この洗濯ハンガーの修理であります。
とは言っても、大したものではなく、そのパーツです。
取り込んでいたら、白いパーツが折れてしまって、
干していたものが飛んで、庭に落ちていました。
これは、3Dプリンタの出番だと思い立ち
早速、作業にかかります。
まずは、折れていないパーツを1個、外してきます。
手前が、実物、挿入孔ギリギリまで太くして強靭にしました。
3Dプリントでは、自分で設計した初モデルになります。
この時は、[メッシュ]-[Brep]を変換して10倍になっていましたが
今回のサイズは、正常です。
ゴミサポートができます。
Repetier-Host v2.1.3なのです。
再度、スライスします。
ゴミサポートはなく、きれいにできたようです。
フィラメントは、GeeetechのPLA 白です。
手前が本物。
右下の軸は、プリントし易いように90°向きを変えていますが
問題はありません。
こうやって入れて
90°回して更に奥まで入れます。
取り付けできました。
いい感じです。
洗濯ばさみを取り付けて完了です。
右のがオリジナル、左がプリント品、なかなか頑丈になったと思います。
右:オリジナル、左:プリント品
洗濯ばさみの向きが90°違いますが
こっちの方が使い易いのです。
さて、1個目がうまくいったので、大量生産に掛かります。
まずは、3つでスライステストしようと思い
Fusion360で3つ並べました。
所が、いつものメニューから「3D プリント」機能を使うと
全体を囲んで選択しても、ボディが1個しか選択されないのです。
で、STL形式でのエクスポートすることにします。
Fusion360のブラウザで、一番上の名称(赤枠部)の上で右クリックすると
ボディが全て選択状態になり、このメニューがでるので
[STL形式で保存](緑枠部)をクリックすると
このボックスがでてきます。
[3D プリント ユーティリティに]にチェックを入れ
[プリント ユーティリティ]を[RepetierHost]にして[OK]すると
Repetier-Hostが起動してモデルが表示されます。
スライスすると無事できました。
1個:10m39s ⇒ 3個:23m45sになったので
量産効果で約25%時間削減です。
さて、折れたパーツは、9個なので増やして12個にします。
いい感じです。
右のがオリジナル、左がプリント品、なかなか頑丈になったと思います。
洗濯ばさみの向きが90°違いますが
こっちの方が使い易いのです。
まずは、3つでスライステストしようと思い
Fusion360で3つ並べました。
Fusion360のブラウザで、一番上の名称(赤枠部)の上で右クリックすると
ボディが全て選択状態になり、このメニューがでるので
[STL形式で保存](緑枠部)をクリックすると
[3D プリント ユーティリティに]にチェックを入れ
[プリント ユーティリティ]を[RepetierHost]にして[OK]すると
1個:10m39s ⇒ 3個:23m45sになったので
量産効果で約25%時間削減です。
3個の時と同様に[STL形式で保存]をクリックして
今度は、このボックスで[3D プリント ユーティリティに]にチェックを外して
[OK]すると
STL変換に10秒程かかって、保存ボックスがでてくるので
モデルをSTL形式で保存しておきます。
ちなみに、ファイルの種類は、STLしかありません。
保存したSTLファイルをRepetier-Host v1.6.0からLOADして
Slic3rでのスライスも無事できました。
初プリントから設定は、変えていません。
1h24m23sになっています。
1個:10m39s ⇒ 12個:1h24m23sになったので
量産効果は、約34%の削減となりました。
サイズは、こうなっています。
この前、144 x 144mmができたので大丈夫のハズです。
さて、プリントを始める前に
レイヤーファンダクトの裏に何もついてないかよ~く確認しておく必要があります。
実は、1回目、ダクトにフィラメントが僅かに付いていて
それが、プリントしたラインに引っかかり失敗したのです。
指で触って凸凹がないか確認します。
プリント開始です。
Y軸の手前はここまでです。
右奥からプリントが始まりました。
1stレイヤーが終わりましたが
緑丸部が剥がれて少し浮いています。
これは、途中で3D Touch Sensorのピンが下がっていたからです。
最後の方で気づいたのでPauseをして上げて再開しました。
なぜか、1stレイヤーだけピンが下がってくることがあります。
Firmware v1.0.2のバグかな?
既にv1.1.9が出ているらしいので早いとこ更新した方がよさそうです。
2ndレイヤーが終わった所ですが
左側だけがやけに出来が悪いです。
手前の最初の最外周では、左半分(緑枠部)だけが波打っています。
これは、ノズルが高い時に出るやつです。
オートレベリングがうまくいってない感じがします。
この前、144 x 144mmの時は、かなり均等だったのに、なぜだろ~
上の方のレイヤーは比較的順調です。
では、動画で!
スピードは、概ね3段階のようです。
外径の内側を速めにプリントして、外径の最外周をゆっくり
最後に斜めラインを高速で埋めています。
斜めラインで埋めている時にカタカタ音がするのが、気になります。
何かに当たっている感じなのですが、どこから発生しているのかわかりません。
できました!
手前のがオリジナル品
右半分は、キレイなのに
左半分の1stレイヤーが悪いのです。
まあ、今回の用途には問題ないレベルですが、気になります。
X軸が、左の方だけ重たいのだろうか?
いやオートレベルの問題ですね~
最外周の捨てプリントが完全に波打ってます。
いとも簡単に簡単に取れます。
12個できました~
裏側
上2個:左側位置でプリントされたもの
下2個:右側位置でプリントされたもの
X軸位置の差で明らかに質の違いがでています。
折れていた9箇所に取り付け完了です。
これからも毎日晴れ日には、外にだすので
PLAの耐久性・耐光性のテストには打って付けです。
高温高湿で分解するようですが、高温だけだとどうなんだろう?
半分ABSで作っておけばよかったかな?
3Dプリンタさんが、家庭の中で更に認知度を深めた実用になりました。
これで3Dプリンタさんも大きな顔して鎮座できると思います\(^o^)/
***約1年後***
その後、ポキポキと折れていって
2019年9月頃には、全てプリント品に入れ替わりました。
白:Geeetech PLA
オレンジ:SUNLU PLA
赤:3D HERO ABS
もはや洗濯バサミも幾つか折れて白いのが交換したものです。
洗濯バサミは、プリント品ではありません。
安物の素材はポリプロピレンのようで、耐候性がとても悪いのです。
高級品ではポリカーボネートのもありますね。
****************
[OK]すると
モデルをSTL形式で保存しておきます。
初プリントから設定は、変えていません。
1個:10m39s ⇒ 12個:1h24m23sになったので
量産効果は、約34%の削減となりました。
この前、144 x 144mmができたので大丈夫のハズです。
レイヤーファンダクトの裏に何もついてないかよ~く確認しておく必要があります。
実は、1回目、ダクトにフィラメントが僅かに付いていて
それが、プリントしたラインに引っかかり失敗したのです。
指で触って凸凹がないか確認します。
Y軸の手前はここまでです。
緑丸部が剥がれて少し浮いています。
これは、途中で3D Touch Sensorのピンが下がっていたからです。
最後の方で気づいたのでPauseをして上げて再開しました。
なぜか、1stレイヤーだけピンが下がってくることがあります。
Firmware v1.0.2のバグかな?
既にv1.1.9が出ているらしいので早いとこ更新した方がよさそうです。
左側だけがやけに出来が悪いです。
手前の最初の最外周では、左半分(緑枠部)だけが波打っています。
これは、ノズルが高い時に出るやつです。
オートレベリングがうまくいってない感じがします。
この前、144 x 144mmの時は、かなり均等だったのに、なぜだろ~
スピードは、概ね3段階のようです。
外径の内側を速めにプリントして、外径の最外周をゆっくり
最後に斜めラインを高速で埋めています。
斜めラインで埋めている時にカタカタ音がするのが、気になります。
何かに当たっている感じなのですが、どこから発生しているのかわかりません。
まあ、今回の用途には問題ないレベルですが、気になります。
X軸が、左の方だけ重たいのだろうか?
いやオートレベルの問題ですね~
最外周の捨てプリントが完全に波打ってます。
ヒートベッドには、この時「窓ガラス用防犯フィルム」ってのを貼っているので
常温まで下がると、造形物を剥がすのはとても楽です。
常温まで下がると、造形物を剥がすのはとても楽です。
この百均の40cm x 30cm 厚さ188μm PET樹脂フィルムです。
取り出しを動画で!いとも簡単に簡単に取れます。
上2個:左側位置でプリントされたもの
下2個:右側位置でプリントされたもの
X軸位置の差で明らかに質の違いがでています。
PLAの耐久性・耐光性のテストには打って付けです。
高温高湿で分解するようですが、高温だけだとどうなんだろう?
半分ABSで作っておけばよかったかな?
これで3Dプリンタさんも大きな顔して鎮座できると思います\(^o^)/
***約1年後***
その後、ポキポキと折れていって
2019年9月頃には、全てプリント品に入れ替わりました。
白:Geeetech PLA
オレンジ:SUNLU PLA
赤:3D HERO ABS
もはや洗濯バサミも幾つか折れて白いのが交換したものです。
洗濯バサミは、プリント品ではありません。
安物の素材はポリプロピレンのようで、耐候性がとても悪いのです。
高級品ではポリカーボネートのもありますね。
****************
***約3年後***
2021年7月、柄(中央の赤丸部)がボキッと折れました(T_T)
青の洗濯ばさみも続々と劣化して白いのに入れ替わってます。
柄は、針金で補強してなんとか使い続けてますが、
2021年8月、赤のABSが折れました。他のPLAは、どれも健在なので、
耐候性は、ABSよりもPLAの方が高いのかな?
***約4年後***
2022年春頃だったか、ボディの方がボキッと折れたので
添え木して、もう少し頑張ってもらうことにしましたが
同年9月頃だったか、
紫外線でボディの白化が更に進み、脆くなって
もはや、洗濯物の重みに耐えれなくなったので
引退しました(T_T)
PLAの洗濯ばさみ吊り棒は、健在でした。
とにかくボディが紫外線に弱すぎますね~
型番:H-2141 というもので、本体材質:ポリプロピレン
ポリプロピレンってこんなにも紫外線に弱いんですね~
毎日、外に出して干すと、寿命2年持たない感じです。
今でもとても安価に売られてるので、
もしかしたら部屋干し専用なのかも?
4 件のコメント:
いいですね!
目に見えて役立つものは、場所ふさぎのものばかり集めるわれわれ(私だけかも)がちょっと認めてもらえるチャンスですね。
昔青年さん、こんにちは~
耐久性はわかりませんが、なかなかいいです。
やっとABSもプリントし終えたので耐久性比べしてみます。
しかし、ABSは、ヒートベッドの温度を上げないといけないので
横にいてとても暑いですね~
こんな実用的なプリントは初めて見ました(笑
いいでしょ~
後からABSのも1個プリントして耐久性テスト中です。
それにしても、このコメント、9/10 19:45発信されているのに
ここに通知が来たのが、9/13 22:38なのです。
Bloggerのコメント送受システムが変ですね~
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