2018年2月10日土曜日

EAGLE v8.5.2「Managed Library」を使う

EAGLEに戻ってきました!
EAGLEの標準パーツ・ライブラリは膨大ですが探すのが大変です。
よく使うパーツと手持ちのパーツデータを
データドライブの専用フォルダに入れておきたいのです。

どうやらEAGLE v8.2以降から、
ライブラリの操作方法が大きく変わっているようなのです。
そうとは知らず、かなり右往左往しました。

[Options]-[Direcrories]します。
Control PanelにもUpdateの誘惑が!今はがまんがまん。
[Library]の欄に「;D\EAGLE\My_Library」を追加して
[はい]でフォルダが作成されます。
Control Panelにフォルダができています。
中はまだ空っぽです。
右の箱にフォルダの説明文を追加します。しなくてもいいのですが
[library]で右クリックして[Edit Description]します。
下の箱にHTML言語で入力すると、上の箱に表示イメージがでます。
適当に入れてみました。
[OK]で戻ると、日本語フォントも表示できます。
まずは、標準で入っているライブラリからコピーします。
Control Panelで[File]-[New]-[Library]
「untitled.lbr」のLibrary Editorがでてくるので、開いたまま
ここで、Control Panelの[Maneged Library]の下の方へ
[led.lbr]-[3D Packages]と辿って[3D  LED5MM]で
が、ここで右クリックしてもCOPYがでませんね~
ここは、3D Packageだけのリストでした。
リストのレイヤーを一つ上に上がって
[led.lbr]配下の[LED]の中に、上の「LED5MM」が入っています。
その[LED]で右クリックすると[Copy to Library]がでてきたのでクリック!
Library Editorに入りました。
「LED5MM」も入っているようです。
これは、単品はダメで、グループでしかCOPYできないものだったようです。
[Copy to Library]する時にLibrary Editorが開かれてないとCOPYできません。
Library Editorで、[File]-[Save as]します
マーティーのライブラリフォルダー「D\EAGLE\My_Library」を指定して
ファイル名「LEDs.lbr」にして保存します。
Library Editorは、右上の[X]で閉じます。
Control Panelの[My_Library]にLEDが入っています。
ここで、[LEDs.lbr]で右クリックして[Use]でクリックすると
[LEDs.lbr]の右の丸がになります。
この状態で[LEDs.lbr]で右クリックすると[Use]にチェックがあります。
で、Schematic EditorのAddアイコンすると
青枠の所に「LEDs」が追加されています。
緑枠の方の「led」は、標準で入っている方です。
標準品は全部小文字なので自分専用の大文字は探しやすいです。
ここで[LED5MM]を選択して[OK]すると
無事、Schematicに挿入できました。
でも、標準添付の[LED5MM]を選択すると3D Packageがでるのに
悲しいかな、コピーした方は、3D Packageがでないんです。
それ以外はコピーできたので、ひとまずはいいのですが
どうもおかしい~
先人の方々のを見てLibrary EditorでOPENしようとしても
インストールフォルダの[lbr]フォルダには、[ltspice]フォルダしか無く
その[ltspice]フォルダには、これだけしか出てきません。
実は、この頃、EAGLEにちょっと疲れてきて、
Fusion360のスイッチボックスを作りながら頭を冷やしております(^^ゞ
。。。。。そして遂にわかりました!!!
Ver.8.2からライブラリが、ローカル ⇒ クラウドに変わっていたのです。
ここに詳しい情報がありました(日本語です!)

以前は、ライブラリ自体がインストールしたPC内に保存されていましたが
EAGLE Ver.8.2以降から「Library Manager」ってのが追加され
AUTODESK社のクラウドに存在するライブラリ実体を管理するらしいのです。

そこで、Library Managerを触ってみます。
Schematic Editor か Board Editorから
[Library]-[Open library manager]して
Library Managerが出てきます。
[In Use]と[Available]のタブがあります。
[In Use]の方は、Schematic EditorのAddで表示されるライブラリです。
[Avilable]の方は、表示されないけど準備されているライブラリです。
ここで[19inch]ライブラリは使わないので[Remove]して
[Available]タブへ行くと
ここに[19inch]ライブラリが移動しています。
もう一度[19inch]を選択して[Use]すれば[In Use]タブ側に移動します。
名前の前の[マークは、Autodesk社のクラウドに存在するけど
自分のPCで使える状態では無いことを示します。
[40xx]の前の[マークをダブルクリックするとダウンロードが始まります。
ライブラリそのものがダウンロードされるわけでな無いので
インストールフォルダの[lbr]フォルダには、何も追加されません。
どこかにLINK情報だけが入るのでしょう。
[40xx]の前の[マークは消え、下に「Downloaded 40xx」とでます。
[40xx]を選択して[Use]ボタンを押すと
[In Use]タブに[40xx]が追加されています。
(出ない場合は、[Name]の所をクリックすると再ソートされます)
そして、これは、一番下までスクロールした状態です。
左端の[回転矢印]は、Autodesk社クラウドのライブラリが更新されている事を
示していて、それを選択して右下の[Update]ボタンを押すと
緑枠にあった「回転矢印マーク」が消え
一番下に「Updated transisitor-small-signal」とでました。
これも、このライブラリデータがPC内にある訳ではなく、
何らかのLINK情報が更新されるだけのようです。たぶん。

だいぶ「Managed Library」が分かってきました。
どうやら3D Packageを登録するには、
自作ライブラリを[My_Library]に置いたままではできないのです。
「Managed Library」に昇格させないといけないことがわかりました。

Control Panelから[My_Library]に作った[LEDs.lbr]を開いて
Library Editorで[Library]-[Create managed library]します。
ここで、赤枠[Archive local copy on create]のチェックを外しておけば、
自作ライブラリは、元のフォルダの位置から移動しません。が、
推奨のまま[Archive local copy on create]にチェック入れて進めます。
C:/EAGLE 8.5.2/archive/lbr/LEDs.lbr にコピーされる」そうです。
[Create]します。
この様に進んでいって30秒程で
これがでるので[OK]
「元のライブラリは、C:\ EAGLE 8.5.2 \ archive / lbr / LEDs.lbr にある」
と書いてあります。
前の画面で[Archive local copy on create]のチェックを外している場合は
この画面が出ます。元のライブラリは、移動しません。
一番下の2行が有るか無いかの違いです。
マーティーは、前の画面で
[Archive local copy on create]のチェックを入れて[Create]したので
この時に[LEDs.lbr]が「C:\EAGLE 8.5.2\archive\lbr」に移動しています。
元の場所の「D:\EAGLE\My_Library」は、こうなりました。
何か残骸みたいなファイルができています。
Library Editorのタイトル部の表示がCreateする前の
これ「D:\EAGLE\My_Library...」から
この「Managed Library...」に変わります。
Control Panelでは、[Managed Libraries]の下に
[My Managed Libraries]フォルダができ、そこに[LEDs.lbr]が移動しています。
これで[LEDs.lbr]がManaged Libraryに昇格しました。
※[Archive local copy on create]のチェックを外して[Create]しても
 [My_Library]には見えず、同じ[My Managed Libraries]配下にでてきます。
つまり[My_Library]フォルダを作った意味がないのです。
これでManaged Libraryの修行おわりです。
自作ライブラリの道は、まだまだ続きます。。。

0 件のコメント: