: z: 0.027 mean: -0.0204 sigma: 0.033432 min: -0.071 max: 0.029 range: 0.099
Finished!
Mean: -0.020422 Min: -0.071 Max: 0.029 Range: 0.099
Standard Deviation: 0.033432
*****

もう一回やると、最悪(T_T)
こんなもん(T_T)
道理で最近調子が悪かったはずだ
これじゃ~目視の方がまだいいかものレベルです(T_T)
0.05mmなら、目視でもできないことはないレベルなのに。
*****
Mean: 0.055628 Min: -0.011 Max: 0.131 Range: 0.142
Standard Deviation: 0.042449
*****

これでも本日最高かな?というか、ゴロゴロ変わり過ぎですね~
ピンの滑りが悪くなったのか?
磁石の磁力が落ちたのか?
これは、もう3D Touchとお別れする時期が来たようです(´-﹏-`;)
*****
Mean: 0.026618 Min: -0.019 Max: 0.064 Range: 0.084
Standard Deviation: 0.025366
*****

ということで、よく見るこれは、金属検出する磁気式の近接センサー
$3弱で、3D Touchに比べると随分安いのだが

試してみたいけど、こんなに長いので、付けれそうにないな~
出所:AliExpress
と思ってたら
小型のタイプを偶然見つけてポチっておりました。
US$ 2.78(12% OFF)
タイトルと違うやつですが、これは前座です^^;

ケーブルは妙な色使いで、
・茶:6~30V  300mA
・青:GND
・黒:NPN.NO.
ん~ん、6Vからかあ(T_T)
外部電源で6V印加して
電源の筺体の鉄板に当てると
反応してLEDが点灯します。
この時、OUT端子の抵抗値
4Vでも反応してLEDが点灯しました。
OUTのON抵抗が大きいだけのようです。
5Vだと
OUTのON抵抗は、これ。
いけるんじゃないかな?
2mmアルミ板でも反応します。
所が、ベッドの上では、反応しません。
6Vでも12Vでもダメです(T_T)
FR4ベッドの厚みが4mm、ベッド下側のヒーター線まで5mm以上あるので
反応してくれないようです。
このセンサーは、あえなく撃沈です(T_T)
アルミ板の上でM48再現性テストだけでもすればよかったのですが...
前座が長くなりましたが(-_-;)
次は、本命のタイトルのやつに行きます。
KTさんに教えていただきましたm(_ _)m
本家のは、このaus3dって所。
「IR Z Probe 1.4」というものでIR(赤外線)方式です。

Differential Modulated IR Height Sensor
「赤外線差動変調高さセンサー」ってところですかね!

2つのIR LED(右側のピンクの2つ)は、
僅かに異なる高さでセンサー(左の黒いの)に光を反射し、
その反射の干渉縞を利用して高精度なセンシングをする。
という仕組みらしい。
今までずっと、IR方式は、単純な反射光を見てるだけかと思ってました。
これより詳しい原理はわかりませんが、何だか精度良さそうな感じがします。
出所:aus3d.com
本家のは、約$40と高いので、AliExpressのこれ!
3D Touchの時みたいに
Cloneは、精度が悪いんじゃないのかなあ~と、半信半疑でしたが、
KTさんからM48再現性テスト結果を見せてもらったら
精度がとてもよかったのです。
で、届いたので、早くやりたくなったわけです^^;
No Cable(ケーブルなし)US$ 15.99(20% OFF)

届いたのは、これ!
本家の良さげなチップに対して、これは、簡易的なチップに見えるが...
"TINY25"の文字が
マイコンのATTINY25でした!
裏には、
「www.escher3d.com」とあります。
まあ、電源とOUTだけなので
3Dタッチの配線をそのまま使えば、Firmの変更なしでいけるだろうと!

3D Touch Sensorの信号線は、この時調べてて、
・赤:5V
・茶:GND
・橙:サーボ端子(パルスがでている)
・白:Z-min検出出力
・黒:GND
今、3D Touch Sensorをこの様に付けているのを外して
そのMountを利用して
ボルト1本ですが、こんな感じに取り付けて

一応、Firmwareは、Marlin Ver.1.1.9で
3D Touch Sensorの設定のまま
5V、GND、OUTを接続して
Marlin3DprinterToolでM48テスト!
一応、動いてるけど、LEDが点灯してないのです?!
指を近づけると点灯します。
けど、結果は、
これじゃ~3D Touchと変わらない(T_T)
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: 0.014
1 of 10: z: 0.040 mean: 0.0399 sigma: 0.000000 min: 0.040 max: 0.040 range: 0.000
2 of 10: z: 0.067 mean: 0.0536 sigma: 0.013725 min: 0.040 max: 0.067 range: 0.027
3 of 10: z: -0.024 mean: 0.0278 sigma: 0.038151 min: -0.024 max: 0.067 range: 0.091
4 of 10: z: 0.006 mean: 0.0223 sigma: 0.034416 min: -0.024 max: 0.067 range: 0.091
5 of 10: z: 0.074 mean: 0.0325 sigma: 0.036998 min: -0.024 max: 0.074 range: 0.097
6 of 10: z: 0.023 mean: 0.0310 sigma: 0.033959 min: -0.024 max: 0.074 range: 0.097
7 of 10: z: 0.012 mean: 0.0282 sigma: 0.032145 min: -0.024 max: 0.074 range: 0.097
8 of 10: z: 0.041 mean: 0.0298 sigma: 0.030371 min: -0.024 max: 0.074 range: 0.097
9 of 10: z: 0.040 mean: 0.0310 sigma: 0.028808 min: -0.024 max: 0.074 range: 0.097
10 of 10: z: -0.009 mean: 0.0270 sigma: 0.029814 min: -0.024 max: 0.074 range: 0.097
Finished!
Mean: 0.026992 Min: -0.024 Max: 0.074 Range: 0.097
Standard Deviation: 0.029814
*****

どうも使い方を間違えてるようなので、さっきの基板の裏のURL
に行って「Mini differential IR height sensor」をクリック
ここに飛んでいきます。
この説明が気になります。
analogとdigital outputをAutomaticに..どうやって切り換えてるんだろう?
「Automatic selection of a 4-level analog output for printer electronics that support it (e.g Duet), or a digital output for other printer electronics.」
更に下の方に行って
「Fixing Instructions」をクリックすると別タブが開いて
「David Crocker's Solutions blog」のここに飛びます。
色々、Google先生に翻訳してもらって読んでると
ここが気になります。
*****
About four seconds after power is applied, the LED on the sensor board should flash twice. This indicates that the sensor has started up in digital output mode. If it flashes four times, check that the output is connected to a suitable input on your printer electronics, and that your firmware is configured to activate the pullup resistor on that pin. If is does not flash at all, check the power connections to the sensor board.
・・・⇒ Google先生訳
電源が投入されてから約4秒後に、センサーボードのLEDが2回点滅します。 これは、センサーがデジタル出力モードで起動したことを示しています。 4回点滅する場合は、出力がプリンターの電子機器の適切な入力に接続されていること、およびファームウェアがそのピンのプルアップ抵抗をアクティブにするように構成されていることを確認します。 がまったく点滅しない場合は、センサーボードへの電源接続を確認してください。
*****

最初は、ボードのベッドとの直角具合が微妙だと思っていたのですが

ある時、先にUSBを挿すと5sec後に、LEDが4回点滅してるのです。
これは、アナログモードになってるみたいです。
Z HOMEの時もLEDは、点灯せず、静かに行われ
ベッドから約10mm程の所がゼロ点になってしまいます。

AC主電源を先に入れると、5sec後にLEDが2回点滅します。
これは、デジタルモードになっているのです。
Z HOMEでまともなゼロ位置になります。
***後で実験すると、OUT端子を22KΩでPULL-UPすると
   USBを先に挿しても2回点滅になりました***

で、先にAC主電源を入れて、5sec後のLED2回点滅を確認してから
USBを挿入して、Marlin3DprinterToolでConnectして
再度、M48テスト!
接近したらLEDが光ってます!
お~~!いい値がでました!
(後でわかるに、机の振動を拾って、これでも悪い方でした)
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: 0.001
1 of 4: z: -0.001 mean: -0.0006 sigma: 0.000000 min: -0.001 max: -0.001 range: 0.000
2 of 4: z: 0.004 mean: 0.0019 sigma: 0.002495 min: -0.001 max: 0.004 range: 0.005
3 of 4: z: -0.001 mean: 0.0008 sigma: 0.002513 min: -0.001 max: 0.004 range: 0.006
4 of 4: z: -0.009 mean: -0.0016 sigma: 0.004679 min: -0.009 max: 0.004 range: 0.013
Finished! Mean: -0.001581 Min: -0.009 Max: 0.004 Range: 0.013
Standard Deviation: 0.004679
*****

調子に乗って20回!
すばらしい~\(^o^)/
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: -0.000
1 of 20: z: 0.001 mean: 0.0012 sigma: 0.000000 min: 0.001 max: 0.001 range: 0.000
2 of 20: z: -0.002 mean: -0.0003 sigma: 0.001560 min: -0.002 max: 0.001 range: 0.003
3 of 20: z: -0.003 mean: -0.0013 sigma: 0.001837 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
4 of 20: z: -0.003 mean: -0.0016 sigma: 0.001680 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
5 of 20: z: -0.000 mean: -0.0013 sigma: 0.001627 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
6 of 20: z: -0.001 mean: -0.0013 sigma: 0.001485 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
7 of 20: z: -0.003 mean: -0.0014 sigma: 0.001443 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
8 of 20: z: 0.001 mean: -0.0012 sigma: 0.001510 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
9 of 20: z: -0.003 mean: -0.0013 sigma: 0.001483 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
10 of 20: z: -0.002 mean: -0.0014 sigma: 0.001417 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
11 of 20: z: -0.001 mean: -0.0014 sigma: 0.001352 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
12 of 20: z: -0.001 mean: -0.0013 sigma: 0.001310 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
13 of 20: z: -0.002 mean: -0.0014 sigma: 0.001268 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
14 of 20: z: -0.001 mean: -0.0014 sigma: 0.001222 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
15 of 20: z: -0.003 mean: -0.0014 sigma: 0.001215 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
16 of 20: z: -0.002 mean: -0.0015 sigma: 0.001182 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
17 of 20: z: -0.003 mean: -0.0016 sigma: 0.001213 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
18 of 20: z: -0.002 mean: -0.0016 sigma: 0.001181 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
19 of 20: z: -0.003 mean: -0.0017 sigma: 0.001201 min: -0.003 max: 0.001 range: 0.004
20 of 20: z: -0.004 mean: -0.0018 sigma: 0.001313 min: -0.004 max: 0.001 range: 0.006
Finished! Mean: -0.001799 Min: -0.004 Max: 0.001 Range: 0.006
Standard Deviation: 0.001313
*****

取り付けもFirmも問題なかったんですね。
それにしても
左側、コネクタとリードスクリューがギリギリです。
まあ、接触することはなさそうです。
デジカメで見ると常時 IR LEDの光ってるのが、わかります。
検知ポイントは、発光受光センサーの間にある
電解コンデンサの真下ということらしい。
検知距離は、センサボードの下端から約3mmだそうです。
実測してみると、ボードの下端からベッドで、3.2~3.3mmってとこです。
ボードをできるだけ直角に取り付けたいので
この2mm厚アルミ板と
届いたばかりのスキマゲージの0.50mmを使って
0.02~1.0mm US$ 1.68(35% OFF)

この状態でノズルとベッドの距離を1.5mm以上は、取りたいと思います。
0.5mmとか、短いと、
G28のZ HOMEの時にノズルの先に垂れたフィラメントが潰れるのです。

[M851 Z-3]、[G28] して
ノズルを下げていき、ベッドとの距離をスキマゲージで0.5mmにして
センサーボードの下に2mmのアルミ板を敷いて、
それにセンサーボードを当てながらボルトを締めて固定します。
これでベッドに直角に取り付けれるはずです。
ノズルとセンサーの距離もいい感じになってると思います。
再度[M851 Z-3]、[G28] して
ノズルをセンサーが検知した地点に移動して、
Z:0から0.10mmのスキマゲージに当たるまで下げていって
Z軸:0.55
なので 3-0.55=2.45
に、スキマゲージの0.10mmを足すと、2.55mm
[M851 Z-2.55]して[M500]で保存します。
"-1.5"を狙って計算したけど、ミスったようで、まあいいかな^^;
再度、G28してZ0.1に下げると、スキマゲージ0.10mmでOKです。
M48テストを確認!
素晴らしい~!!!
いや~こりゃ~とてもいいもの教えていただきました。
KTさんありがとうございますm(_ _)m
3D Touchの精度から20~30倍ほどあがりました! めちゃくちゃ嬉しい~\(^o^)/ ******
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: 0.005
1 of 10: z: 0.007 mean: 0.0067 sigma: 0.000000 min: 0.007 max: 0.007 range: 0.000
2 of 10: z: 0.005 mean: 0.0061 sigma: 0.000624 min: 0.005 max: 0.007 range: 0.001
3 of 10: z: 0.002 mean: 0.0049 sigma: 0.001837 min: 0.002 max: 0.007 range: 0.004
4 of 10: z: 0.003 mean: 0.0044 sigma: 0.001785 min: 0.002 max: 0.007 range: 0.004
5 of 10: z: 0.006 mean: 0.0047 sigma: 0.001738 min: 0.002 max: 0.007 range: 0.004
6 of 10: z: 0.007 mean: 0.0051 sigma: 0.001752 min: 0.002 max: 0.007 range: 0.004
7 of 10: z: 0.005 mean: 0.0051 sigma: 0.001629 min: 0.002 max: 0.007 range: 0.004
8 of 10: z: 0.004 mean: 0.0050 sigma: 0.001552 min: 0.002 max: 0.007 range: 0.004
9 of 10: z: 0.005 mean: 0.0050 sigma: 0.001464 min: 0.002 max: 0.007 range: 0.004
10 of 10: z: 0.004 mean: 0.0049 sigma: 0.001450 min: 0.002 max: 0.007 range: 0.004
Finished! Mean: 0.004851 Min: 0.002 Max: 0.007 Range: 0.004
Standard Deviation: 0.001450
*****

さて、
3D TouchのMountにボルト1本で仮取付なので、作らないと!
ボードが小さいので、15mm位、右に寄せれそうです。
3D Touch SensorのMountのSTLファイルは
3つのパーツが1体になっていて
3D Touch Sensor Mountは、矢印のパーツでした。
ちょっと前のUpdateで
左の「デザイン」の所から「メッシュ」メニューがなくなり
代わりに上の方の(赤枠部)の「メッシュ」を叩くと
メッシュモードになります。
3つのパーツを分離したいので
カットする位置にオフセット平面を構築します。
[修正]-[切断面]を使って
1体になっているボディと切断面を選択して
[切断タイプ]を「ボディを分割」にしてOKすると切断されます。
切断された不要なボディを非表示します。
他の2つのボディも同様に切断して非表示にします。
これは、今使っている3D Touch Mountだけになったので
これを元に寸法を拾っていきスケッチします。
しばし格闘して
IR Probe用 Mountモデルができました!
現物を採寸した方が速かったかも?(-_-;)
STL形式で保存して
Cura Ver.3.5.1でスライスします。
いきなりですが、プリントできました!
SUNLUのPLAオレンジです。
装着しました!
オレンジなかなかいい色です。
これで上のエクストルーダーの掃除もやり易くなります。
3D Touchの時は、Mountごとじゃないとエクストルーダーが外せなかったのです。
アイロンビーズを切って高さを合わせたので
ボードをレイヤーファンノズルのピッタリ寄せれました。
さっきと同じ様に2mmアルミ板と0.5mmスキマゲージで
ノズルとIR Sensorの高さを合わせます。
それから、Zゼロ調整します。
ノズルを0.10mmスキマゲージに当たるまで下ろします。
偶然なのか
最初と同じ[M851 Z-2.55]になりました!
と、ここでYY氏より
「ベッド温度が高い時も大丈夫だろうか?」という鋭い質問が!

早速、ベッド温度110℃にしたら、なかなか上がらなくて
しびれを切らしてM48テストしたらフリーズ(T_T)
仕方ないので70℃でやりました。
途中の”Wait for bed heating...”で、とても時間かかります。
ん~ん、悪いですね~(´-﹏-`;)
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Wait for bed heating...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: -0.078
1 of 4: z: -0.020 mean: -0.0196 sigma: 0.000000 min: -0.020 max: -0.020 range: 0.000
Wait for bed heating...
2 of 4: z: -0.097 mean: -0.0583 sigma: 0.038680 min: -0.097 max: -0.020 range: 0.077
3 of 4: z: -0.025 mean: -0.0470 sigma: 0.035350 min: -0.097 max: -0.020 range: 0.077
Wait for bed heating...
4 of 4: z: -0.091 mean: -0.0579 sigma: 0.035984 min: -0.097 max: -0.020 range: 0.077
Finished!
Mean: -0.057939 Min: -0.097 Max: -0.020 Range: 0.077
Standard Deviation: 0.035984
*****

再度、10回テスト
これも途中に”Wait for bed heating...”が一杯。
やっぱし悪い(T_T)
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: 0.043
Wait for bed heating...
1 of 10: z: -0.023 mean: -0.0227 sigma: 0.000000 min: -0.023 max: -0.023 range: 0.000
2 of 10: z: 0.025 mean: 0.0010 sigma: 0.023707 min: -0.023 max: 0.025 range: 0.047
Wait for bed heating...
3 of 10: z: -0.059 mean: -0.0192 sigma: 0.034475 min: -0.059 max: 0.025 range: 0.084
4 of 10: z: 0.000 mean: -0.0143 sigma: 0.031033 min: -0.059 max: 0.025 range: 0.084
5 of 10: z: 0.040 mean: -0.0035 sigma: 0.035162 min: -0.059 max: 0.040 range: 0.099
Wait for bed heating...
6 of 10: z: -0.025 mean: -0.0070 sigma: 0.033046 min: -0.059 max: 0.040 range: 0.099
7 of 10: z: 0.021 mean: -0.0030 sigma: 0.032122 min: -0.059 max: 0.040 range: 0.099
Wait for bed heating...
8 of 10: z: -0.064 mean: -0.0106 sigma: 0.036168 min: -0.064 max: 0.040 range: 0.104
9 of 10: z: 0.002 mean: -0.0092 sigma: 0.034316 min: -0.064 max: 0.040 range: 0.104
10 of 10: z: 0.048 mean: -0.0035 sigma: 0.036780 min: -0.064 max: 0.048 range: 0.112
Finished!
Mean: -0.003537 Min: -0.064 Max: 0.048 Range: 0.112
Standard Deviation: 0.036780
*****

70℃でのテストが終わって
ヒーター切って下がり続ける途中の60℃付近でやると、
常温の時と変わらないレベル。
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: 0.000
1 of 5: z: 0.005 mean: 0.0054 sigma: 0.000000 min: 0.005 max: 0.005 range: 0.000
2 of 5: z: 0.006 mean: 0.0057 sigma: 0.000312 min: 0.005 max: 0.006 range: 0.001
3 of 5: z: 0.003 mean: 0.0048 sigma: 0.001348 min: 0.003 max: 0.006 range: 0.003
4 of 5: z: 0.005 mean: 0.0049 sigma: 0.001198 min: 0.003 max: 0.006 range: 0.003
5 of 5: z: 0.004 mean: 0.0048 sigma: 0.001116 min: 0.003 max: 0.006 range: 0.003
Finished!
Mean: 0.004761 Min: 0.003 Max: 0.006 Range: 0.003
Standard Deviation: 0.001116
*****

どうもヒーターONで回路に影響がでているようです。
今度は、一旦80℃以上まで温度上げて
そこからヒーターOFFして下降中の70℃付近でやると
やっぱし、常温時レベル
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: -0.000
1 of 5: z: 0.003 mean: 0.0029 sigma: 0.000000 min: 0.003 max: 0.003 range: 0.000
2 of 5: z: 0.006 mean: 0.0044 sigma: 0.001560 min: 0.003 max: 0.006 range: 0.003
3 of 5: z: 0.002 mean: 0.0037 sigma: 0.001638 min: 0.002 max: 0.006 range: 0.004
4 of 5: z: 0.004 mean: 0.0037 sigma: 0.001421 min: 0.002 max: 0.006 range: 0.004
5 of 5: z: 0.006 mean: 0.0041 sigma: 0.001578 min: 0.002 max: 0.006 range: 0.004
Finished!
Mean: 0.004137 Min: 0.002 Max: 0.006 Range: 0.004
Standard Deviation: 0.001578
*****

ということで、ヒーター電流の影響を受けてることが判明しました!
3D Touchの時にFirmを見てて、
センシング中は、OFFしてたような微かな記憶があるのですが
またの機会にすることにして(-_-;)

次に、お試しに少し大きめの、これをプリントします。
この時修理した洗濯ハンガーのパーツです。
右:オリジナル、左:プリント品
オリジナルのは、その後もどんどん折れてて、そろそろ欲しかったのです。
ちなみにプリント品は、まだ1個も折れていません^^;
1stレイヤー、なかなかキレイです。
ベッド調整は、その35、FR4ベッドに変えた時にしました。
ノズルを4コーナー付近に移動して、中央と同じ隙間になるように
ひたすら調整しただけです。
AUTO BED LEVELINGは、使っていません。
3D Touchの精度があまり良くないので、G29はずっと前から削除(-_-;)
右手前は、1層目もなかなか均一な厚みになっています。
向こうは、2層目プリント中。
これが、キレイになってるようなので
やっぱし、センシングしてる時だけ、ヒーターOFFだと思われます。
思いたいですね~
できました!
このオレンジ、結構好きになれそう^^;
造形物が、だいぶ右寄りになっています。
3D Touchの時よりセンサーが右に位置しているのですが
Firmの設定は、まだ3D Touchのままでした。
まず、ノズルとセンサーの位置関係は、
X軸は、左に約28mm
Y軸は、ほぼゼロ
まあ、±1mm程度あってればいいのです。
というか、実際の測定ポイントは、意外と広いのではないかと思われます。
3Dプリンタ その30で3D Touchの位置を変えてFirm書き換えたので
同じ手順でやります。

今使っている「Marlin-1.1.9」の「Configuration.h」を変更します。
779~781行目
***デフォルトだったか?***
#define X_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER -19
#define Y_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER -43
#define Z_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER -1.3
*****

⇒ ⇒ ⇒(2018年12月の変更点)
*****
#define X_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER -40
#define Y_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER 0
#define Z_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER -1.3
******

⇒ ⇒ ⇒(今回変更)
*****
#define X_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER -28
#define Y_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER 0
#define Z_PROBE_OFFSET_FROM_EXTRUDER -1.3
******

Arduino IDE 1.8.3で「marlin.ino」を読み込んで、
この設定にして
ソースを変更して
書き込み開始!
コンパイルが終わって「Writing」に突入!
ここは、いつも緊張しますね~
無事終わりました!
プリンタが再起動します。
[M851 Z-2.55][M500]だけ再度やって

今の所、X軸のLimit SW押さえに、この棒を追加しています。
これは、再設定しなくてOKだった

それと、これは、
3Dプリンタ その30でセンターに持ってくるように
Cura 3.5.1の
[Settings]-[Printer]-[Manage Printers]
で[Machine Settings]ボタン
[Extruder 1]タブ
[Nozzule offset X]:7
にしています。
Fusion360で0.5mm幅の十字パターンを作ってたのを
Cura 3.5.1でSkertつけずにスライスして
Repetier-Host 1.6.0に読み込んで
一応、Gcodeを編集して
M104、M140、M190、M109 をコメントアウトして
ノズルとベッドを加熱しなくても動くようにして
フィラメント入れずに動作させてセンターになっていることを確認します。

X軸、ノズルは、ほぼ中央を走っています。
Y軸もベッドのほぼ中央を走っているみたいで
位置は、OKになりました。
最後に、オリジナルのレバー型スイッチって
どれくらいなのか測ったことなかったので
ちょっと繋ぎ変えて、M48再現性テスト!
お~っ!なかなかの高成績ですね~
マシンの剛性さえ良ければ、このオリジナルでも十分なのですが...
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: -0.001
1 of 10: z: -0.002 mean: -0.0021 sigma: 0.000000 min: -0.002 max: -0.002 range: 0.000
2 of 10: z: -0.001 mean: -0.0015 sigma: 0.000624 min: -0.002 max: -0.001 range: 0.001
3 of 10: z: -0.002 mean: -0.0017 sigma: 0.000588 min: -0.002 max: -0.001 range: 0.001
4 of 10: z: -0.001 mean: -0.0016 sigma: 0.000517 min: -0.002 max: -0.001 range: 0.001
5 of 10: z: -0.001 mean: -0.0015 sigma: 0.000558 min: -0.002 max: -0.001 range: 0.001
6 of 10: z: -0.000 mean: -0.0013 sigma: 0.000690 min: -0.002 max: -0.000 range: 0.002
7 of 10: z: -0.003 mean: -0.0016 sigma: 0.000968 min: -0.003 max: -0.000 range: 0.003
8 of 10: z: -0.003 mean: -0.0017 sigma: 0.000983 min: -0.003 max: -0.000 range: 0.003
9 of 10: z: -0.004 mean: -0.0020 sigma: 0.001168 min: -0.004 max: -0.000 range: 0.004
10 of 10: z: -0.001 mean: -0.0019 sigma: 0.001118 min: -0.004 max: -0.000 range: 0.004
Finished!
Mean: -0.001915 Min: -0.004 Max: -0.000 Range: 0.004
Standard Deviation: 0.001118
*****

直ぐにIR Sensorに切り替えて、勝負!
何とか、僅差で勝ちました!
Standard Deviationは、安定して 0.001台を醸し出してくれます。
いや~いいです\(^o^)/
静かにしていないと振動を拾ってしまうほどです。
実際、M48テスト中にテーブルが僅かに揺れても結果が悪くなります。
恐るべし精度です。
オリジナルは、リード8mm(2mmピッチ x 4条)ですが
この時にリードスクリューをリード2mm(2mmピッチ x 1条)にして
200step ÷ 1/16 ÷ 2mm = 1600step/mm
1step=0.000625mmです。
0.001xだと2step位なので、構造的にこの辺が限界ですね。
バックラッシュのバラツキを測ってるようなものかも?
*****
M48 Z-Probe Repeatability Test
Positioning the probe...
Bed X: 97.000 Y: 100.000 Z: -0.003
1 of 10: z: -0.001 mean: -0.0015 sigma: 0.000000 min: -0.001 max: -0.001 range: 0.000
2 of 10: z: -0.001 mean: -0.0012 sigma: 0.000312 min: -0.001 max: -0.001 range: 0.001
3 of 10: z: -0.000 mean: -0.0009 sigma: 0.000509 min: -0.001 max: -0.000 range: 0.001
4 of 10: z: 0.000 mean: -0.0005 sigma: 0.000698 min: -0.001 max: 0.000 range: 0.002
5 of 10: z: 0.002 mean: -0.0001 sigma: 0.001073 min: -0.001 max: 0.002 range: 0.003
6 of 10: z: -0.002 mean: -0.0004 sigma: 0.001230 min: -0.002 max: 0.002 range: 0.004
7 of 10: z: 0.001 mean: -0.0002 sigma: 0.001248 min: -0.002 max: 0.002 range: 0.004
8 of 10: z: -0.000 mean: -0.0002 sigma: 0.001167 min: -0.002 max: 0.002 range: 0.004
9 of 10: z: 0.000 mean: -0.0002 sigma: 0.001118 min: -0.002 max: 0.002 range: 0.004
10 of 10: z: -0.001 mean: -0.0002 sigma: 0.001081 min: -0.002 max: 0.002 range: 0.004
Finished!
Mean: -0.000230 Min: -0.002 Max: 0.002 Range: 0.004
Standard Deviation: 0.001081
*****

3D Touch Sensorを導入したのが、2018年9月
やっと不安定な悩みから開放されます^^;
それにピンがいつ落ちてくるかわからない恐怖からも開放されます。

また「David Crocker's Solutions blog」のここを眺めていると
回路図は、Githubのこれ
ATTINY25のソースは、Githubのここ
って書いてありました。
が、ソースは、違うチップのっぽいです。

*****2019.8.12 追試*****
「通りすがり」さんからガラス板はどうかとの質問いただきましたので
やってみました。
夫々、M48 10回反復テストを2回やってます。
ガラスだけ、ガラスにPET防犯フィルムでもいけました!

①ガラス板(Geeetech I3 ProB付属)にPETの防犯フィルム貼ったもの
 (下には、FR4を敷いてます)

 ①-1回目***
 Mean: -0.001478 Min: -0.003 Max: 0.000 Range: 0.004
 Standard Deviation: 0.001279
 ********

 ①-2回目***
 Mean: 0.002327 Min: 0.000 Max: 0.005 Range: 0.004
 Standard Deviation: 0.001198
 ********

②ガラス板のみ(Geeetech I3 ProB付属)
 (裏にPETの防犯フィルム、その下は、FR4)

 ②-1回目***
 Mean: -0.000667 Min: -0.001 Max: 0.001 Range: 0.002
Standard Deviation: 0.000741
 ********

 ②-2回目***
 Mean: 0.002390 Min: 0.000 Max: 0.005 Range: 0.005
 Standard Deviation: 0.001646
 ********

③FR4(一応、同日、同時間として)

 ③-1回目***
 Mean: -0.001104 Min: -0.003 Max: 0.000 Range: 0.004
 Standard Deviation: 0.001123
 ********

 ③-2回目***
 Mean: -0.004348 Min: -0.006 Max: -0.003 Range: 0.003
 Standard Deviation: 0.001157
 ********

*****2019.8.12 追試 ここまで*****









6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 こんにちは、通りすがりですみません。
なかなか良いセンサーのようですね(^_^;)情報ありがとうございます~、オプテックス・エフエー社のコンパクトレーザ変位センサCD22シリーズ辺りを検討していたのですが、如何せん高い…、もし、よろしければ、ガラス面(ベッド)にも反応するものなのでしょうか?あつかましいですがレポート願えないでしょうかm(_ _)m

匿名 さんのコメント...

こんにちは、通りすがりです。
IRセンサーは本家Aus3DのHPに「…ガラスもOK…」の記載がありました、お騒がせしましたm(_ _)m、価格約$40(税込)は豪ドルで、US$28.42(税抜)ですね、日本からだと税抜で買えるのかな?(^_^;)

yoch さんのコメント...

こんにちわ。
当方はデルタ型で同じBLタッチ利用ですが、ピンが落ちることは一度も無いですね。コントローラはMKS GEN-Lです。
G29使ってないのであれば、プローブの精度を追う必要はどこにあるのでしょうか。ノズルとベッドをシックネスゲージで調整して、Z高さを書き直すだけかと思いましたので。
CO2レーザーのZ軸焦点稼働化の方も試射を楽しみにしております。

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

AUTO LEVELINGは、諦めてはおりませんので、いずれG29復活させたいと思ってます(-_-;)
ちょっと、レーザー管ホルダーがあの状態で落ち込んでおりますのと、
盆は色々行事があって、しばし活動休止状態でありますm(_ _)m

マーティーの工房日誌 さんのコメント...

追試レポートをいれました
ガラス板でも正常な高さを認識してくれました。

匿名 さんのコメント...

こんにちは、追試レポートありがとうございます。
私のは初期のMakerbot Replicator 2Xで、元々AUTO LEVELING機能は付いてません(^_^;)、ダイヤルゲージ使ってますがセッティングが面倒なもので…、IRセンサー良いですね、テストしてみたいと思います。